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トランクス、ブリーフ、ボクサー……三大パンツに迫る！

筆者が日課のBL開拓にいそしんでいた時の話です。
それはまるで天啓のように舞い降りてきました。

「BL、ボクサー率高すぎじゃね？」

日々新天地開拓を目指し、ジャンル問わずBLを読み漁っている筆者。しかしどう考えても、ボクサーパンツだけ目にすることが多い。それはもう段違いに多い。しかし、思い返してみるとBL以外の漫画作品ではトランクスが多いような気もする。
これは一体どういうことか……その謎を解明すべく、我々はアマゾンの奥地へと――

向かってはいませんが、代わりにBLに登場するパンツの割合を調査してみました！
どんな結果になったのでしょうか？早速見ていきましょう♥

 

◆目次◆
1．さあこちらは……？BL界のパンツ事情
2．BL界でボクサーが覇権を握っていることの考察
3．名作たちの見方を変えて♥パンツという視点から見る魅力

 

何はともあれ知ることから！パンツ大調査

まずは一般的なパンツのシェアをざっと調べました！お世話になったのは皆さんおなじみのユ●クロさん。
現在売られているメンズ下着の総数は51。商品ページを開くと様々な柄のパンツが目に入りますが、なんとまあボクサーの多いこと多いこと。デフォがおすすめ順なのですが、スクロールしてもスクロールしてもボクサーが現れます。
その数なんと32。実に全体の63％をボクサーが占めていました。ちなみに残りの27％がトランクス、おすすめ順ですと下の方に追いやられてしまっております……ブリーフはなんと0という結果に。

ちなみにショッ●リストさんですとさらにすさまじく、ボクサーパンツのカテゴリが424件、トランクスが46件、ブリーフが27件。ボクサーまさかの85％！(どちらも2021年4月時点)

世間の流れがボクサーパンツ一強であることを示していますね。

 

さあこちらは……？BL界のパンツ事情

※画像はAmazon公式サイトより

こうして見るとやはり、攻め受け問わずボクサーパンツが強いことが分かりますね。うーん、時代の流れ……。とはいえ攻めのパンツ描写の少なさや受けのパンツの種類豊富さなど、対比することでかなり興味深い結果がでました。

つまりどういうことだってばよ！

BLパンツ界の傾向と対策

ここまで世界のパンツ事情について研究してまいりましたが、やはり今一番波に乗っているのはボクサーパンツの模様。三次元的な理由としては、「スタイリッシュなイメージ」や「スキニーなど細身のファッションに合わせやすい」といった、機能面と審美面どちらも兼ね備えたところに魅力があるようです。
逆にトランクスは「おじさんっぽさ」、ブリーフは「子どもっぽさ」や「そこはかとないダサさ」などが距離を置かれる理由に。

しかしここは二次元。ファンタジー。現実の流行に則っている部分があるにせよ、「BL界においてボクサーが覇権を握っているBL的な理由」について大真面目に考察してみます。

BL界でボクサーが覇権を握っていることの考察

※画像はAmazon公式サイトより


(1)大事な部分の形がはっきりくっきりわかるエロさ

これはデカい。ち〇こがデカいのもケツがエロいのも全部全部わかってしまう……罪深すぎる……。例えば着替えの時、そんな気がなくともすべて脱いでなくともシルエットが丸見えなのはもう「えちょっとそれ誘ってる？？？？？」と叫びたくなりますよね。

見えてないのに形は分かる官能的な設計、見えていないからこそ想像してしまう背徳感。ただの布1枚しかまとっていないのに「健全ですよ」と言わんばかりの堂々としたたたずまいすらもエロい。

また、それっぽい雰囲気になった時にがっちがちに勃起しているのが一目でわかってしまうんですよね……。布を押し上げ、先端にしみをつくっているお〇んちんは、まさに「身体は正直だな……？」状態。行為が始まっていなくともエロさが限界突破してるんよ……。


(2)受けも男であるということを訴えかけてくるメッセージ性を持つ

先ほどの「受けのパンツ描写が多い」という調査結果と考察(1)を合わせて考えてみます。

男同士での行為において、受けはそのおち〇ちんを直接、本来の用途で使うことはあまりないわけです。しかし、受けにも立派なおち〇ちんがついている。この事実に興奮するのは私だけではないはず。

そして使わないにせよ、性的興奮を覚えた受けもそれを勃たせるのです。パンツ越しにビンビンに勃ち、「我慢できないよ」とばかりに震えている。なのに使わない。この矛盾こそが攻めと我々BLファンの血を滾らせるのです……。

名作たちの見方を変えて♥パンツという視点から見る魅力

さて、ここからは種類ごとにパンツの際立つ作品を紹介していきたいと思います！ ご存知の方も多い作品ではありますが、だからこそパンツに注目して見て頂きたいです！
それでは参りましょう♥


王道ボクサー×エロい紐パン

『鬼上司・獄寺さんは暴かれたい。 3』作：あらた六花

控え目描写でも存在感抜群！トランクス

『YOUNG GOOD BOYFRIEND』作：ダヨオ

不朽の名作！ パンツ描写自体は少なめなのですが、高津のトランクスがストーリーに本当にいいエッセンスを加えているんです……。

まずは初めての時、水沢に脱がされる段階でチラ見えするストライプ。ストライプのトランクスの王道感半端なくないですか？？？ 履いてると思ったぜ高津～～～！ っていう(笑)。さらに水沢の「ださいパンツ」という一言。このやりとりだけでも高津がどういうキャラなのかや、2人の朗らかでマイナスイオンたっぷりな関係性などがわかってしまう……。最高だ……(拝)。

それ以降も毎回違うストライプのパンツが登場するのも好ポイント。たくさんストライプのトランクスを持っている冴えないおじさん受け、可愛いが過ぎんか？

背徳感マシマシ純情派ブリーフ

『酷くしないで』作：ねこ田米蔵

これは初見の衝撃がすさまじかった……。いくら真面目で秀才で眼鏡でも、今時ブリーフを履く高校生がいるのだろうか……？

ですがなんというか、ブリーフだと「イケナイことしてる」感が100倍くらいになる気がしませんか？ 外、ヤンキー、カンニングを知られた恐怖、白ブリーフのメガネ君……背徳感の塊ですね。
けがれなんて知らなそうな真っ白なブリーフに指をかけるシーンも脱がせるシーンも、やはりブリーフだからこそ出せる色があるのです。

物語が進むにつれ2人の関係性は変化していきますが、大学生になっても眠傘の白ブリーフだけは変わらない。もはや確固たる意志を感じます。そういうところが眠傘の眠傘であるゆえんなんですね、はい尊い。

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さて、BL界におけるパンツ事情について調査・考察していきました！ いかがでしたでしょうか？
見えないことが多くとも、ここぞという場面で圧倒的な説得力とエロ力を持って私たちの前に現れるパンツ。その魅力の一端でも感じて頂けたら幸いです。
今回紹介した3作品以外にも、パンツが光る作品はとてもたくさんあります。一緒に開拓していきましょう！