BL情報サイト ちるちる

BLニュース

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

【BANANA FISH】アッシュ・リンクス4つの魅力徹底解説【10年経っても忘れられない推し】

2022/12/27 17:20

カリスマ、美しさ、内面… どれも推さざるを得ないッ!



TVアニメ「BANANA FISH」って、実はもう4年前の作品って知ってましたか? さらに原作に至ってはもう28年前に完結済み。
ですが、筆者はいまだにアッシュのことが忘れられずにいます。

Twitterなどでも、筆者同様に「アッシュの面影を探してる」「アッシュ永遠にかっこいい」と、さながらジャンル最盛期のようにファンが大量発生しているのです!

他の作品にハマっても、なぜかふとした瞬間にアッシュのことを思い出してしまうんですんですよね。そしてその度、涙涙……。
私の情緒が不安定なのではなく、同じようなファンの方も多いのでは!?

今回は、そんな人々の心を虜にして離さないアッシュの魅力について、4つの推しポイントを徹底解説!
アニメを中心に、ネタバレありでご紹介します!

本当は100は軽く超える推しポイントがあるのですが、泣く泣く厳選させていただきました……。

今回はアッシュを語る上で欠かせない超特大な魅力を語らせていただきます!!

◆目次◆
1、圧倒的カリスマに魅了される
  
・頭脳明晰・身体能力抜群!
  ・なんでこんなにすごいの?
2、美しすぎるゆえの過去、それを利用するたくましさ
  
・アッシュの受難
  ・「キャンディーバー」事件
3、英二と一緒にいるときの少年感のギャップが尊い
  
・伝説の第18話日常パート
4、死してなお伝説→死んだからこそ伝説?
  
・最期のシーンの考察が愛を深める
  ・永遠にとまらない生存if妄想


 

1、圧倒的カリスマに魅了される



まずアッシュの魅力として第一に挙げたいのが、その類まれなる「カリスマ性」!
仲間たちだけでなく敵までも魅了してしまうし、さらには読者まで虜にしてしまうトンデモない魅力の持ち主なんです!

◆頭脳明晰・身体能力抜群!

 

個人的に「アッシュすごすぎ!」と感じたのは、国立精神衛生センターに車で拉致されたシーン。
アッシュは目隠しされた状態で運ばれるのですが、車のまがった方向などを感じ取り、到着地がニュージャージーだと把握するんです。

……エッ、スゴすぎない!?!?
冷静沈着にもほどがありますし、土地勘・記憶力も凄まじい~~~!
自分がもし同じ状況なら、泣くことしかできないでしょう。

なんでもそつなくこなすどころか、トップレベルの才能を発揮するアッシュ。厨二心がくすぐられます。

また、アニメ18話で部屋の外からアッシュと英二ともども射撃されるシーンでは、アッシュのとっさの判断で英二を押し倒して庇いつつ、頭をぶつけないように覆うシーンが描かれました。

こんな突然の状況でも英二をしっかり守るアッシュ、英二への愛情が脊髄反射の域に達してますね……。(ゴクリ)


◆なんでこんなにすごいの?

 

左:アッシュの師匠・ブランカ  アッシュ


そもそもアッシュの身体能力は天性のものではありますが、アッシュに執着する悪の親玉・ディノ・ゴルツィネによって教え込まれた軍事訓練が活きているのもたしか。
アッシュの魅力であると同時に、アッシュを苦しめる要因でもあるのが、なんとも辛いですね……。
でもそんな陰のあるところにも惹かれてしまう自分がいます、すみません……。

 

2、美しすぎるゆえの過去、それを利用するたくましさ



アッシュの人生はとにかく苦難まみれ。
あまりの不条理に「私の推しをいじめるのはやめて!!」と毎話毎話叫んでしまうほどです。

◆アッシュの受難

 

アッシュのこれまでの人生が、どれだけ悲惨かというと……

・所属していた野球チームの監督にレイプされる
・マフィアのボスに目を付けられる
・ポルノムービーに出演させられる
・常に命を狙われる
・友人を何人も亡くす etc…


……鬱になるわ!!

改めて羅列すると、私の推し、悲惨過ぎない?? と愕然としました。
まだ10代なのに陰のある色気がムンムンなのも、悲しいかなこんな人生歩んでるからこそ。とは思いつつも、平穏に育った世界線のアッシュに思いを馳せざるを得ません……。


◆「キャンディーバー」事件

 

過去を想うと涙が止まりませんが、かわいそうなだけでは終わらないのがアッシュですよ!
自分の魅力を理解し、それを逆手にとって利用する姿がたくましいんです!

アニメ第15話では、国立精神衛生センターの監視員を色っぽく悩殺し、まんまと引っ掛かった監視員を利用して脱出します!
甘くておいしいキャンディーバー♪ と歌いながら、脚を大きく開いてカメラ越しに悩殺ダンス! ハードボイルドなアニメなのに、「キャンディーバー」に大きく尺を取ってくれてありがとうございます!!
個人的には、「舐めてしゃぶって」の声が大変えっちだったと思います。(真顔)

でも、そのあと登場するホルマリン漬けのショーターには度肝抜かれました。テンションの上がり下がりが激しすぎますね第15話……!!

 

3、英二と一緒にいるときの少年感のギャップが尊い

 

アッシュ、英二と平和に暮らしてくれ!!
↑こちら、全アッシュファンの願いなのでは!?

たま~に挟まれる英二との穏やかな日常パ―トが、心に焼き付いて離れないんです!!
特に全アッシュファン、いえ「BANANA FISH」ファンが大好きなシーンが、第18話の日常パート。こちらの場面も伝説と言っても過言ではないかもですね。

第18話の当シーンのあらましを、改めておさらいすると、
昼過ぎに英二がアッシュを起して、一緒にご飯を食べるというシーンです。

え、普通の日常シーンじゃない? と思ったそこのあなた!
普通の日常シーンの供給が少ないのが「BANANA FISH」なんですよ……。


◆伝説の第18話日常パート

 

日常パート随所に「尊い」がつまりすぎているため、各パートに分けて尊さを解説させていただきます。

1、起床
まず前提として、アッシュは寝起きがめちゃくちゃに悪く、仲間たちにもかなり恐れられています。
しかし、英二が起こすとまったくキレない! ここ、テストに出ます。(大嘘)
アッシュと英二の間にだけある絆がまざまざと表れているシーンですよね……。

2、しっかり起きるまで
キレないとはいえ、目覚めたすぐはぼーっとしてしまうアッシュ。
そんなアッシュをシャワールームに叩き込む英二。いやいや熟年パートナーのそれですよね!?
その後もバスタブの中で眠り続けたり、ご飯を食べられずテーブルに顔を突っ伏してしまったり。英二のそばで安心しきっていることがうかがえます。
そんなアッシュに手を焼く英二の世話焼きっぷりにもニヤニヤがとまりません!

3、食事シーン
シャワーから出てくると、さすがに目が覚めたアッシュ。さっきまでは子どもみたいに眠そうだったのに、英二をからかうような会話をし始めます。
朝8時半に起きた英二を「おじいちゃんのようだ」とからかったり、わざとらしく「オニーチャン」と煽りつつ英語力の低さをあおったり……。あ゛~~~尊い!!!!

いつものアッシュは張り詰めたような緊張感を身にまとっていて、10代とは思えないようなほど大人びています。しかし、そんなアッシュも英二には甘えるんですよね! わがまま言ったりするのも年相応でかわいすぎるっ!!


さて、……じつは、この日常シーンは2分程度のほんの短いシーンなんです。
2分でこんなに尊いことある?
物語の本筋がかなり殺伐としているので、2分でも至高の供給となるんです! ムチだらけの後のアメが最高に最高。本編も大好きですが!
アッシュ、英二と平和に暮らしてくれ!!(2回目)

 

4、死してなお伝説→死んだからこそ伝説?



さて、そんな魅力いっぱいのアッシュですが、最終話では悲しいことに亡くなってしまいます。思い出すだけで涙がこみ上げてきますね……。

BANANA FISHをめぐる事件は一件落着。アッシュは自由の身になって、英二のもとへ駆け出した矢先のことだったので、多くのファンが「なんでだよーーーッッ!!」と机ドンしたことでしょう。私もその一人です。

しかし、アッシュの死こそ、大勢のファンがアッシュを推し続ける理由の大きな要因の1つなのでは? と感じることがあります。

 

◆最期のシーンの考察が愛を深める

 

アッシュは刺された後、図書館へ向かいます。
そして、英二の手紙に綴られた「きみは一人じゃない 僕がそばにいる ぼくの魂はいつもきみのそばにある」という言葉に涙を流しながら、静かに息を引き取るのです……。

これまで孤独に闘ってきたアッシュの前に現れた、英二という大きな存在。
アッシュに見返りを求めたり、害をなそうとする人ばかりの中で、英二はアッシュのことをまっすぐに受け止め、ともに支えてくれる唯一無二の存在だったんですよね。

そんな英二の「そばにいる」という言葉を抱きながら、心安らかに旅立ったアッシュは幸せだったのかもしれません。
と思いつつも、悲しい……! ファンとしては……!

アッシュのこのラストシーンを見たファンは、アッシュの人生、英二との日々を振り返ります。そして、アッシュの心情まで、深く深く考察してしまうのです。この思考に答えはないのですが、考えれば考えるほどアッシュ、ひいては『BANANA FISH』への愛が深まっていくんですよね……。

 

◆永遠にとまらない生存if妄想

 

どのファンも一度は「アッシュも英二も幸せに暮らしましたとさ」というif妄想をしたことがあるのではないでしょうか?
かくいう私も、10年前から妄想しっぱなしです。最近は英二とアッシュ一緒に暮らして、お互いにどんなお墓を買うか相談するところまできました。

『BANANA FISH』の物語の終わりを改変してほしいとはまったく思いません。この物語の終わりとして、素晴らしいフィニッシュだと思います。

しかしそれとこれとは別!!
妄想の内容は人それぞれかと思いますが、争いのない世界で平和に暮らすアッシュを見たい! という欲求が、多くのファンを突き動かしています。
幸せ直前で亡くなったからなのか、妄想はどんどん広がっていくばかり。
そしてアッシュは永遠にファンの心に住み続けるのです。なんて罪な男……。

 

まとめ


さて、いかがでしたか?
アッシュの魅力を大きく4点に分けて解説して参りました。
すでに「BANANA FISH」を観た、読んだ方にも共感していただけましたら幸いです!

ちなみに筆者は本記事を書きながら、思い出し涙で液晶が見えない瞬間が多々ありました。
はあ……、もう一周しよ……。


担当記者:月町ぴょん  
not地雷な核シェルター系オタク。どんな破天荒ジャンルでも軽率に沼にハマるぞ!!

 

関連作家・声優

関連外部サイト

コメント10

投稿順 | 最新順

匿名2番さん(3/3)

匿名4番さん

今BANANA FISHのような耽美june時代の流れを汲んだBL描くとしたら青年雑誌系になるんですかね…商業BLでも無理ですよね…。商業BLはAVみたいな話じゃないと許可が降りないって作家が文句言ってるぐらいだし。。
囀ずる鳥のようなめちゃくちゃ売れた路線の話ですら、ほとんど見かけないので。古臭い偏見で凝り固まった女性誌の編集者は名作読んででなおした方がいいのではと思う…怒

BANANA FISH …永遠に泣けます!深いです。
厳密にはBLじゃないんだろうけど、お互いがお互いを想い合う姿は、本当に魂BL。
未読の方は、是非是非!
ラストシーン、全ての魂持ってかれます。思い出しても泣けます。しかし、あの終わり方だからこそBANANAFISHが更に高みに上がっていったんじゃないかなぁと思ってます。

匿名3番さん(2/2)

久しぶりにこんなコメント数が多い新着記事を読んだ。
改めてBANANAFISHの人気?(作品愛)を確認しました

匿名6番さん(1/1)

>『BANANA FISH』の物語の終わりを改変してほしいとはまったく思いません。この物語の終わりとして、素晴らしいフィニッシュだと思います。

これに尽きますよね。記事読みながら思い出して泣きそうになりましたが、この苦しみも含めて『BANANA FISH』の魅力だと思います。私は4年前にアニメで初めて知り、結末がしんどすぎて初めてpixivで創作するようになったくらいです。人生変わったといっても過言ではない、そんな作品です。

匿名5番さん(1/1)

昔の人気コミックベスト10とかでいつも1位だった。当日子供だったので何でか分からなかったけど、大人になり読んでみたら、なんともハードで切ない話。結末に机ドンしましたよ(T-T)悲しすぎる。アニメ化された時も変なアニメになったら嫌だなぁと思ってたら、とても素晴らしい作品になってて良かった!でも究極にロスト状態に陥った。ドラマ、映画、書籍泣ける話、感動する話は数多くあるけど、BANANA FISHほどの脳裏に焼き付く話は無いです!!

匿名4番さん(1/1)

昭和の頃は、男性や少年が主人公の少女マンガは普通にあったんですけど。
男性や少年主人公の話を女性作家が書けなくなった(作家のキャリアや実力にもよるが、編集の許可が下りにくい)という話も聞いたことがあります。

匿名2番さん(2/3)

BANANA FISH検索かけたら全19巻なんだ…19巻も続いていた時代があったんだ…。。
ガッツリ心に爪痕残していく作品に全然出会えないからさみしいわ。

匿名3番さん(1/2)

BFを見てからは好きなBL作品もビジュやストーリーがBF寄りになりました(deadlockとか、)
ホントこの作品を読むか読まないかで人生が変わると言っても過言では無いです、、

匿名2番さん(1/3)

作者さんがjuneでBLイラスト描いてるの知ってニヤニヤしちゃった。イラストもBANANA FISH感あってかっこよかった。この方耽美juneの流れを汲んだ作家さんなんだね。
BANANA FISHみたいな重めの話、売れてるし、好きな人多いのに、全然つくろうしないのはなんでなんだろうね。編集者が保守的すぎるのか、人材不足で腐女子のニーズに対応できないのか…今のBL…年々巻数が短くなって話題にもならなくなってるような…

匿名1番さん(1/1)

最高の記事をありがとうございます……

アクセスランキング

最新BLニュース

オススメニュース

最新のコメント

PAGE TOP