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読まなきゃ1兆倍損!?BL漫画家がイラストを手掛けた小説6選

2022/01/13 16:00

2023/11/15 20:00

2024年は、小説デビューの年にしてみては?



2023年もいよいよ年末。年末って寒さもあってかなんだか今年も変わり映えのない年を過ごしてしまったなと、後悔したりしますよね……。そんな腐女子のあなたに、今回筆者が勧めたいのがBL小説デビュー!

活字を読むのがちょっと……。小説って、上級者向けな感じがする……。と思われている方、めちゃくちゃ気持ち分かります!
実は筆者も、昨年小説デビューを果たしたばかりです。

最初は、活字を前に筆者も尻込みしていました。しかし、読み始めたらページをめくる手が止まらないんです‼
というのも、近年BL小説は、骨太ファンタジージャンルや「切ない」「不憫」な物語の宝庫。手に汗握るドキドキハラハラな展開や、文字によって綴られる登場人物の深い心情描写や官能的なエッチシーンに見事沼落ち……。もっと早く小説を読み始めるべきだった、苦手意識を持っていた自分をビンタしてやりたい……!! と凹んだ時もありました(遠い目)。

とは言っても、膨大な数ある商業BL小説。何から読み始めたらいいのか分からない方もいらっしゃるかと思います。そんなあなたに今回は、BL小説の大きな魅力である「挿絵」からおすすめ作品をご紹介。普段、コミックスしか読まれない皆さまに小説を手にとって頂けるよう、BL漫画の先生方がイラストを手掛けた作品をピックアップしてみました♪

 

◆目次◆
1.緒花先生
2.コウキ。先生
3.草間さかえ先生
4.橋本あおい先生
5.苑生先生

6.鳩屋タマ先生

 

①緒花先生

 

〈あらすじ〉
久瀬には長い付き合いの“友人”がいる。体の相性はすこぶるよく、彼・鳴町が自分にベタ惚れなのを知りながら、都合のいい関係を続けていたけれど……? フォーエバー・ロマンス♡


一途に受けを愛する硬派な商社マン×遊び人気質でだらしないフリーランスの美容師。クズ系の攻めに健気に尽くす受け、という構図はよく見かける気がしますが、本作はその逆!

高校時代に攻めのほうから告白してそれ以来10年間セフレ関係が続きますが、攻めは受け一筋なのに受けはダラダラと女遊びを繰り返し……。そんな受けですが、とある出来事を通じて攻めの魅力に気づいたり、自分のダメさや至らない点を変えていこうと頑張ったり、意外とめちゃくちゃ真面目。どこか憎めない様子に思わず応援したくなります! 
緒花先生の表紙も光や色使いがあまりにもお美しいですよね! 読後に見ると、改めて尊いなぁ~~末永くお幸せに!!!! という気持ちになれます♥

②コウキ。先生



〈あらすじ〉
土地神とその嫁の、じわじわ、ほこほこ、涙が出るほど幸せな日々
オール書き下ろし!◇

「んー……こんなふうにさ
デートしたり、話したり、卵焼きの味を知ったりして
そうやって、ちょっとずつ夫婦になっていこうねぇ。俺たち」

花の精霊は土地神に嫁いで、その土地で花を咲かせてもらうのが幸せであり役目。
珍しい男体で嫁き遅れてしまった桃の花の精霊モモは、北の果ての土地神に嫁入りする。
冷酷で根暗と噂される夫の神キタは、実際には陽気で笑顔がまぶしくて、
寒い国の神のくせにサーファーで、
モモの丸ごとぜんぶ大好きで可愛いと言ってくれて…!
この幸せがずっと続いてほしい。でもモモの体に異変が…?

【人物紹介】
モモ/
花の精霊としては珍しい男体で、長年嫁に貰われず、自分に自信がない。
でも一生懸命な桃の花の精霊

キタ(北の御方)/
恐ろしい姿を装っていたが、実は陽気で一途な極寒の地の土地神。
趣味はサーフィンとモモを愛でること 


きました!! 人外ファンタジーBL!!!
コウキ。先生の暖かい色合いのイラストがファンタジー作品にぴったりですよね♪
極寒の地の土地神でありながら陽気な攻め×自分に自信がない花の精霊なのですが、やはり寒い土地は花が芽吹く環境とは言えず、シリアスな展開に……。厳しい状況を乗り越えていく2人の幸せを全力で願ってしまいます(号泣)。

甘々な溺愛ものが好きだけど途中には試練があって欲しい、という方に最高にオススメしたい1冊です♥

③草間さかえ先生



〈あらすじ〉
駆け出しの画家と、若き秘書見習い──旧い洋館で見つけた≪再生≫の物語


これだから小説は素晴らしいんだよ!!! と叫びたい一作です。
資産家の家を飛び出して画家を目指す駆け出しの青年・桂路は、兄の遺産としてという秘書見習いの大学生を託されいきなり同居することになるのですが、慧には酷い虐待を受けてきた過去があり……。「普通」を知らずに育った受けが攻めとの同居生活を通してだんだん人間味や「愛」を理解し、お互い成長する……鉄板ですが最高すぎるシチュですよね。

画家! 洋館! 秘書! と萌えポイントもてんこ盛りで、草間さかえ先生のイラストも相まって現代ものなのに俗っぽくはない、神秘性を感じさせられる世界観がたまりません。
複雑な関係性、心理描写が圧巻の丁寧さで、これぞ小説の醍醐味、という"良さ"が味わえる一作です♥

 

④橋本あおい先生

 


〈あらすじ〉
三つ年下の幼馴染・友也に覚えるドキドキをムラムラだと勘違いし、「小さい男の子が性癖になってしまった!」と絶望して逃げ出した悠紀。だが友也は離れていた間も悠紀を慕い続け、大学進学と同時に近くに越してくる。久々に再会した友也はすっかり長身の爽やかイケメンに変貌。もう小さな男の子じゃないのにムラムラしてしまい、「今度は大人イケメンが性癖になってしまった!」と勘違いを重ねる悠紀だが……?


幼少期に年下の幼馴染を見てムラムラしてしまったことで「自分はショタ性癖なのでは!?」と勘違いをしたり、時が経って成長してイケメンになった幼馴染を見ると「今度は大人イケメンが性癖になってしまったのか!?」と勘違い……そんなすれ違いをし続ける愉快な受けと、年下ワンコな攻めによるドタバタラブコメ!

クスクス笑えるラブコメなのに濡れ場は濃厚、というギャップも素晴らしい♥ 橋本あおい先生の描かれる見た目可憐な受けちゃんが、恋愛に関してはぶっ飛んだアホ思考回路というのもツボです。

 

⑤苑生先生

 

〈あらすじ〉
美容師の昂大には秘かに想う相手がいた。モデルにスカウトされるほどかっこよくて、才能があって、だけどどうしようもなく愛想がなくて口の悪い同僚、遠藤進太郎だ。周囲には明るくムードメーカーと思われている昂大だが、本当は傷つきやすく、臆病な一面を持っていた。だから、遠藤に告白するつもりはなく、今の同僚の中では一番親しい同期、という立ち位置で満足しているはずだった。それなのに、遠藤の地元に引っ越して、遠藤の美容院で働くことになってしまい!?無口無愛想×隠れ繊細のハートフルラブ登場!!


まるでコミックのような装丁で、画面いっぱいの苑生先生の美麗なイラストが目を引くこちらの作品。受けと攻めは同じ美容院で働いていた元同僚。性格が明るく、ムードメーカーに見える受けの昂大ですが、その属性は「隠れ繊細」。

苑生先生の繊細で儚げなイラストとの相性がはちゃめちゃにイイんです!! 寡黙で無愛想、究極のツンデレ攻めと健気でかわいいワンコ受けの恋愛が堪能できる一作となっており、甘~いBL好きの方におすすめしたい作品です!

⑥鳩屋タマ先生

 

〈あらすじ〉
幼い頃走るのも泳ぐのも速かった勇は邦彦の憧れだった。だが成長するにつれ勉強についていけなくなり、さらに家庭の事情でまわりからは浮きはじめ、ついには悪い仲間とつるむようになる。そんな勇を叱っては真っ当な道へ戻そうとしていた邦彦だったが、ある日突然勇から結婚すると言われる。優しくて本当の勇をわかってくれる相手と二人の間に生まれた子供。勇が幸せな家族を持ったとき、邦彦は自分のこの執着が『恋』だったことに気づいてしまった。今更気づいたところでどうしようもなく、この想いは胸に秘めたまま終わるはずだったが……。勇の息子・俊一視点の「歯が痛い」、その後の三人と俊一の恋の行方が読める書き下ろし「十年愛」も収録。


最後にご紹介するのは木原先生作品。かなりヘビーでイタイ(心が)作品なため、初心者向けとは必ずしも言えないですが……それでも全人類にこの作品を読んでほしいと筆者が常々考えている作品なので独断によりご紹介いたします!

こちらは2000年に刊行された作品の新装版として、昨年発売された一冊。鳩屋先生の甘カワ挿絵だったからこそ、小説初心者の筆者はこの傑作を読み切れたと断言できます! 内容に打ちのめされた心を、イラストが癒してくれる、というまさにパーフェクト・バランスを保っているこちらの作品。全人類、とはいかなくとも全「夜明けのBLオタク」に読んでいただきたい一作です!


***

いかがでしたか?魅力的な「挿絵」から読んでみたくなった作品はあったでしょうか?
今回ご紹介した作品以外にも、探してみると漫画家の先生方がイラストを担当されている作品はたくさんあります!!
新しい年は、コミックスにプラスし、小説も嗜んで更に充実したBLライフを目指していてはいかがでしょう♪

 

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コメント3

投稿順 | 最新順

匿名2番さん(1/1)

あまりBL小説は読まないのですが
挿絵と小説がマッチしていたためしがない
というより挿絵要らないです、表紙絵もなくてもいい
ライトノベルは読んだ事ないけど
「小説」に絵なんか不要だと思うのはマイナーなのかな

匿名1番さん(2/2)

あと、ディアプラス文庫さんは同じディアプラスで活躍中の漫画家さんがイラスト担当になる確率が高い気がします。

ディアプラス文庫の「抱いてくれてもいいのに」は山田ノノノ先生が挿絵ですので、山田先生ファンの方は是非♡

匿名1番さん(1/2)

「黄色いダイアモンド」は旧版も門地かおり先生がイラストを担当されていたんですね!
新・旧両方、人気漫画家さんのイラストだ!

今度は逆に、人気のイラストレーターさんの漫画作品特集とか読んでみたいです!(北沢きょう先生や、亜樹良のりかず先生等)

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