ちるちる内アンケート結果大発表!!!!!
昨今BLジャンルでも話題作が生まれている「WEBTOON」。
皆さんは普段、WEBTOONを読みますか?
筆者は毎日新しい話が公開されているか、確認してからでないと眠れないタイプであり、無事にWEBTOONヘビーユーザーと化しています。
今回の記事ではちるちるサイトユーザーを対象とした、より詳しいアンケート結果をご紹介していきます! このアンケートは2023年5月に「ちるちる」内で実施したアンケートで、234人のちるちるユーザーの皆さんにご回答いただいたものです。たくさんのご回答ありがとうございました……!
皆さんのWEBTOONに対する意識はどのようなものなのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!!
Q1.年代をお答えください
まずはアンケートにお答えいただいたちるちるユーザーの年齢層から、見ていきます!
20~40代がまんべんなく分布しており、50代~も全体の14%を占めていることから、
BLファンは幅広い年齢層に分布しているということが分かります。
ところでWEBTOONというと、10~20代前半の
若者世代がスマホ一つで手軽に読んでいるイメージがありますよね。
対してBLファンのボリュームゾーンは20代~40代。このような年齢層のギャップは果たしてWEBTOONの普及率に影響があるのでしょうか……!?
Q2.BLジャンルの作品をWEBTOONで読んだことがありますか?
全体の7割超が「WEBTOONのBL作品を読んだことがある」と回答!
コミックアプリ・サービス利用者の約4割がWEBTOONを利用している、という調査結果(MMD研究所調べ)と比較すると、
BLファンは一般に比べてWEBTOONを読む傾向にあるということがわかります!
筆者もWEBTOONからBL作品を読み漁っているため、この結果には納得しました。
このようにWEBTOON普及率は全体としては7割超でしたが、年代別に見てみるとなにか変化があるのでしょうか…?
以下が年代別に分けた普及率のデータです!
こちらを見ると、
どの年代でも「WEBTOONを読んだことがある」派がほぼ7割超という結果に!
「WEBTOONは若者のもの」という世間のイメージとは裏腹に、BLファンの場合は40~50代の中年層における普及率も高いようです。
BL作品制作においても、幅広い年代層の読者の心を掴むものが求められているのかもしれません。
Q3.WEBTOONをどのくらいの頻度で読みますか?
7割超のBLファンがWEBTOONを読んでいるという「普及率」に対して、どれくらい習慣化しているのかという「浸透率」はどうでしょうか。
全体の3割が「ほぼ毎日読む」と回答!
また「WEBTOONを読む」と回答した人全体の約半分が、毎日の習慣としてWEBTOONを読んでいるということですね。
「定期更新」が特徴であるWEBTOON、毎日いろいろな作品の新話がアップされるため、気軽にアクセスして新話を探す習慣がつきやすいと感じます……!
Q4.1ヶ月であなたがWEBTOONに課金する平均金額はどれくらいですか?
BLファンの特徴の一つが「コンテンツ消費額の大きさ」。
それではWEBTOONをほぼ毎日読むと回答したBLファンたちは、WEBTOONへの課金をどのように捉えているのでしょうか。
最多が「1000~3000円」、次いで「1000円未満」と「5000円以上」がほぼ同数という結果に!
WEBTOONというと無料コンテンツが多いイメージですが、BLファンは課金のハードルがかなり低いようです。
月約3000円が平均的なWEBTOONへの課金額となっているようですが、これを「BLファンがBL関連に費やす月額」と比較してみましょう。
こちらは最多が「1000~5000円」、次いで「5000~1万円」、「1~2万円」となっています。
この数字と比べると、「月3000円をWEBTOONに課金」というのは比較的大きいように感じられますね!
筆者も未公開話(課金することで先読みすることができる)を読むため、ついつい課金していまいます…!
Q5.WEBTOONのBL作品に抵抗感がありますか?
新しいものには拒否反応がつきものですが、WEBTOONに関してはそういった時期をすでに脱したようです。
全体の半分以上がWEBTOONのBL作品に対してほぼ抵抗感を感じていません!
また、「考えたことがない」という回答に関しても、「抵抗感を感じるという発想がないほど当たり前に読んでいる」という意識の表れだと考えられるため、ポジティブに捉えられますね♪
Q6.普段どのようなテイストのBL作品を読みますか?
ここからは「どのようなWEBTOON作品がBLファンにウケているのか?」という観点から結果を解説します!
まずは一般的な商業BL作品の傾向と比較してみましょう。
この結果から、今のBLファンが商業BL作品に求めている要素は「あまあま」「せつない」「ラブコメ」「官能」の4つであり、これらのキーワードがトレンドを形成していると言えます。
具体的には、ちるちるが開催する「BLアワード」の2023年受賞作と対比してみます。
第1位~5位までの作品全てに「あまあま」と「せつない」のタグがついていました!
まさに今の商業BLの流行りは「せつない=攻めと受けのちょっとしたすれ違い」や「あまあま=圧倒的な溺愛」を含んだ作品であると言えます。
対して、WEBTOON作品にはどのような特徴があるでしょうか?
Q7.BLジャンルのWEBTOONにおいて、どのようなテイストの作品をよく読みますか?
こちらの結果を見ると、商業BLの方では圧倒的だった「あまあま」の票がかなり減っていることが分かります。
また商業BLの方では中位にいた「ダーク」が3位に上がっていたり、下位にいた「スリル」「歴史」の票が増加したりしています。
WEBTOONのBL作品を構成する要素は「せつない」「官能」「ダーク」「スリル」「歴史」の5つであり、比較的シリアスなテイストが人気のようです!
「せつない」「官能」はやはりどこの媒体でも求められているのだと納得する一方、WEBTOONでは「歴史」「スリル」がランクインしたのは驚きでした。
それではこちらでも具体的な作品と対比してみましょう。
こちらの5作品はアンケートで集計したWEBTOONの人気BL作品トップ5ですが、そのテイストはまさに先程のキーワードと一致していました!
まとめると、
商業BL作品:「あまあま」「せつない」
WEBTOON作品:「ダーク」「せつない」「官能」「スリル」「歴史」
以上のキーワードがトレンドとなっており、それぞれの文化と読者は異なると考えられます。
この文化の違い、そして読者層の違いを理解するということがコンテンツ制作サイドにとって非常に求められているのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のアンケートでは全体の7割超がWEBTOONの閲覧経験あり、さらにその半数近くが毎日の習慣として読んでいると回答しました!
無料コンテンツの多いイメージのWEBTOONですが、BLファンは意外にも月約3000円ほど課金しており、形式に対する抵抗感もほぼ消えていることが分かりました。
そして興味深い発見が、一般的な商業BL作品とWEBTOON作品とでは作品のテイストやトレンドが全く異なっているということでした!
WEBTOONは多くのBLファンに広がっていること、作品のテイストやトレンドが大きく異なっていることなどなど、新しい発見があったものと思います! BLファンにも広く受け入れられているWEBTOON、今後もさらに期待が高まるばかりです!! 日々タイトルが増え続けるので追うのが大変……なんて贅沢な悩みも。
みなさまのオススメ作品がありましたらぜひコメントで教えてください!
皆さんも健やかなWEBTOON生活を♪