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\受けの羞恥顔が見たいBLオタク集まれ/
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2021/10/02 15:00
2023/09/05 20:00
◆目次◆
1.バタフライバースの世界観
2.それぞれのバースの基本設定
3.バタフライバースの特殊な設定
バタフライバースとは、多数の普通の人間に少数の「蝶」「蛾」「蜘蛛」「蜂」が混じっているという特殊設定です。
人口の多数を占める普通の人間は、バタフライバースのことを都市伝説程度に考えています。
特殊なバースを持つ少数の者たちも突然変異によって生まれるため、親が普通の人間であっても「蝶」や「蛾」であっても生まれてくる子どものバースには特に関係ありません。ですが、「蜂」だけが直系のバタフライバースを遺すことができます(これについては後述のバタフライバースの特殊な設定で蜂の詳しい繁殖方法について解説しています!)。
そして成長していき、思春期ごろに自分のバースがなんであるかを直感などによって理解します。それぞれが食う・食われるの関係であるため、本能や直感、においやフェロモン等でわかることも多いようです。
・蝶
恵まれた容姿を持ち、性別を問わず相手を魅了します。ほとんど普通の人と変わりありませんが、普通の人と異なる点として、蜘蛛の餌であり、蜘蛛にとってのご馳走になるので捕食される対象となることが挙げられます。
蝶の中には自分自身が蝶である自覚がある者と無い者がいるため、自覚のないものは蜘蛛の脅威に気付かないまま晒されることとなります。自覚のある蝶はほとんどのものが蜘蛛の存在を知っており、蜂の存在も知っている者が多いです。
非常に弱い存在に見られますが、この特殊設定の中に出てくる4種族の中では最も数が多く、自衛組織を形成していることもあります。
・蛾
蛾は非常に蝶と似た容姿を持っているため、見た目では蝶との見分けは尽きません。しかし、その身に猛毒を持っており、蜘蛛が食べると猛毒で死んでしまいます。蜘蛛によって致死量は異なり、蛾によって毒の量や効き方も異なりますが、猛毒であることは間違いありません。
逆に言うと、蜘蛛以外が食べても無毒。蛾の毒には基本的に解毒方法がなく、蜘蛛を死に至らしめることが多いです。このように毒をもつ以外は普通の人と変わらず、蝶と同様に自分が蛾である自覚があったりなかったりと様々です。個体数は蝶よりも少ないですが、蜘蛛よりもかなり多いです。
・蜘蛛
蜘蛛は蝶や蛾を捉えて食べます。蝶や蛾を見ると本能的に食べたい衝動に駆られますが、前述の通り蛾を食べると死に至ります(蝶はごちそうという位置づけであり、食べなくても死ぬことはありません)。
蜘蛛も蝶や蛾と同様、自分が蜘蛛であるという自覚のある者とない者がいます。「蝶を食べたい」という衝動を感じることで、自身が蜘蛛であると気づくことも多いのだとか。
蝶や蛾を食べることに関しての考え方も様々で、絶対に食べたくないと考えて我慢する人もいれば、本能のままに蝶を食べてしまう人もいます。また、「蝶を食べなければ蜂に蜘蛛だとバレない」という勘違いが流布しており、蜂を恐れるあまり蝶を食べない人もいます。蛾の毒を恐れて蝶を食べない蜘蛛もいるそうです。
また、蜘蛛は性別にかかわらず、繁殖のしにくい蜂の卵床として卵を産み付けられることがあります。
そして、個体数は蝶や蛾に比べると少ないです。
・蜂
蜘蛛に卵を産み付け、それを卵床にして繁殖します。そして蜘蛛には卵の成長のために蝶を食べさせようとします。蜂の体液は蝶や蛾、蜘蛛にとって麻酔のような効果があり、卵を産み付けた蜘蛛を「言いなり」にすることができます。
卵の分泌腺がある以外は普通の人と変わりません。ただし、蜂は他の蝶や蜘蛛と違い、必ず自分が蜂だという自覚があります。
4種族の中で最も個体数が少なく、通常の生殖方法ではほとんどが不妊のため蜘蛛を通じた繁殖を行います。繁殖欲は強いですが、必要性を感じていないときは蜘蛛を襲うことはありません。
蜂が蝶や蛾を食べてもおいしくないので、卵を育てる蜘蛛のために捕獲して食べさせます。
・自覚する時期
自分のバースを自覚するのは、思春期頃。
蜂だけは必ず自分のバースに気付きますが、蝶・蛾・蜘蛛の中には直感的に気づく個体と気づかない個体がいます。ただ出会った相手が何であるかは、食うか食われるかの関係性であるため、本能的な直感や匂い、フェロモンなどで判断できます。
自覚ある蝶はそのほとんどが蜘蛛の存在を知っていますが、蜂の存在は知らない場合が多く、自覚ある蜘蛛は蜂の存在を知っている場合が多いです。
・蝶と蛾の味
蝶は蜘蛛にとって特別なご馳走ですが、「食べなければ死ぬ!」というほどのものではなく、蜘蛛も普段は普通の食事をとって生きています。
蝶の身体を舐めたり、体液を啜ったりすると美味しい味がし、大抵「もっと食べたい!」という欲求を掻き立てられることに……。
蜘蛛にとっては、蛾もまた美味しいのですが、とても美味しい「猛毒」となるため、ご馳走のために命を亡くすリスクもあります。
・蜂の卵床となる蜘蛛の詳しい設定
前述のとおり、蜘蛛は性別を問わず蜂の子を身ごもります。卵を産み付ける方法は、キスのような軽い接触から、噛みついたりセックスしたり……というハードな接触までいろいろありますが、トリガーとなるのは粘膜や体内との接触だそう。蜂は卵を産み付けることに快感を覚えますが、蜘蛛は特に何も感じないので、気づいたら卵を産み付けられていることもあり得ます。
一度に産み付ける卵の数は1~複数個で受精の確率は8割とかなり高め。産み付けられた卵は半年~一年ほどかけて成長し、ア〇ルから体外へ排出されます。
蜘蛛の出産は通常の出産よりも負担に耐え切れず亡くなることが多いうえに産科に連れていくこともできないのでさらに死亡率が高くなっています。
・蜂が卵を産み付けた蜘蛛に使える「言いなり」
蜂に卵を産み付けられた蜘蛛は自我を保ったまま肉体だけ言いなりになります。基本的には蜂のもとを離れられなくなり、心底嫌なことでも抵抗できなくなります。この「言いなり」によって、蝶を食べたくないと思っていた蜘蛛も食べさせられてしまうこともあります。
出産が終わった段階で蜂の「言いなり」からは解放されますが、体力を消耗していることが多いので、逃げ切れず、そのまま新しい卵を産み付けられることもあります。(ただし、そうすると蜘蛛が妊娠や出産に耐えられないこともあります。)
一方で蜂によって「言いなり」にしないという選択もできます。そうすると、蜘蛛は蜂のそばにいなくてもよく、自由の身となります。
・蜂の子ども
蜘蛛から生まれてくる子どもは半数ほどは不完全で孵ることはなく、残りは蜂が2割、蜘蛛が1割、蝶が2割生まれます。蛾が生まれないのは、蜘蛛が蛾を食べると死んでしまうためです。まれに蛾を宿すこともありますが、毒に耐え切れず母子ともになくなってしまいます。
容姿については基本的に卵を産み付けた蜂に似ることが多いですが、食べさせた蝶の特徴も引き継ぐことが多いです。
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以上、バタフライバースの解説でした! いかがだったでしょうか?
商業の作品には、まだバタフライバースを採用したものはなさそうですが、樋口美沙緒先生の「ムシシリーズ」ではロウクラスとハイクラスの力関係、起源種特有のフェロモンなど、虫の世界や特性を生かした設定が散りばめられています!(さすがにカニバリズムはありませんが……)
個人的にこのバースの大きなポイントは特殊バースが4つある事だと思います。これによって、全く異なる組み合わせのカップリングを妄想できます!
・蜘蛛×無自覚蝶の悲恋幼馴染
・蜘蛛×食べられたい蝶の健気な愛
・蜘蛛×蛾の共依存死ネタ
・蜂×蜘蛛の無理やり孕ませヤンデレ
・蜂×自衛組織蝶の平行線ラブ
というように今ぱっと考えただけでも読んでみたい組み合わせが無限に浮かんできますね……誰か書いてくれませんか……。
個性派バース・「バタフライバース」の魅力に気づいていただけたら幸いです!
コメント9
ユキナ。さん
おもしろいですね。蜘蛛受け見た過ぎ!!!
匿名7番さん(1/1)
樋口なんとかが似たようなの書いてなかった?
匿名6番さん(1/1)
面白そう。蜘蛛に萌えた。狩る側から狩られる側になるとか何それ美味しい。
でもカニバは無理だなぁ
みなあさん
面白そう
匿名5番さん(1/1)
この設定のTRPGあったら面白そう。人狼みたいな正体隠匿系で、勝利条件はBLらしく「恋愛成就」とかでどうですか? …なんてね。
匿名4番さん(1/1)
…ややこしい。一瞬、樋口美紗緒先生の「愛の巣へ落ちろ!」の話かと思ったんですがねぇ。
匿名3番さん(1/1)
そんな多いんだ。
知らんかったわ。
匿名2番さん(1/1)
なんとかバース多すぎ…
匿名1番さん(1/1)
これまた面妖な。
蜂は蜘蛛に卵を植え付けるとなれば、その卵を受精させた人が他にいたりするのでしょうか。