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視界が濃厚すぎる…!名画のように惹きつけられる美麗背景BL6選

2020/10/25 18:00

2023/02/21 18:00

BLを選ぶ基準に背景はどうでしょうか!



皆さんの「BLコミックを選ぶときの基準」は一体何でしょうか。表紙、レビュー、作家さん、ストーリー……。最近では、電子書籍で試し読みをしてから買う方も多いのではないでしょうか。

今回、新たな基準として提案したいのは、ズバリ”背景”。キャラクターやストーリーに集中して漫画を読んでいるとあまりじっと眺めることはないかもしれませんが、試し読みの際に背景に目を向けてみては? という提案です。

登場人物の生きているさまを引き立て、グッと物語に惹きこむような背景は、漫画に欠かせない要素ですよね。

そんな縁の下の力持ちである背景には、その作品の世界観や作家さんの想いががたっぷりと込められています! 圧倒的な世界観と画力で描かれたROMEOシリーズのわたなべあじあ先生などは、物語を世界観から決めるのだとか。

前置きが長くなりましたが、今回は美しい背景に目を奪われるコミック6作品を紹介したいと思います。緻密な画力で視界が濃厚……! となる作品をぜひ手に取ってみてください!

◆目次◆
1.カラフルな想いが交差する、むずキュン★キャンパスBLライフ!
2.殺せない殺し屋と盲目の青年の、孤独を溶かす救済ラブ
3.まるで現地にいる気分…世界一周旅行×BLの最強タッグ
4.現実を忘れさせる光の差し込む美しい君…。
5.スイーツ、インテリア、スーツリーマンに目が足りない…!
6.ストーリーを引き立てる圧倒的世界観に酔いしれる…。

 

カラフルな想いが交差する、むずキュン★キャンパスBLライフ!



グッドモーニング・サンシャイン』たじまこと先生インタビューより

*背景ポイント
お隣さん同士である昴と陽平が住んでいるアパートの細かい描写や、美大生ならではの溢れんばかりの作品の数々など、2人が普段どんなものに囲まれてどんな空間で過ごしているのか、背景を見るだけでも伝わるキャラクター性は読者の心を掴んで放しません。たじまこと先生ならではのあたたかいタッチと共に描かれた、油画科・美大生の生活風景は心が躍ります♪ また美術作品だけではなく、読者の胃袋を思わず掴んでしまう2人の食事も要チェックです!


*ストーリー

美大生の登坂 昴は、大学の先輩・湯本陽平とアパートがお隣さん同士。少しだらしがなくて世話の焼ける陽平ために、週一でモーニングコールをすることが当たり前になった昴。ある日、陽平への気持ちが尊敬だけじゃない、特別なものだと自覚して……? タイトル通りのキラキラした日常生活と、ぎゅっと心を掴まれるような心理描写が必見です♥

たじまこと先生の丁寧な作画、あと美味しそうな食べ物があれこれ出てきて、これも楽しすぎる!キャンプご飯、かなり旨そうです!
――
うーゆむ さん


 

殺せない殺し屋と盲目の青年の、孤独を溶かす救済ラブ

 

『君の夜に触れる』もりもより先生インタビューより

*背景ポイント

2人の心の情景が、背景を見るだけでもビシビシと伝わってくる書き込みの数々……! 盲目の佳澄と共に千夏は何を見て、何を届けるのか、もりもより先生が描く繊細な絵を通して伝えられる想いには、読者も心を動かされること間違いなし! 千夏が抱えた黒い世界観と、佳澄の思い描く煌びやかな世界観のコントラストが表現された作品となっています。ページをめくるごとに溜息がでてしまうような美麗な画面の数々をお見逃しなく!

*ストーリー
殺し屋の千夏は、目の前で兄を亡くしたとき、手を差し伸べてくれた少年・佳澄と再会する。目が見えないと話す佳澄を放っておけない千夏は近付くべきではないと思いながらも、彼と距離を縮めることになるが…。それぞれの”闇”を抱えながらも、孤独な2人が寄り添い見つけた居場所とは? 美しくも儚い2人の恋物語です。

佳澄さんと千夏さんの関係性が尊すぎます。
イラストも美しくて、読みながら涙を流してしまいました。心が洗われる1冊です。――みーーな さん

 

まるで現地にいる気分…世界一周旅行×BLの最強タッグ

 

僕らの地球の歩き方 1』ソライモネ先生インタビューより

*背景ポイント
とりあえずこの歴史ある建物や食べ物の緻密な描き込みを見てください……! 現地の匂いや暑さが伝わってきて、まるで一緒に世界旅行している気分になります。ちなみに上のカットは先生が最も苦労したというタイのワットアルン(暁の寺でも知られるタイにある寺院)です。印刷できるのか心配になるくらいの細かさですし、1ページに収まっていることに驚きです。他にも「やっばい美味そうすぎる!!」と叫ぶ主人公2人に共感せざるを得ない各国の料理や、温泉など見てるだけでバカンス気分になれるので、ご一読を!

*ストーリー
「世界一周できたら結婚しよう」と約束をして旅をするお話です! 物語の主人公は、カミングアウトできず、人目を気にする心配性な朝日と、。そして、マイペースで楽天的なワンコ男子・深月。朝日は仕事を辞めて、2人は人生を変える旅に出ます。朝日が旅行を通して「恋愛や人生に対してどう向き合っていくのか」。出会い、別れ分かれ、価値観の違いや心情の変化について丁寧に描かれており、じっくりと楽しみたい一作です。

もう、最高〜!存分に旅行気分を味わわせて頂きました。
観光地や景色の描写が詳細で、小さなコマまで背景の書き込みが丁寧になされています。本当に素晴らしい。
各国の美味しいご飯もたくさん紹介されており、そちらも見所。
――ぷれぱーる さん



現実を忘れさせる光の差し込む美しい君…。

 

ばら色の研究と花喰らふきみ』ビリー・バリバリー先生インタビューより

*背景ポイント
洋風のお屋敷に広がる薔薇。家具、食器から食事まで何をとってもエレガント……! こんな生活してみたいです。それらに浮世離れした花を食べる美しい男、蜂須川が存在することで、色気と美しさのフュージョン、相乗効果で眩しすぎることに。キスシーンやエロスなシーンまでも芸術作品のような耽美な雰囲気となっています!

*ストーリー

「光る薔薇」を研究する葛ノ葉が、資金援助を申し出てくれた蜂須川という男の屋敷へ赴くところから始まるお話です。蜂須川は”花を喰らふ者”であり、ばらが溢れる美しいお屋敷に住んでいるのですが……。”花を喰らふ者”とは何なのかと疑問を持ちつつも、薔薇の香りがむせかえるようなキスをして流される葛ノ葉。薔薇ギャグ(?)が入りつつも美しくエロティックに進んでいく物語は、一気読み間違いなしです!

人物はもちろん、花弁の膨らみ、木々が落とす影、屋敷の装飾など背景が驚くほど美麗です!それに蜂須川の不思議な存在感が作品全体の雰囲気を作っていて、アートのような作品です。それでいてクスッとさせられるひとこまもあって、相反するトーンを両立させるビリー先生の力量ほんとにすごい!――ayaayac さん



スイーツ、インテリア、スーツリーマンに目が足りない…!

 


オールドファッションカップケーキ』佐岸 左岸先生インタビューより

*背景ポイント
2人で食べる食べ物、モダンなカフェ、綺麗好きな野末さんの部屋などが非常に可愛らしく丁寧に描かれた作品。上の二コマでは、照れている上司・野末さんと部下・外川の対比も面白いですが、二人を見ているモブのお客さんまで細かく描かれています。モブにまで額縁に飾りたいキュートさを持たせるなんて流石です……。主人公・野末さんの暮らしている広すぎるお家も必見。朝ご飯を作り、夜ご飯を作り、眠る様子が描かれていますが、雑多な雰囲気のインテリアにこだわりを感じられます。

*ストーリー

寝て、起きて、仕事をする毎日に少し憂鬱な39歳・野末。無愛想だけど信頼厚い部下29歳・外川はそんな野末が気になっていて……。部下と上司が流行りの店のパンケーキやランチを食べたりして心のアンチエイジングをしていきます。おじさんだから……と縛られず、踏み出した世界でゆっくりお互いが大切な存在になっていく過程にじんわりきます。

キャラクターだけでなく背景や小物の一つ一つに至るまでの作画がとても丁寧で緻密。その描写を拝見するだけでまず眼福で楽しさがあり、そういう説得力に満ちた日常的な描写の中で繰り広げられる登場人物、部下外川と上司野末の揺れ動く表情、反して仮面の下に押し留めていて漏れこぼさないように苦労苦悩している表情がとても印象的でした。――k0791k さん



ストーリーを引き立てる圧倒的世界観に酔いしれる…。

 


果ての荒野でバカンスを』赤河左岸先生インタビューより

*背景ポイント
表題作の主な舞台は惑星。上の一コマからは惑星の静けさポツンと一人立つ主人公の孤独さが伝わってきます。主に出てくるのは植物と地面ただそれだけ。切ないです。上の画像では暗い空に離れて配置されるコマにグッと引き込まれて素敵ですね。他の作品でも、舞台の博物館、甲殻類などキーになってくる生き物が緻密に描かれており、人間以外に注目しても楽しいです!

*ストーリー
この作品は3つの短編から成り、1作目は”赤子~老人まで成長×成長しない青年”2作目は”自分の綺麗な顔が嫌いな少年と人間の美醜より虫とかの方が好きな少年の博物館を舞台にしたBL”3作目は”地球から遠く離れた赴任星から想い人と一日一度の通信をするSF”と大きく世界観が異なります。どの作品も考え方の根幹に関わってくるお話で、心にズシンとくる忘れられない読書体験になるはずです。泣きたいBLを読みたい方に是非。

コマ割と余白、そして何もない荒野を含めた引きの画が1人である孤独や距離を更に感じさせるものになっているからなのかも。――みざき さん



***

いかがでしたでしょうか。個人的に表紙だけ見ていても一冊丸ごと宝物箱に入れたくなるような作品たちでした!
ぼーと眺めているだけでも、何とも言えぬ幸せな余韻に浸れます……。皆さんの心洗われるイチオシ背景作品があればぜひコメントでお知らせください!

 

holly

表紙買い&まとめ買いがストレス発散。黒髪短髪男前苦労人受けに弱いです。ファンタジー系を勉強中。



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コメント12

投稿順 | 最新順

匿名1番さん(1/2)

ここに池玲文先生を入れないなんて‼︎ 信じられない‼︎
「銀閣博士とモルモット」他、刮目して欲しい緻密な背景目白押しです‼︎

匿名2番さん(1/1)

細かい描き込みの多い作品≠名画のように惹きつけられる美麗背景作品

匿名1番さん(2/2)

そっかー。残念です。

匿名3番さん(1/1)

私も断然、池玲文さん!

特に「No.99:人間玩具」
ファンタジー世界の風景描写が本当にお見事で、まさに「名画のように惹きつけられる美麗背景」そのものだと思います。

匿名4番さん(1/1)

私は座裏屋蘭丸先生がまず浮かんできました。シャングリラの島やリカーアンドシガレットの背景素晴らしい。

匿名5番さん(1/1)

私も池玲文先生は「名画のように惹きつけられる美麗背景作品」を描かれていると思います。妥協のない美しい線が素晴らしいです。

匿名6番さん(1/1)

高久尚子先生はいかがでしょう。
美しい色使い、グラデーション。
どの表紙もステキです。

匿名7番さん(1/1)

はいはーい!
吾妻香夜先生!

匿名8番さん(1/1)

この記事なぜbadが多いの???

匿名9番さん(1/1)

雪下以外は絵的にちょっと受け付けない・・・・。

匿名10番さん(1/1)

絵の違いがわかるひとがうらやましい。

匿名11番さん(1/1)

丹下道先生はいかがでしょうか?「恋するインテリジェンス」の背景は本当にリアルで素晴らしいです。

時々、業務で合同庁舎に行くのですが横目に見る財務省や外務省のリアルさに妄想が止まりません。

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