BLニュース

転校生とのめくるめくランデブー♥ 学生ものや同級生BL御用達、原点にして頂点の出会いです。そしてその転校生の正体は、かなりの高確率で何年振りかに再会した「初恋の相手」。こりゃあ再会BLや執着BL好きには欠かせませんなあ！ 酒が進むぜ！(誰しも心に飼っているモブおじ)

さらにオプションとして、片方が相手のことを覚えていない、かっこよく成長した攻めに受けが気付かないというパターンも存在。皆だ～い好き切ない「すれ違い」の始まりじゃい！！！！！！


作：山田ノノノ『跪いて愛を問う』
Dom／Subブームを築いたこちらの作品でも、攻めの悠生が転校してきたことをきっかけに2人の関係がスタート！ しかも、受けの正己が覚えていないだけで、実は子供の頃に2人は出会っていたという設定もあります！ 胸アツ。

出会いパターン②　寂しい一人暮らし、隣にいるのは…♥ パターン

うるさい喘ぎ声や宅飲み、顔を合わせれば謎の嫌味……第一印象最悪クソ男も、BLマジックにかかればあら不思議！ いつの間にか運命の相手です。
このパターンでのあるあるといえば、やはり2人の正反対っぷり！ 男女問わずとっかえひっかえの遊び人や陽キャ、そしてその迷惑をこうむる不憫コミュ障。対比が天才すぎる。

作：北野仁『最低な男の腕の中』
過去のトラウマから恋に憶病になってしまった受けが、アパートのどうしようもない隣人と恋に落ちるというストーリー。最初はカラダの関係から始まりますが、だんだんとお互いに惹かれ合っていく様子がシンプルに愛おしすぎてLOVE……♥

出会いパターン③　道で拾ったイケメン←トラップ

これはまさにBL十八番です。親の顔より見ました。親、ごめんな。
会社からの帰り道、倒れている人を拾う→明るい部屋で初めて顔を確認→好みすぎて下半身ハロー or 助けてくれたお礼にお口で♥♥♥ →えっちという、約束された勝利パターン！

下心は無かったのに拾った相手にグイグイ迫られる、美味し～いパターンもよく見られますね！ いつの間にか家にいるのが日常に……押せ押せっぷりに完敗！ 乾杯！


作：アマミヤ『恋だ愛だはさておいて』
「こいつとは今日限りー－のハズだった」
↑この一文がすべてを物語っている……天才……。会社帰りの攻め・太一が、ベンチで寝ていた受けの藤を拾うところからお話がスタート。ビッチなバーテンにカラダで絆されちゃうノンケリーマン、グズグズっぷりは必見です♥

出会いパターン④　空き教室から聞こえる声←クソデカトラップ

空き教室はオメガバ作品やクズ攻め、ビッチ受けたちの聖地(サンクチュアリ)！
変な声が響く教室を覗くとそこにいたのは……？ という鉄板シチュですね。初対面でドスケベえっち＋肉体美見せつけのダブルコンボかます男、上級者すぎんか？？？(だいしゅき)

突然の自語り失礼しますが、筆者は出会い頭に相手のフェロモンに当てられ、なし崩し的にどえっち協定締結……♥ というパターンが大好きです。主食です。


作：東条さかな『蜜に牙』
αの一覇が、教室で他のαとヤっているΩの灘姫を目撃するところから物語が始まります。一覇はまだバース性が出ていないにも関わらず、一目見ただけで灘姫から「俺の番」宣言を受けちゃって……♥

出会いパターン⑤　出会い系や発展場でワリキリのはずが……♥

ただれまくった性生活を送る快楽至上主義者のガチ恋愛模様、どうしてこんなに読みたくなっちゃうんでしょうね……恋愛に振り回される姿が滑稽すぎて尊いからかな……(最低)。

一回だけ→気持ちいいからズルズル→居心地が良くてズルズル→これが……恋……？
鉄板ですね。下半身はオトナな男たちの小学生のような恋愛模様、クセにしかならない。



作：中川カネ子『ワリキリ』
タイトルからも一目瞭然。誘い受けの美人リーマン柊がとにかくエロく、執着年下攻めの行哉もかわいい！ えっちすればするほど、愛が育っていく2人に注目な一作です！

出会いパターン①　転校先で運命の出会い♥ ひとめぼれパターン

少女漫画にも転校生と恋をするパターンは存在します！
BL同様「好きだったアイツに再会！」というストーリーもありますが、少女漫画では「かっこいい転校生にキュン！」というパターンが多いような印象。
一目会った瞬間から始まる恋、運命感じちゃいますね！ トゥンク！///

作：高野苺『orange』
涙必至の感動作として名高いこちらも、ヒロインと転校生・翔との恋を描いています。キラキラ眩しい高校時代と、後悔を抱えながら前を向く現在。行き来しながら進む物語にバスタオル必須です……。

BLは段違いにスリルが増していますが、背徳的な恋に惹かれるという点ではどちらも同じ……？

席替えしたら、とんでもない奴の隣になって……!? というパターンは少女漫画ではお馴染み。前からプリントまわすときに頭軽く叩かれる描写LOVEなので、前後の席でも可です！
少女漫画でのお隣さんは問題児、ゴリゴリヤンキーくん率が高め。しかし実際関わってみるとめっちゃええやつなんだ……。そして始まるピュアラブ……。

おじさまとの出会いによく利用されるのが、親の転勤と突然の居候！ あまり接点のない年上紳士との恋愛が期待できます♥
ちなみにこれに関しては大事な前提がありまして、以下の項目を合格した男性しか採用されません。将来少女漫画のヒーローになりたい人はしっかりチェックしましょう。

1.だいぶ年上
2.ヒロインを恋愛対象として見ていない(「俺みたいなおじさんが……」タイプと「あの子は子どもだから」タイプに分かれる)
3.ハイスペック

言うまでもありませんが、善意100%の受け入れ(※下心なし)が前提です。悪しからず。


作：やまもり三香『椿町ロンリープラネット』
ヒロインが父親の借金返済のために住み込み家政婦として、目つきも態度も悪い男・暁の家に雇われます。ピンチかと思われた共同生活ですが、ヒロインは暁の優しさに徐々に触れて……♥

まとめ

もう勘付いている方もいらっしゃるでしょう。少女漫画とBLの出会いの違いとは……？？？？？？？

(1)BL、積年のクソデカ感情が描かれがち


例えば転校生という設定。少女漫画ではひとめぼれ、"通学路で会った嫌な奴"など初対面から始まりがち。しかしBLでは、ひと夏のアバンチュール(死語)や元幼馴染だったという過去を絡めて描かれることが多い！
つまりBL好きは、長い時間をかけてじっくり熟成させた濃厚クソデカ感情や人生の伏線回収系ストーリー(？)が好みなのかもしれない……。

(2)BLの方が何かと罪深い(褒めてる)


空き教室のただれた関係、ワリキリスタートなどなど……。なぜかBLは出だしからオトナ(隠語)の雰囲気感じちゃいますね！ なんでじゃろ！(すっとぼけ)
上記まとめ(1)のように積年のクソデカ感情を拗らせているため、再会からのスピードがマッハという説を筆者は提唱します。知らんけど。

(3)少女漫画界では男性も女性も狼になってはいけない

むしろ何故BLでは、受けも攻めも音速で狼になるのでしょうか。

◆おまけ：TLとBLは似ているのか
オトナなお姉さまの愛読書のひとつ、TL。どことなく少女漫画のような雰囲気も残しつつ、しっかりえっちが楽しめます。
展開の速さやえっちな描写の割合など、確かに少女漫画よりBLっぽい面もあるかも……？ という声がチラホラ。百聞は一見に如かず！ 気になる人はTL読もうぜ！


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BLにおけるありがち出会いと、少女漫画における出会いの特徴を見てきました！
こうして見てみるとBLでは、少女漫画と比べてカラダファーストにもつれ込む出会い方が多い印象がありますね……（そりゃそうか）(そりゃそうかとは？)。
皆さんもぜひとも検証してみてくださいね～！

担当記者：すず ハピエン厨の夜明けの腐女子。執着強めのヤンデレ攻と、ピュアで健気なほだされ受が大好物！ヤンキーやケモミミにも目がない。