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……同人誌の部数ってどう決めればいいの?

2022/04/11 16:00

多すぎ…?少なすぎ…?正確な部数決めをするためには?



日夜推しカプや作品への愛情をしたためている皆さま~!!
突然ですが、同人活動をしているうえで思い悩んだ経験や「失敗したなぁ~」と頭を抱えたことはありませんか?

一次創作、二次創作を問わず自分の力で1冊の本を作り上げるまでには様々な過程がありますよね。ストーリー構成を練ったり、印刷所を選定したり、納期スケジュールを管理したりと、とにかくやることがたくさんあるのです。そうした過程のなかでも筆者が特に苦労する問題……それこそが「部数問題」でございます……。部数を正確に導き出すことは難しく、同人活動をする人たちの悩みの種ですよね。

そこで今回は、筆者が独自で調査した「世の同人活動をしている方々がどのようにして同人誌の部数を決めているのか」という議題を取り上げていきたいと思います!!!(燃)
初めての同人活動で何部すればいいのかわからない……移動先のジャンルでの部数がまるで読めない……そうしたお悩みを抱える皆さま必見!! ぜひ今後の同人活動にお役立てください~♥

反面教師にせよ!実際にあった部数決め失敗談



同人誌の部数は多すぎても少なすぎても悩みの種。正確な部数決めは実に難しいものです。多すぎると在庫管理や費用に困ってしまいますし、少なすぎるとせっかく「あなたの本が欲しい!!」と言ってくれた人に最高の1冊を届けることができないのです……。

そこでまず初めに部数決めがいかに重要で困難な作業であるかを理解していただくために、「本当にあった残念な話」として、筆者の部数決め失敗談を披露したいと思います……(涙)。筆者も同人女の端くれなのですが、部数決めで失敗した経験があるのです。

筆者の場合は「部数少なすぎる問題で大失敗をしました。とあるイベントで、筆者は開場とともに売り子を残して、買い物という名の戦場に出かけたのです。そして戦利品を片手にホクホクした様子で自分のスペースに帰還したら……頒布本はもう完売……。そうです、筆者は自分の本を会場にいながら1冊も自分の手で頒布することがなかったのです…………。

「一体何が悪かったのだろう……事前にとった部数アンケートよりも多めに刷ってきたのに……」と後悔と疑問が押し寄せてきました。
それではこの失敗の敗因は一体何なのか、その答えは簡単です。
筆者のジャンル規模のリサーチ不足とアンケート方法の致命的ミスが原因でした!!!(悔)

皆さまにとっての反面教師になるべく、詳細を赤裸々に記載しておきますね!!
・旬ジャンル(王道CP)
・このジャンルでは初参加
・持ち込み部数は約80冊
・小説本
・開場30分で完売
・部数決めで参考にしたもの=pixivのアンケート機能

ジャンル移動してきてはじめてのイベントだったので、旬ジャンルの活気と人口の多さを舐めていたのです。そしてアンケートとして、筆者はpixivの機能を使用していました。そこにも大きな落とし穴が……。pixivのアンケートはブラウザ版にしか反映されないため、アプリ派の方々は参加することができないみたいなんです(泣)。

筆者はこの残念すぎる失敗を胸に思いました。これは後世に語り継ぎ、筆者と同じ失敗を犯す人々の教訓にしてもらおうと……。正確な部数を設定することは至難の業ではありますが、できることなら正確な部数を用意したいですよね?? では、世の同人戦士たちは一体どのようなものを基準に部数を決定しているのでしょうか……?

フォロワー数?ブクマ数? 何を基準にするべき…?



ということで、皆さまは同人誌の部数を決める際に何を参考にしていますか……? 本項目では筆者が独自に調査した、部数を確定するうえで世の同人女たちが参考にしているであろう要素についてご紹介していきます!

①販売期間


販売期間というものは実は同人誌制作の過程で1番初めに考えることだとされています。頒布する作品を短期間で売り切りたいのか、それとも複数回のイベントや通販を通して長期間で販売したいのか。販売期間によって必要となる部数は大きく異なりますので、まずは自分がどれほどの期間での頒布を目指すのかを考えることが重要です!!!

②ジャンル・CPの大きさや傾向


これも実に大切な要素です!! 一次創作なのか、それとも二次創作なのか。二次創作の場合は旬ジャンル、斜陽ジャンル、過疎ジャンル……などジャンルやCPの規模によって本の需要は変化します。旬ジャンルで活動する場合にはファンの数自体が多いことが予測されるため、自ずと需要の幅も広がりますよね。
またジャンルによって人気のある媒体が違うこともあるので、そのジャンルで支持される媒体はマンガなのか、小説なのか、イラスト本なのかといった媒体の傾向も抑えることが必要だとされています。

ジャンル移動してきた方は前ジャンルと同じ感覚で部数を決めると、爆死する可能性も十分あるので、お気を付けください……(ガクガク)

③SNSアカウントのフォロワー数/投稿サイトのブクマ数


フォロワーやブクマ数というものは、はっきりと数字が出るため参考になると感じる方も多いかと思います。しかし熟練の作者さんのなかでは「ある種の罠」だとか!? 作品を閲覧する機会を与えてくれるSNSやpixivなどの投稿サイトを利用している人は確かに多数派ですよね。

けれどもそこは言うなれば、無料で作品を閲覧できる場です。普段自分の作品にブクマや閲覧歴がたくさんついていたとしても、それが同人誌として頒布された場合にお金を払って購入したいと思ってくれる人の数とは限らないと言われています。

ブクマや閲覧歴はジャンルの規模を知るうえでは確かに参考になりますが、そうした数値を部数に直接結びつけることは危険なので、要注意です!!
また頒布作品のサンプルに対するブクマ数・いいね数はどうなの……? というお声もあるとか思います。これは筆者独自の考え方ですが、サンプルの評価は比較的に信頼しています。けれども、イベント日の前夜にブクマ数・いいね数が一気に増えることもあるので、部数決めに間に合わないことも多々ありますね……。


④アンケート結果


近年はアンケート機能を駆使して部数を決めるという方法もメジャーになってきました。pixivやTwitterにも投稿者が質問内容を自由に決めることができるアンケート機能が存在します。アンケートを取ることによって大まかではありますが、頒布部数の規模を想定することができるため、個人的にはイチオシの決め方だと筆者は考えております!! しかしながら、アンケートを見落とす人や頒布会場で一目惚れして購入される方ももちろんいるので、あくまで参考程度使用することをおすすめします♥


部数決めに利用できるアンケート機能!!



それでは最後に筆者が独断と偏見で選んだ「おすすめアンケート機能」についてちょこっとだけ解説していきます。これから同人活動をスタートする方、部数決めでアンケート機能を使ってみたいと思っている方は、これを機にアンケートの導入を検討してみては……?


①Twitterアンケート


【おすすめ度】★★★
(利点)
・難しい設定もなく、ボタン1つで作成できる。
・投票期間を自分で設定できる。

(欠点)
・誰でも簡単に投票できるため、正確性にかける。
・投票数が回答者に見えてしまう。
・該当ツイートが流れてしまい、見逃す可能性あり。
→サンプルのツイートに追記する形で投稿するのがおすすめ♥


②pixivアンケート


【おすすめ度】★★
(利点)
・難しい設定もなく、ボタン1つで作成できる。
・サンプルや普段の投稿作品の下に設置できるため、読者の目に留まりやすい。
(欠点)
・ブラウザ版にしか表示されないゆえに、アプリ派の読者は回答することができない。
→アンケートの存在をその他のSNSなどで宣伝するのがおすすめ♥


③Googleアンケート


【おすすめ度】★★★★★
(利点)
・リンクを開く必要があるため、作品に興味がある人からの回答が多い。
・アンケート結果は自分にしかわからない。
・設定次第では1人1回の投票制限を設けることができる。
(欠点)
・設定次第では1人で複数回答が可能。
・アンケート設置者はGoogleアカウントの保有が必須。
→pixivなどに公開しているサンプルにアンケートのURLを貼るのがおすすめ♥


*******

さて、いかがでしたか……? ジャンル移動経験者や未来の同人戦士にとって、少しでも参考になれば本望です!!!

また、こちらはあくまで筆者の独断と偏見で行った調査の結果なので、もし「私はこうやって部数を決めているよ!!」や「このアンケート機能がオススメ!」といった有益な情報提供、同人戦士たちにむけての成功談や失敗談などがありましたら、是非ともコメントお願いします♥

担当記者:飲むようぐると
周囲から「生まれてくる時代間違えてない?」と度々言われる古の腐女子。今日も元気に地雷畑を突き進みます!!

 

 

コメント1

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匿名1番さん(1/1)

同人誌を出される方も部数の予測は難しいものなのですね。
同人誌販売当日ですが○○部数持込しています等(あとは後日通販とか)Twitter等SNSで告知するのはどうなんでしょうか?・・・部数の告知って中々いないですよね。

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