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受けが勝った確率は○％!?勝敗の結果から対決パターンまで徹底検証！

いつものように抜き合い一本勝負が始まり「先にイったら負けね」とドヤ顔をキメる攻めの顔を見て、私はふと思いました。

「この勝負、受けが勝ってるとこ見たことなくね……？」

あれ、受けの射精早すぎ……!? そこで今回はこんな説を提唱してみたいと思います！ズバリ、「先にイったほうが負け」ってやつ、受けが勝つことない説徹底検証です！！！！

そもそも、受けが負けるは本当なのか

まずは、「先にイったほうが負け」対決で攻めと受けどちらが負けやすいのかを調査してみました！ もしかしたら気のせいかも知れませんからね。

調査対象の作品は計9作。古今東西「抜き合いバトルありまっせ」と情報筋からタレコミのあった作品を調査。当該シーンで負けた側をカウントし検証していきます。
※複数回勝負を実施している作品は、決着がついた初戦の勝敗で集計しています。

さて、気になる結果はこちらの通りでした！



全9作品中、6作品が受け負け、2作品が引き分け、1作品が勝敗不明。なんと攻めが負けている作品数は0でした！

受けはちゃめちゃ負けとるやないかい！

なんで勝負してるんだっけ……？

結局この勝負って何のためにしてるんだっけ……？ と気持ちよくなった受けちゃんのようになったところで、調査対象作品をケースごとに分類してみました！

・自己満足
目的はなく、勝負自体が目的のケース。どんな些細なことでも物事の勝ち負けを決めたいというのは、男の子の性です。

・駆け引き
負けたほうが代金をまける、勝ったほうが命令できる、などを事前に決めて勝負するケース。ある種の賭けですが、射精の早さで決めているあたりいちゃいちゃすんな！ もっとやれお願いします！ という気持になりますね。

・セックスポジション争奪
勝ったほうが攻め、負けたほうが受けになるという、セクポジを決めるための勝負。結果的に「受けが負ける」という結果になる場合が多い理由は、このケースによるところが大きいのではないでしょうか。

そして今回の検証で、この勝負をするカップルはライバル関係であることが多いこともわかりました！ 好敵手のアイツに勝ちたい……。そんな思いが彼らを性行為へと駆り立てているんですね!!



それにしても、なぜ攻めは負けないのでしょうか？ セックスポジション争奪のように結果的に負けた方が受けになったという場合を除いても勝敗の差は歴然ですよね。「おちんちんに負ける」「おちんちんに弱い」という言葉が蔓延っているように、世の受けが気持いい……！ に弱いことは当然一つの理由ではあると思います。

しかし、同時にこういった勝負を持ちかける攻め諸君、実は長年片想いをしていたパターンも多い様子。勝負云々以上に、

受けを気持ちよくさせたい！
受けのエッチな顔見たい！

というクソでか感情が大きかった。そのことが、攻めのどすけべテクを1万パーセント増量し、勝敗の明暗を分けたのではないかと筆者は推察しました。受けが「勝ちてえ！」(ﾋﾞｸﾋﾞｸ!)って思ってるのに、攻めは「受けかわいい……！」(ｼｺｼｺ!)って思ってる構図1000000点じゃないですか？

さて、考察(？)も進んだところで続いては、今回の調査対象となった作品たちの一部をパターン別にご紹介します！ 勝敗の結果についてのネタバレがありますのでご注意ください。

受け負けパターン

『賭けセクGP』作：藤峰式

 

 

STORY
「お前に、こいつの価値が分かるわけないだろ」
その日限りの出会い目的でBARを訪れた佐久間
そこで学生時代の因縁相手・皆瀬と再会を果たす
一方的な恨みを持つ佐久間は、見知らぬ人のフリをし一泡吹かせようとラブホに誘った
昔からなんでもこなしてしまう皆瀬に情けなく「挿れさせてください! 」と言わせたいのにお互いに主導権を握らせたくない!!そんな皆瀬からセックスで賭けを持ちかけられて…!?ギャグとエロのスペシャリスト藤峰式が贈る、究極の鍾愛! !

 
こちらは、受け負けの駆け引きタイプ。「勝った方は負けた方に1つ命令できる」という、理由付けがしっかりされているパターンです。
実はこの賭けを持ちかけた皆瀬、みんなの大好物がいっぱい詰まった「スパダリ絶倫執着溺愛攻め」。相手は天下のスパダリ様だもん、そりゃ受けちゃんも勝てないよね……。

『お前のほうがかわいいくせに』作：秋良ろじ

 

 

STORY
「先にイったほうが下になる...ってのはどうだ?」節約のためにルームシェアをしている征二と一輝は、幼稚園からの幼なじみで大親友――だったはずが、一輝の「風俗で脱童貞する」宣言から大きく関係が変わってしまう。征二が「ヤリたいなら俺が手伝う」と言い出し、なぜかコイビト同士になってしまったのだ!?征二も初体験がまだなことを知っていた一輝は、先を越されたくないのだと思いそれに付き合うことに。いざ初エッチのとき、征二よりはまだ恋愛経験がある一輝は征二をリードしようとするが、征二はタチを譲らなくて...!

 
こちらの作品は、セクポジ争奪タイプ。先に童貞卒業するのは俺だ俺だ俺だ！ という男のプライドがかかった勝負です。カップルが上下を決めるときに、射精の早さで競うのはある意味妥当なやり方なのかもしれません。とは言っても2人とも童貞同士。初エッチがもう童貞らしさ全開で可愛いんです(迫真)

『フェイクファクトリップス』作：末広マチ

 

 

STORY
高校時代からのライバルで、営業部同期の良と全。成績から始まり、勉強・スポーツ・バレンタインチョコの数まで何かと競ってきたふたりは就職先で偶然再会し、忘れかけていた闘争心がよみがえり同期となった今でも次から次へと新たな勝負をする日々。負け続きの全が今日も良の飲みに付き合わされていると、恋愛経験の話になりいつものごとく言い合い勃発!成り行きで"抜き合い勝負"をすることになるが更には挿入にまで発展♂それだけでは収まらず、負けず嫌いの性格のせいで引くことができないふたりの新たな勝負はなんと「先に落とした方が勝ち」で――!?!?!?オレら史上、最高に頭の悪い恋愛勝負開幕!!!仕事はできるのに恋愛スキルは高校生以下な大人ふたりのウブきゅんラブバトル!

こちらは、腐れ縁ライバル同士タイプ。酔った勢いで……というのはよくありますが、とにかく相手に勝ちたい！ という思いが、性的な対決にまで発展してしまうパターンです。対立からの両想い、ケンカップルの醍醐味が味わえちゃう！ ピュア恋愛バトルの萌えがぎゅっと詰まった一作です。

引き分けパターン

『それは多分求愛』作：芽玖いろは

 

 

STORY
「どっちのち〇ぽが我慢強いか勝負してくれ」成績優秀、眉目秀麗で女子にモテる生徒会の七海には天敵がいる。予算を上げろと幾度も勝負を挑んでくる将棋部主将の醐代だ。毎回完膚なきまでに叩きのめしてやるのだが、連日運動部の助っ人に明け暮れ人望を獲得している醐代の存在が七海は面白くない。そんなある日、水泳勝負で溺れた七海を醐代が助けてから二人の関係に微妙な変化が訪れる。そして醐代がとんでもない勝負を提案してきて…!!?

 
射精対決自体は引き分け(？)に終わるのですが、その勝負をきっかけに相手を意識するようになり……。というライバル関係から恋愛に発展するパターンです。誘い文句がDKらしくて最高ですね。醐代を意識し始めてからの七海の様子にもご注目です！

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今回調査対象となった作品のなかには、射精バトルによって諸島を束ねる王を決めるという衝撃の設定も！（『8人の戦士』池玲文）
今後さまざまな形で「先にイったほうが負け」対決が描かれるかもしれませんね！

さて今回は「先にイったほうが負け」ってやつ、受けが勝つことない説を検証してみました。その結果は「攻め負け作品ゼロ」ということで、“説立証”で良いのではないでしょうか。しかし、勝負には勝っても、「惚れ方が負け」なんて言うので両者引き分けでもあるのかな？ 受けが勝つ作品をご存知の方いたらコメント等でぜひ教えてくださいね〜。

担当記者：ワイワイナちゃん BLを求むこと、パンダの笹を喰らうが如し。 本能に抗えない男の子たちの恋愛模様が大好きです。