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【嫉妬】受けが大好きすぎてブチギレてしまう攻め様5選【すれ違い】
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2021/12/31 13:00
2021年もいよいよ大詰め!!今年もたくさんの傑作BLたちが生み出されました~♥
そんな中、今年NO.1高評価を獲得したユノイチカ先生の『夜明けの唄』。本格的なファンタジーの世界観に衝撃&沼落された方も多かったのではないでしょうか? ランキングを探っていくと、 この他にも、赤河左岸先生の『屍と花嫁』や芹澤知先生『秘め婿』など、骨太ファンタジーが上位にランクインしているんです。
ただ、今年の人気作をずら~と並べて見てみると、どうやらそれ以外にも共通する法則が見られるような……?
そんなわけで今回は、今年発売の高評価獲得作の中から、へっぽこ探偵の筆者が「2021年ヒットの法則」を探し出していこうと思います!
一体どんなBLジャンルが今年はヒットしたのか?果たしてその法則は、2022年にも引き継がれていくのか? 皆さんも今年1年の読書遍歴を振り返りながら、ぜひ一緒に考察してみてください!
今年はなんといっても、『夜明けの唄』や、『秘め婿』など骨太ファンタジーがアツかった!!!
美しさと儚さを併せ持つ作り込まれた世界観に、重厚感あふれるストーリー。その完成度の高さに、思わず息をのんだ読者さまも多いのではないでしょうか?
表紙の美しさに目をひかれ、軽い気持ちで手に取ってみると……。
キャラクターたちの背負った過酷な宿命と、受け攻めが互いを想い合うまっすぐで大きい愛情に胸が締め付けられる……。その骨太ストーリーと切ない2人の恋模様を前に、ページをめくる手がまさにやめられない、とまらない状態!!
一度ハマると抜け出さない、そんなファンタジー沼にどっぷり浸かった1年でした。
◆STORY
治癒の力をもつワンコ従者✕短命の無愛想な戦巫子。宿命と恋が絡みあう巨弾ロマンス、開幕! 黒い海からくる化け物と闘うたび、命が蝕まれてゆく戦巫子のエルヴァ。それを知った少年アルトは憤り、エルヴァが救われる術を探しながら、そばにいることを誓う。そうして8年ーー。アルトは精悍な青年へと成長した。ともに過ごす日々で降りつもった恋心を、そっと胸にしまったまま…。一方、数年の命と思われたエルヴァは、何故かアルトと過ごすうちに回復の兆しをみせていて…?健気に恋する忠犬ワンコと、無愛想な愛し下手が紡ぐファンタジー・ロマンス、第1巻。「ずっと貴方のそばにいます」「…残酷なガキだ」圧倒的な筆力をたずさえた新星・ユノイチカのデビューコミックス!
BL玄人の皆さんの中には、何だか今年は年の差カップルが熱いな……? とお気づきの方もいたのでは? それもそのはず、『オールドファッションカップケーキ with カプチーノ』『拒まない男』『カリギュラの恋』など2021年の高評価作品獲得作品には、軒並み「年の差」タグがズラリ。
さらに中身を見ていくと、熟成されたまさに大人の恋愛! といった色気と甘さたっぷりな作品(『蜜果』、『恋が満ちたら』など)と、時間をかけて変化していく2人の関係をじっくり丁寧に描く切ない作品(『さよなら共犯者』、『世界でいちばん遠い恋』など)が高評価を得ていることが印象的でした。
◆STORY
「好きな子には優しくしろよぉ」「だっておまえノンケだからさ勝てねーだろ女には」後孔を開発してきたウリ専・貴宏が忘れられず、女を抱けなくなったホスト・レオ。一度でいいから抱けと懇願して以来セフレの延長で同棲をはじめ、限界まで蕩かされやらしく淫れる毎日。好きかもと思いはじめた頃、レオは客に「枕」を要求される。そんな姿を貴宏に見つかってしまったレオは、嫉妬に冷静さを欠いた怒張をねじ込まれ太客に見せつけるように抱き潰されてーー!?
そんな年の差BLの中でも2021年は、『ワリキリ』や『カットオーバー・クライテリア』など年上美人に魅せられて、しっぽブンブン! 夜はギンギン! な愛しの年下ワンコくんたちが活躍した1年でもありました。
年齢差を気にし、2人の関係に消極的になってしまう年上受けを、若さゆえの猪突猛進アタックで振り回し、最終的にメロメロにさせてしまう彼ら。まさにゴン攻め。
そんな彼らの魅力はまさに無限大!!普段はマイペースで、年下らしいかわいさを存分に見せる一方、恋愛面(特に夜♥)ではとことん受けをリード!このギャップに絆されない受けは果たしているのでしょうか……。
2022年も引き続き、年下攻めたちを応援し続けていきたいです!!
◆STORY
一晩の相手としては まぁ いいか。仕事で疲れきった柊は、ゲイのマッチングアプリでセックスの相手を探していた。条件は3つ。1完全ワリキリ 2無駄話無し3後腐れなく。一方、女の子との恋愛に違和感が消えなかった高校生の行哉は、試しに男としてみることに。一回きりのつもりが、相性は最高で、気づけばセフレになっていた柊と行哉。割り切った関係のはずが、エッチすればするほどぐいぐい純愛が育っていってそんなある日、ふたりは街で偶然出会ってしまい!?
中性的でほっせえ受けもいいけれど……。『ヒーリングパラドックス』や、『放課後のエチュード』などたくましい男前受けの肉厚エロボディーがたまらんのじゃあ~~~~
画面いっぱいに広がる豊満な肉体が、とにかく贅沢……。がっしりとした肩幅や筋肉の付き方は、ちゃんと男らしいのに、むちむちの雄っぱいやはちきれんばかりの太ももがドチャクソにエロい!!(歓喜)
同じくらい体格の良い攻めとのえっちは、密着度もマシマシで、見ているだけで幸せな気持ちになれます♥
そもそも、ガッチリした肉体と、とろっとろにイかされた表情とのギャップが反則ですよね……。ジューシーな肉体が、汗やら、精液やらで濡れていくえちえちな過程も堪能できる、肉厚受けの魅力を存分に摂取できた1年でした。
◆STORY
日々残業漬けで疲労困憊、限界社畜の広告マン・黒岩直斗は同僚に勧められ、スゴ腕と絶賛される岸辺整骨ラボへ行くことに。同い年だというモデル顔負けのイケメン院長・岸辺一舞の人懐っこくて積極的すぎる性格に圧倒されるも、施術を受けるとまさに異議なし天国!!「とろっとろに…気持ちよくして差し上げますんで」ねちっこい手つきと的確な指圧に思わず声が漏れ、心地よい手さばきに寝落ちてしまって気づけば翌朝…。すっかり岸辺の施術の虜になってしまいラボへ通うようになるが、施術はまるで前戯かのようにだんだんと過激になっていきおかしいと感じつつも、じわじわと体の奥から作り変えられる感覚に抗えなくなっていく――。
ノンケ受けもノンケ攻めも大好きですが、今年は攻めたちの活躍が顕著な1年でした!
『息できないのは君のせい』のように遊び人だったり、『恋の仕方がわからない』のようにモテモテだったり、結婚暦があったりと、それなりに恋愛経験を積んでいるノンケ攻めの皆さま。そんな彼らが、受けとの出会いによって、はじめての感情や本当の愛を見つけていくという過程がはちゃめちゃに尊いんですよね……♥
いつの間にか、後戻りできないほどに受けを好きになっていて、無自覚のうちに独占欲や執着心を丸出しにしてしまう攻めの可愛さは最強です!
◆STORY
モテるが自他共に認めるクズの逢見。告白されれば誰とでもつきあうが束縛しないのが条件。現在の恋人・楓は何も求めてこないし、余計なことを言わないので都合がよかった。でもセフレとキスしているのを見て態度すら変わらないのはおかしくないか!? 調子が狂いまくりの逢見はいつしか楓に独占欲を抱くようになってしまう。しかし逢見の気持ちは楓に伝わらず……?
やはり今年も泣けるシリアス系BLは安定の人気を博しました!
そんな中、今年は特に『遥か遠き家』や、『ハッピー・オブ・ジ・エンド』など心臓に痛みが走るレベルのしんどいBLがヒット。
主人公が悲惨な過去や心の傷を背負っていたり、2人の恋が許されない環境の中を生きていたり。
ラストに救いがあるものもあれば、最後までモヤモヤが残るメリバBLまで、その種類は様々ですが、何故しんどいBLはここまで我々腐女子の心をつかんで離さないのか……!
キャラクターたちの感情がリアルに伝わってきて、読んでいて心が死ぬ瞬間も多々ありますが、読了後の満足感や喪失感が病みつきになる感覚もありますよね……。来年は、どんなしんどいBLが読めるのか、今からワクワクが止まりません!
◆STORY
90年代、アメリカ。過保護すぎる親の箱庭で、死んだように生きていた少年・アラン。旅人・ヘイデンと出会い、強烈に惹かれ合うも、彼には一か所にとどまれない放浪癖があると知る。共にいるためには、家出するしかない。それはヘイデンが、誘拐犯になるということ。それでも彼は、何もかも投げ捨て、アランを地獄から連れ出してくれる――。
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担当記者:すず |