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年の差11歳カップル、陽キャ×陰キャ……溺愛作品大放出♥

 

ちるちるの検索で2019年は35件ヒット、2020年では37件とほぼ変化が見られないのに対し、なんと2021年では62件もヒットする「溺愛×健気」作品。

最近では特にカーストの頂点に君臨し、顔面が大優勝している攻めが小動物のようなきゅるんきゅるんの可愛さをもった健気な受けを、ムツ〇ロウさん並みにわ～しゃわしゃわしゃわしゃする構図を多く見かけます！ 次に来るBLとして(個人的に)話題になっているジャンルの1つでもありますが、どうして溺愛するに至ったか？ イケメンがムツ〇ゴロウ化してしまう理由。

イケメンたちのクソデカ感情はどこから来るのか？を、皆様は考えたことがありますでしょうか……？ 「昔からの腐れ縁で隣にいることが当たり前」「ずっと片思いされていたから」など色々なクソデカ感情の出処が思いつきますが、筆者はついに、ある1つの共通項へとたどり着きました。

 

それは……

「本心曝け出せない男前攻め、無防備にありのままを曝け出す健気受けに憧れの念、抱きがち～～～～！！！！」

 

イケメンは自分にはできないような「素直」でいることを、簡単にやってのけてしまう健気な受けに惹かれ、同時に「守ってあげたい……」とクソデカ感情を持つようになるのです！

 

「おいおい、ほんとにそうか……？」と思った皆様、百聞は一見に如かずということで、早速！ イケメンが健気な受けを溺愛する法則3選&オススメ5作品で、その共通項を確認してみましょう♥ みんなで落ちれば怖くない！いざ、行こう！溺愛×健気の沼へ～～～！！！

 

◆目次◆

1. じっくりコトコトの法則

2. ギャップにコロンの法則

3. 受け専用♥セ〇ムの法則

 

じっくりコトコトの法則

 

煮込み料理がじっくりと時間をかけると深みが増すように、健気受けの長年の想いが時間をかけて成就するパターン。発動条件は受けに「ワンコ」タグがついていたり、幼馴染み設定があることが多いのがこの法則。

イケメン攻めの方は、内心溺愛しているのですが、表に出さなかったりするのもこの法則の特徴です。おかげさまで”好き”が長期間煮込まれた結果、出来上がったカップルはかな〜〜〜〜りとろっとろの甘々溺愛カップルになるんですよね。

 

 

 イケメン翻訳家(29)×無自覚小悪魔(18)

『年下の許婚が俺のことを全然信用してくれない』作：カワセワカ 

 

 

あらすじ
11歳下の幼馴染み・楓馬と交際0日で婚約したモテ男の透。楓馬を溺愛していた透は喜ぶが、遊び人だった過去を知られているせいで本気で好きだと信じてもらえない。信用してもらえるまで手を出さないと誓うが、楓馬からは遊びでいいから抱いてほしいと迫られて――!?
「結婚するまでは健全な関係でいよう」「身体だけの関係でいいよ」　
イケメン翻訳家（29）×無自覚小悪魔（18）　噛み合わないふたりの拗らせ同棲生活！

 

幼いころから家族ぐるみの付き合いがあり、11歳も年の離れた楓馬に長年、特別な感情を抱き続けている29歳の透。ある日、両親から「おまえには許婚がいる」と衝撃の事実を告げられ、咄嗟に結婚の話から逃げようとしますが、なんとその許婚というのが実は楓馬のことだったのです！！！

 

透が小5の時に生まれた楓馬は兄弟がいなかった透にとって、それはもう大切で何よりもカワイイ存在に違いなかったことでしょう……。(誰目線？) しかし、年の差や小さい頃からずっと一緒に居すぎているということが逆にアダとなり、両想いと分かってからもなかなか前進できない2人……。ちゃんと好きだけど、どうしたらその想いが伝わるのか？ と悶々とする姿は見ていて非常に堪りませんでした♥

 

すれ違いを繰り返しながらも一歩ずつ着実に成長していった透と楓馬。 「えっちは高校を卒業してから」という約束が律儀にも守られ、物語のクライマックスでついに……！ となったシーンでは、無意識のうちに体がご祝儀袋を用意していました…… (涙)。

 

ギャップにコロンの法則

受けのトロ顔＆泣き顔、控えめに言ってドシコいです

『おねだりもキスも欲しくない』作：おしず。 

 

 

あらすじ
カフェで働くバイの水井は、顔もよくて人当りもいいが「行為中ねだられると萎える」というやや歪んだ悩みを持っていた。そんな水井の最近のお気に入りは、自分のクズ話も冷静に聞いてくれる美人な常連、戸館だ。
でも、親しげな友人と来店した後から様子がおかしくて…? 彼の事情に踏み込みたい想いから思わず戸館にキスしてしまった水井は、いつもとのギャップに興奮が抑えきれず――。
トラウマ持ち同士の、可愛くってせつない成長の物語。

 

ねだられるのをひどく毛嫌いする、クズ恋愛脳でチャラ男の水井。勤務先のカフェの常連で聞き上手な美人、戸館のことが気になり始めたのも束の間、戸館がカフェで親しげに会話をしていた男性のことを長年、想い続けていたのだと知ってしまい……？

 

なかなかまともな恋愛ができない水井とキスだけで達してしまう超敏感体質な戸館。それぞれ特殊な事情＆トラウマを抱えた2人が時間をかけながらゆっくりと互いの心を救い合っていく姿は、見ていてとても美しく、激しく心動かされました……♥

 

すれ違いや喧嘩もあるものの、基本、攻めの水井が戸館にデレデレであるため、切なさよりも終始胸キュンが止まらない！という印象の2人♥ 戸館のほうもボロボロと涙を流すかわいらしい泣き顔で水井を想い続けているということを一心に示してくれるため、心がギュッと締め付けられました♥

 

ドドドドドドドド甘い溺愛ぶりに脳汁ブシャーーー!!!

『教室を出たら俺のモノ』作：しえろ 

 

 

あらすじ
不愛想だけどクールな魅力を持つ神崎は、クラスでも地味な存在の野津とお付き合い中。他人には超絶塩対応の神崎だが、恋人の野津にだけはあま~い言葉を囁く激甘彼氏に変貌。人目を気にする野津のため、この関係は秘密。そのぶん二人きりのときは、とことんイチャイチャしたい! “教室"を出たら、人目を忍んでドキドキのトロ甘エッチも…!?

「可愛い姿は俺だけに見せて…」

普段は笑顔を見せないクール男子の、甘えん坊な姿やデレデレ姿にギャップ萌え! 独占欲丸出し! いちゃップルの甘々エッチなスクールライフ♪

 

女子にモテモテでクラスの人気者でありながら、恋人のひなと以外には冷たい態度を見せる超男前の神崎。地味な存在で目立つのを怖がるひなとの要望で2人の関係はクラスメイトには秘密であるものの、異常なまでの独占欲をもつ神崎は学校でもその執着心を抑えられず、ありとあらゆるところでえっちなことをしちゃいます……♥ (最高)

 

全体を通しても糖度高めで幸せオーラ駄々洩れの2人♥ しかし陽キャ×陰キャとなると、やはり気になってしまうのはその出会い方……！！ 2人の出会いの場は図書館でしたが、ちょっとした心の闇を抱えた神崎が地味だけど心優しいひなとに心救われて……♥という素敵ストーリーには、手先も震えてしまうほど心揺さぶられてしまいました♥

 

気付かれたい！ けど恥ずかしい…… とバレンタインのチョコを遠回しに渡したり、「神崎くんさえいればいい」とにっこり微笑む天使なひなと……♥ 「こりゃ、神崎も溺愛するわな～～～ (大の字)」と筆者も大納得＆大満足の溺愛したくなる受け、堂々の第一位です♥

 

 

受け専用♥セ〇ムの法則

 

とにかく受けの自己犠牲がすごい。もっと自分のことを大切にして欲しいと思うも、攻めによる救済は絶品もの……。他の作品に比べ、攻めが一際優しい印象がある法則です。

ドラマティックな展開の作品で発動しやすい法則であり、耽美な世界観や再会ものとも相性が良いのがこの法則。とにかく傷つきそうになる受けを攻めが放って置けない……。健気受けの健気が人生にかかってくるのもこの法則の特徴です。

 

ムリヤリかと思いきや、実は…？

『大人倶楽部』作：吉田ゆうこ 

 

 

あらすじ
良家の子息が多く通う学園に転校してきたはるか。その目的は“大人倶楽部”でおもちゃとして男に抱かれ、実家への援助を得ること。しかし大人倶楽部は存在するが、その慣習は既に廃れていた。困ったはるかが挑発的な態度をとると、部員のひとりである永良に奥の小部屋へ連れ込まれ体を暴かれてしまう。その上永良とは同室だということが判明し、戸惑う中での学園寮生活が始まり――

 

良家の子息が大勢通う学園に存在すると言われている「大人倶楽部」。そこに「おもちゃ」として加入し、お金持ちたちから経済的援助を受ける使命を受けたはるかでしたが、既にその文化は廃れていました。しかし、このままじゃ終われない！と思ったはるかはとある行動をとってしまいます……。

 

「俺を抱けば満足できますよ」と部員を誘うはるか。そんな危なっかしい彼を見て、永良は「俺が引き受ける」となんともイケメンな言葉を発します♥ その後の展開はどどどどうなっちゃうの～～？？ と思わず、冷や汗が止まらなくなってしまいそうでしたが、穏やかでちょっぴり甘酸っぱいストーリー展開にいい意味で裏切られ、最後までルンルン気分で楽しめました♥

 

出会い方が良くなかったのか、なかなかくっつけないはるかと永良。期間限定の関係から始まり、一度別れを経験するものの、再度惹かれ合い、強く求めあっていく姿はお米をかきこんでしまうほどの素晴らしさです！！！！！！！！(拍手)

 

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いかがでしたでしょうか……♥

なんだかんだ言って「素直」に生きることは人生で一番難しいことだったりする(意味深)ので、イケメンが惹かれてしまう理由も分かりますよね……♪

 

今後もますます人気が高まると予想されるイケメン溺愛×健気を、筆者も全力で応援したいと思います♥

 

担当記者：鯖ンバ林 誘い受けに目がない黄昏の腐女子。眼鏡・手袋・白衣こそが三種の神器だと信じて疑わぬ一方、スーツ美人にもデレデレしがち。