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「ちんこ」の由来は江戸時代に遡る――

ちんこっていう言葉、響きが可愛いですよね。
筆者の個人的な感覚かもしれませんが、「んこ」っていう並びが特に可愛い。

そんなちんこですが、本当にいろんな名前がありますよね。ちんちん、ペニス、陰茎、屹立……などなど。
筆者が一番好きなのは「ちんぽこ」です。「んぽこ」ってなに?? 可愛い。

と、深夜に「ちんこって可愛いな～～～」なんて考えていたとき、ふと思いました。
「ちんこって……なんだ？ なにが由来でそんな名前を付けられたんだ？」と。

ということで、今回は「ちんこ」という呼び方の由来を調べてみました♥
咥え……加えて、今後BLは更にグローバルになるだろう！ という予想からいろんな言語でのちんこの呼び方も調べてみましたので、是非見ていってくださいね♪

私たちは巨根を指して「小さい」と言っていた、だと……？

さて、今回のメインは「ちんこ」の由来。
早速調べてみると、江戸時代には既に存在したとっても古い言葉のようです。ワオ、伝統的なちんこ……。

そしてその由来は、幼児語の「ちっこ」の音が変化した語(※諸説あります)ということが判明しました。
そのちっこの「ちっ」は小さいの「ちっ」とのこと。小さい子のちんこを指して「そのちっこいの可愛いね～～～♥」的な使われ方をしていたと考えられるらしい。


……待って、じゃあ「ちんこ」は「小さい」っていう意味だったの？
と、筆者の中に謎の焦りが生じます。「大きなちんこ♥」って「好きで嫌い！」レベルの矛盾だったの……!? じゃあ巨根を指して「ちんこ」って言えないじゃん!!

しかし、私たちはちんこのことを「息子」ということもありますよね。
この息子呼びは、勃起のコントロールが難しいなど完全に自分の思い通りにはならないけど、自分の一部。つまり、自分の分身・小さい自分のような存在だからというところに由来するという考え方が出来ます。

つまり、ちんこを指して「息子」というときに「小さい自分・小さい彼」と思う親しみを込めるような感覚が、私たちにちんこを指して「小さい」と言わしめているのではないでしょうか？
サイズ感を意味するだけではなく、ちんこに対する親しみを表す言葉なんですね。日本人はちんこが大好きみたいだ!!


ちなみに筆者が一番気に入っている「ちんぽこ」の「ちんぽ」の部分ですが、この上なく素晴らしく、珍しい宝を指す「珍宝」という言葉に由来する説が有力な説らしいです。
ちんこを指してそんな大層な形容をするなんて、やっぱり日本人はちんこが大好きみたいだ!!!!!!!!

とはいえ、ちんこのことを「凶器」だの「マラ」だの、少し怖めの呼び方をすることもありますよね。
このマラという言葉は仏教における人の善事を妨げる悪神の魔羅に由来するという説があります。もしくは排泄するという意味の「まる」(おまるのまる)から転じたという説も。

もし前者だった場合、日本人はちんこを「善い生き方を妨げるもの」とも捉えているという考え方が出来ますよね。セックス依存症とか快楽堕ちとかそういう話なのでしょうか。

世界のちんこ、色んなちんこ

日本語のちんこの由来が判明した所で、次はBLグローバル化時代に対応するべく、世界の言語におけるちんこの呼び方を調べていきましょう！
どんな言語を調べるかというと、今世界で最も喋られている言葉TOP5。
つまり、英語、標準中国語、ヒンディー語、スペイン語、標準アラビア語の5つです。

◆英語


英語のちんこにも色々あるのですが、日本語としても使われている「penis」が標準的な言葉です。
また、ちんこのスラングはそれはもう大量にあるのですが、有名どころは「dick」や「cock」でしょうか？ この「dick」という言葉ですが、Richardという一般的な男性名の愛称(Rickが転じてDickになるんだとか)だそうで、自分のあだ名がちんこという意味を持ち始めた時代のDickさんの気持ちを考えると涙がちょちょぎれてしまいます。

◆標準中国語


中国語では「鸡巴」(ジーバー)や「小弟弟」(シャオディディ)などと呼ぶらしいです。この「鸡巴」に含まれる鸡という漢字は鶏の簡体字なんですが、英語のちんこスラングの1つ、cockも雄鶏という意味なんですよね……人間は鶏を何だと思っているんだ……??

また「小弟弟」は弟ちゃん的な字義を持っていますが、日本語の息子呼びと似た発想に由来するのでしょうか。ちんこを可愛がるのは漢字文化圏の共通認識だった、ってコト!?

◆ヒンディー語


この辺りからグッと日本語での情報量が減ってきます。それに比例して文量も減ります、すみません。
ヒンディー語では「लिंग」(linga)というらしいです。ちなみに「लिंग」の訳語を調べるとほとんどが性にまつわる語だったんですが、唐突に「人権」という語が出てきて頭が宇宙ネコ状態になりました。なんでぇ?? も、もしかしてちんこは人権の象徴だった……？

◆スペイン語


スペイン語では「pene」という語が出てきました。Penisと似た響きなので、同じ語源を持っていそうです。
ちなみにこの言葉を調べた時に「Sí, tú nombraste mi pene.」という例文が出てきて、和訳は「君は僕のペニスに命名したよね」という意味になるらしいんですが、どんなシチュエーションなんですかね?????? 気になりすぎて夜しか寝れません。

◆アラビア語


アラビア語では「قضيب」(カディーブ)や「ذكر」(ザカル)というそうです。恐らくどちらもpenisに似た標準的な単語です。
「قضيب」は他の訳語が棒や枝といった言葉だったので、形状から連想してちんこを意味するようになったのでしょうか。「ذكر」は雄や男性という言葉で、男の象徴だからという理由で意味するようになったのかもしませんね！

BLキャラ、案外ちんこって呼ばない説

ここまでちんこの由来や外国語での呼び方を調べてきましたが、ふと気になったことが。
ちんこにも呼び方がいろいろあるけど、BLキャラってちんこのことをなんて呼ぶことが多いんだろう……？

ということで、筆者の独断と趣味で選んだ作品から、「受けの攻めチンの呼び方」「攻めの受けチンの呼び方」のそれぞれの傾向を割り出してみたいと思います♪

受けの攻めチンの呼び方

◆コレ、ソレ、ココ、ソコ
ということで、wktkしながら筆者の本棚のBL本のオセッセシーンだけを読んでみたんですが、受け攻め問わず圧倒的に「こそあど言葉」呼びが多かった……アレ・ドレ系は見かけませんでしたが。

筆者が読んだ限りですが、「コレ」や「ソレ」などでぼかすか、一切呼ばないかどちらかのパターンが多いように思います。寂しい(ちんこ呼び大好きマンの嘆き)。

◆ちんこ
今回の主役・ちんこですが、呼んでる受けがあんまり多くなかった……。
そんな中でも、例えばおわる先生の『ハングアウトクライシス』の受け・幹は攻めの晟生のちんこをちんこと呼んでいました！ (女性相手ですが)経験豊富で、淫語を口にすることに慣れているからだったりするんでしょうか？


◆ブツ、モノ
これは灰崎めじろ先生の『野良鬼拾いました』に出てくる呼び方なのですが、攻めのちんこを指して「イイモノ」と呼んでいました！ 物系の呼び方だと、モノの時とブツの時がありますよね。ブツだと、途端に極道感がにじみ出る感じがします。


◆攻めの名前呼び
これはちんこを持ち主の名前で呼ぶという呼び方です！
例えば、橈やひろ先生の『ビッチなあの子の言うとおり！』の受け・楓は攻めのよしたかのちんこを「よしたかクン」と呼ぶシーンがあるんですが、百戦錬磨でハイパービッチな楓らしい呼び方ですね♥


◆ちんぽ
これは御茶漬わさび先生の『サディスティック・マッドネス』に出てきた呼び方なのですが、受け優位のセックスで相手を辱める意図で使われていました！ ちんぽ呼びは受け優位の場合か、快楽堕ちした受けが口にするイメージがありますね！


攻めの受けチンの呼び方

◆コレ、ソレ、ココ、ソコ
やっぱりこれが多かったです！ というより、そもそも攻めが受けのちんこの話することがあまり多くないように感じました。
確かに、受けのちんこはほとんどの場合空中でぴょんぴょんしていることばっかりですからね、雄の象徴なのに。

◆ちんこ・ちんぽ
この呼び方をしている作品はちふゆ先生の『こんなの運命じゃないから勘違いしないで』です！ どっちの呼び方も1作品に出てきました。
こちらの作品は攻め2人が受けをとんでもなく溺愛しているので、ちんこもデロデロに甘やかすんですが、それ故に受けのちんこもちゃんとぼかさず呼ぶのかもしれませんね！


◆おちんちん
これは私の所持しているエロ同人の中に合った呼び方なんですが、モブおじがムリヤリ受けを犯しているときに呼んでいた呼び方です！ からかう感覚で呼んでいることが多いですね……受けの尊厳がズタボロにされちゃう……♥

◆前
これは記憶の中の話なんですが、「前」って呼ぶこと多いですよね！ ちょっと具体的な作品が出てこなくて申し訳ないのですが。
よく「お前、前も後ろもいじられるの好きだよな」みたいな文脈で聞く気がしますね……あくまで記憶の中の話なのですが……。


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ここまで、ちんこの由来や外国語でのちんこの呼び方、BLキャラの呼び方を調べてきましたが、いかがでしたでしょうか？
かなり興味深い内容がいっぱい出てきて面白かったです！ 他のBLキャラの呼び方や外国語での呼び方を知っている方がいらっしゃいましたら、教えていただけると幸いです！

担当記者：呉莉みよた クズ攻め・ビッチ受け・共依存が大好きな闇の腐女子。怯える顔と悔しそうな顔が大好物で、見かけるとページ数をメモする習性がある。