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2022/12/10 18:00
ライブ、ハイタッチ会、ファンミーティング。
オタクをしていると、推しに会える場にどうしても参加できない場面がやってきますよね。学生の皆さまは優先すべき学業がありますし、社会人の皆さまも優先すべき仕事があるでしょう。そもそもライブに参加するにあたりチケット代、グッズ代、遠征代など、その費用の合計は決して安いものではなく、こうした金銭的問題も「行けない」理由になり得ますよね。
このように取捨選択を行いながらライブへの参加を判断することは、オタクに求められる重要決断と言えます。
しかし……。
チケットの当落日、グッズ解禁日、ライブ当日……。重要な情報が解禁される日に各種SNSで上がる友人・フォロワーたちの喜びの声。自分がいけないライブに参加する仲間に対し「おめでとう」「楽しんでね」と声をかけつつも、その感情の中にはある種の嫉妬や悲しみが含まれていることは間違いありません。
「私だって本当は行きたかったのに……。」
最近とある推しのライブ参戦を諦めた筆者。
失意の中、「何とかこの悲しい気持ちを発散させる方法はないか」思考を巡らせていたところ、ある結論にたどり着いたのです。
ライブにいけないオタクの心情変化、『物質の三態』と似てるのでは?
なんとも言えないもやもやとした気持ちを抱えている、ライブに行かないことを選択したオタクの皆さまへ。今回の記事では『物質の三態』からみるオタクの心情変化について詳説していきます。
オタクの心情変化を分析しつつ、後半ではその向き合い方のティップスをご紹介していきますので、ぜひご参考まで。
※筆者の見解は超曖昧な高校化学知識に基づいております。ぜひ温かい目で読んでいただけますと幸いです。
今回、物質の三態になぞらえてオタクの三態を解説していくのですが、まず初めに物質の三態について説明していきます。
そもそも物質の三態とは何なのでしょうか……?
物質は、温度や圧力の変化によって固体、液体、気体の3つ状態に変化します。身近な例でいうと、温度差によって生じる窓の結露や、やかんから放出される水蒸気などが挙げられるでしょう。これを『物質の三態』といいます。
その状態の変化は様々ですが、今回は固体から液体、そして気体へと形を変える<融解・蒸発>に絞りその原理を見ていきます。
融解(ゆうかい)とは、固体が液体に変化することをいい、また、そうさせるために加熱することを言います。固体が液体に変化する温度を融点、液体に変化した物質の状態を液相といいます。
蒸発または気化とは、液体がその表面のみから気体に変化することをいいます。お風呂の湯気ややかんから出る水蒸気など、蒸発はかなり身近な現象と言えますね。
次に、水がその状態を変化させる温度と加熱時間の関係性について詳しく見ていきましょう。
水の状態変化では、0°Cより低い氷を温めると温度が上昇し、0°Cの温度を保ちながら固体の氷が液体の水に融解します。さらに加熱を続けると、すべて液体になり再び温度が上昇し、100°Cで沸騰します。こうして純物質である水は固体から液体へその状態を変化させていくのです。
以上、物質の三態について見てまいりました。
ここまで読んでくださった皆さまは「もう化学の話はええて」とうんざりされていることでしょう。
この章では前章での原理になぞらえたオタクの心情変化について説明していきます。
ライブに行かないことを決意したオタクの心情は、下記三つの様態に分類できます。
固体=推しのライブに行かないという固い決意をするオタク
→「行きたいのに行けない」というシチュエーションの発生。ライブに対する義務感を感じながらも「行かない」という状況判断を下した際、オタクはそのライブに対し、気持ちの切り替えの意味を含む固い決意を持つ。
液体=行きたい思いが溢れだすオタク
→SNSから「いけないライブに関する情報」を大量摂取。ライブのコンセプトや曲リスト、グッズ情報までその種類は多岐にわたるが、当日の様子を彷彿させる様々な情報の過剰摂取により「行かない」という決意が大きく揺らぐ。ライブへの参加を切望するあまり固い決意が徐々に溶け出し、決意と後悔が入り混じる複雑な心理状態へ変化する。
気体=吹っ切れたオタク
→さまざまな情報を乗り越え、ある種悟りを開いたような状態。中には「え?ライブなんてあったっけ?」と気持ちの完全なる昇華に成功しているオタクも存在。
このように(所説はありますが)オタクの心理変化は三つの様態に変化を遂げていくのです。
次に、オタクがその状態を変化させる情報摂取量と時間経過の関係性について詳しく見ていきましょう。
横軸を時間経過、縦軸を情報摂取量とした時、オタクの心理状態変化は上記のような変遷をたどります。
当初、ライブに行かないということに対し固い決意をもっていたオタク(固体)は、それぞれの情報解禁に合わせその心理状態を変化させていきます。
そんな液体と化していくオタクの心情変化は、ライブ情報解禁とどう関係しているのでしょうか。
オタクに降りかかる各イベントについて紹介していきましょう。
グッズ情報解禁
行けないライブに限って、グッズの種類が豊富でそのクオリティが高く感じるのはきっと全オタク共通の法則。解禁されたグッズ情報を前に「グッズだけ買いに行くか……いやそれはそれで虚しい……」と一人紋々と思考を巡らせる流れはあるあると言えるでしょう。この時オタクの固い決意はすでに大きく揺らいでいると一般的に言われています。
チケット当落
次に訪れる大きなイベント。そうです、チケット当落発表です。
その倍率は界隈によって様々ですが、チケットの当落というのはいわば運に恵まれし者と見放されし者が決まる運命の日であることに異論はないでしょう。
何より、席運。アリーナに当たりし者の歓喜ツイートを目にしたライブにいけないオタクたちは、そのライブに対する熱意が一気に高まるのを感じるはずです。
「あの会場のキャパだと、この席からでも十分に推しを拝めるな……。」
中には他人の席と会場のキャパや様子を照らし合わせ、当日のシミュレーションを行うオタクも。自身は行けないというのに……。
ライブ当日
「みんな、今日は全力で楽しもうね!」
推しのライブツイート、物販列の様子、会場外の装飾など、現場の雰囲気を感じさせる各種ツイートに、ライブに行けないオタクたちは決まって発狂することでしょう。(筆者談)
ライブの時間が迫るにつれて自身の作業に手が付かなくなり、開演時間には完全に魂を会場へ飛ばしているため、まともな会話ができなくなるというのもあるあるの一つ。屍となったライブに行けないオタクたちは、周りの人間に支えながら辛うじて作業に向き合うことが可能です。
ファンサ情報
こうしてふわふわとした気持ちのまま家路につくオタクは、つい普段の癖で開いてしまうSNSで、様々なファンサ情報を目にすることになります。
「推しからファンサもらいました泣泣 わたしの目をみてわたしだけに向かって指ハートしてくれた泣泣 前回のライブでもファンサもらったし絶対覚えてもらってる、推し大好き泣泣」
……こんなツイートを目にした瞬間、行けなかったオタクのライフはすなわちゼロとなります。TLに飛び交うファンサマウントに耐え切れず、ライブに対する気持ちのキャパがオーバーしたオタクは、やがて気体へと変化する準備を始めていきます。
このように様々な情報と向き合ったオタクは、最終的にその状態を気体へと変化させていきます。人間の適応能力の高さを利用し、無事心の蒸発を果たしたオタクは、こうして何事もなかったかのようにオタ活を続けていくのです。
以上分析を踏まえた上で、改めてオタクの状態変化グラフをみていきましょう。
上記のような数々のエピソードとともに振り返ることで、オタクが固体から液体、そして気体へと変化する三態の様子がある程度の妥当性を持っていることがわかりました。
※ちなみにこれは筆者の体験ベースのグラフであるので、その結果は個人によって多少誤差があるということをご了承ください。
いかがでしたでしょうか。
このようにオタクは、行けないライブについて真摯に向き合わなくてはならないシチュエーションが訪れます。最後の章では、その厳しい現実に向き合うための方法について簡単に皆様にご紹介していきます。上記オタクの心理状態における最終形態・気体へ自身の気持ちを持っていくため、以下二つの方法について見ていきましょう。
一番効果的かつすぐにできる解決方法として、ライブに関する情報を一切摂取しないという大胆な方法があげられます。
ライブに行けないことが判明したその瞬間から、一切の情報を遮断するのです。いわゆる「推しデトックス」というものですが、これを行うことで他人に左右されない自分なりの推し活を実現することが可能です。
しかし、情報社会を生きる皆様にとって、この一切情報を摂取しないというのはかなり難易度が高い手段であると言えます。推しからの通知があれば気になるし、今後のイベント情報の告知も絶対に逃したくないことでしょう。
そこで、二番目の方法についても紹介します。
沢山の界隈で推しを持つオタクの皆さまにぜひおすすめなのが、他沼へ避難するといった方法です。
エネルギーを他の推しに転換させ、そこでの活動をメインとすることで、多少の情報を摂取しながらも快適なオタクライフを過ごすことが可能となるでしょう。
また推し活だけでなく、仕事や学業といった推し活とは別のものにエネルギーを発散するのもひとつの手段。ライブ当日に敢えて大変な仕事を引き受けることで、推しについて考える脳内キャパを与えないというのも、自身の気持ちを整理する上で効果的であると言えるでしょう。
ここまで紹介してきた方法はすべて、「ライブに行けないという事実に向き合いすぎない」という考えが共通してあります。推しに対する熱量を落とさないようにも、自分なりに自衛する方法を見つけ出すことがオタ活をしていく上で大事なのかもしれませんね。
担当記者:令子 |
コメント3
みまひなれいらさん
おー!うまいねー!座布団一枚!
匿名1番さん(1/1)
こういう状況あるよね!沼が大きくなるほど、我慢も強いられる
匿名2番さん(1/1)
ぶっちゃけみんながこれぐらいはまってるのはほとんど一般向けか海外BL、BLドラマで日本の商業BLにはまってる人滅多に見かけないよね…腐女子の間でも話題にならないから何が売れてるのかもわからんし…
編集部がエロ同人の延長みたいな感覚なんだろうなぁ。ちゃんと作ってくれたらいいのに