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アナタはもう読んだ?BLアワード推薦図書【by BLソムリエ】

2020/04/18 13:00

萌えもストーリーも太鼓判♥BLのプロフェッショナルが選び抜いた傑作たち

 
4月10日に発表されたBLアワード2020! 上位の作品もそうでない作品も、どれも魅力たっぷりな作品ばかりで、目移りしてしまいますね♪

今回は、BLのプロフェッショナルであるBLソムリエの皆さんに、BLアワード2020の中でも個人的に特におすすめの作品「BLアワード推薦図書」を紹介してもらいました。

「BLアワードのどの作品を読むか悩む……」という方も未読作品がある方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!

エロ好きじゃなくてもハマる!大満足な短編集

作品名:『待てない犬の躾け方』
作家:松本ノダ

作品詳細

BLソムリエ:ショコラファースト
幼馴染から血縁、リバまで様々な設定を愛す! 読む人の心に刺さるような、魅力ある作品をお勧めしてくれます。

 
アホエロ感すら感じさせるポップな表紙に、良い意味でダマされた! ギャグエロからメリーバッドエンドまで幅広い作品を取りそろえた短編集です。読めば、「萌え」の一言では表せない様々な感情が往来すること間違いなし!

普段エロを重要視しない方ストーリー重視の方にオススメ!

匂い立つリアルなエロに定評のある作家さんの、しかもエロ部門にノミネートされた本作。もちろんエロはとても素晴らしいんですが、そこだけに注目するのはもったいない! 私は敢えて普段エロを重要視しない方、ストーリー重視の腐女子の方々におすすめしたいです。
また、この作家さんがお好きな方ならきっと間違いなし。私は全買いしていますが、中でも一二を争う良作だなと思っています。

バラエティに富んだ短編4作どれも素晴らしいのですが、まずは表題作。早漏駄犬(そのくせ絶倫)である年下の恋人泰助を受けの育実が一ヶ月の猛特訓で躾けるという、いかにもエロなお話ながら実はエロいだけではなく、大好きな相手といつまでも一緒に居るために力を合わせて頑張る二人は心から応援したくなるんですよ。特訓を通しての泰助の成長と、その成果の披露は見ものです! 思いのほかいい男になってしまった泰助を前に、育実が密かに不安と焦りを感じるのもめちゃくちゃ納得。

もうひとつ挙げたいのが最後に収録されている50歳童貞×26歳美形ダンサー。こちらは恋する気持ちすら知らない50男の電撃的初恋の話ですが、彼は「僕を君好みに躾けてほしい」と向上心をもって丁寧にトモに接する生真面目なおじさま。年齢と愛ゆえの余裕をもつおじさまにこんなに愛されては、二回りも年下の美青年も絆されて当然でしょう。
しかもこの話はこれで終わらず、さらにここからの展開が甘く切なく意外性もあって楽しいんです。予想外のラストも必見。

駄犬の躾に始まり、教師×生徒、メリバときて、お利口年上ワンコの躾で終わるという、ストーリーに注目しても読みごたえたっぷりな一冊です。

 

寡黙+紳士+男前+ガタイ良し=最高の攻め!!

作品名:『シャングリラの鳥(1)』
作家:座裏屋蘭丸

作品詳細


BLソムリエ:みち0609

商業BLを読むことが生活の一部だというみち0609さん。新作はもちろん、シリーズものも沢山読まれています!

 
南の島の娼館・シャングリラの男娼と、彼をサポートする試情夫の恋を描くシリーズ第1巻。まるで楽園のような暮らしを過ごす中、暗い過去がほのめかされていて……。これから2人の恋、ストーリーともに気になる一冊です。

クールな寡黙攻めが好きな方にオススメ!



何と言っても攻めのアポロが顔も体も心もイケメン!
とある事情で試情夫(男娼が客を取る前の心身をほぐして昂ぶらせる疑似愛人役)として雇われたアポロですが、受けの男娼フィーに対してもとても紳士で優しく、読んでいるこちら側もアポロにドキドキしてしまいます。

そんな他の客や試情夫とは少し違うアポロに対するフィーの態度も、ちょっかいをかけたりと可愛い一面もありつつ、フィーはアポロを一体どう思っているのか気になる表現で描かれています。
まだ一巻では2人の気持ちは分かりませんが、これから2人がどう歩み寄っていくのか? 注目です!


これは不幸な恋? 賛否両論な結末を、あなたはどう考えるか

作品名:『心中するまで、待っててね。 (上)』
作家:市梨きみ

作品詳細


BLソムリエ:いるいる

溺愛ラブラブ系作品激推しなBLソムリエさん! コミックスだけでなく小説やBLCDもたしなんでいます。

 
幼いころ仲良くしていた近所のお兄ちゃんと再会。しかし、お兄ちゃんは昔と変わらない幼い姿で……? 表紙の幸せそうな笑顔に「本当はもう、気づいてるんだろ?」という帯がなんとも不穏な作品です!

賛否両論ある作品をこの目で見たい! という方にオススメ!

タイプ分けするなら黄昏の腐女子さんですが、捉え方によっては夜明けの腐女子さんにも刺さる気がします。

読み終えた時の不思議な感覚は今でも忘れられません
この作品はタイトルにもあるように「心中」を主軸に描かれています。暗闇が広がる展開に辛い・悲しい気持ちで寒さを感じながらタイトルで用意されている「不幸な心中」を覚悟して読み進めるのですが、どうしてでしょう。頭の中には2人の笑顔がいっぱいに広がっていてこんな幸せ溢れるラストが待っていたなんて…!とハンパない多幸感に逆に戸惑ってしまう読後感なのです。この圧倒的インパクトは作品を強く印象付け忘れられないものになりました。

テーマがテーマですので賛否あります。「死」を扱う難しさ、自ら選択する愚かさ、きっと嫌悪される方もいらっしゃると思います。しかし少なくとも私はどこかホッとして、これからの2人は幸せだねと安心感に包まれました。客観的に見たら不幸かもしれないけれど概念が救済される感覚が味わえます。決して喜べるような展開はなく読むのが辛い内容をハッピーエンドとして最後まで表現されているストーリー性は素晴らしいと思います。

 

バンド好きにはたまらない!! ライヴに来たような高揚感

作品名:『気まぐれなジャガー (3)』
作家:ウノハナ

作品詳細


BLソムリエ:ぴよこ☆

実技試験ではとっても熱心にBL作品を紹介してくださったぴよこ☆さん。作品の魅力を多角的な視点からオススメしてくれます!

 
音楽雑誌の編集×人気ギタリストの、最高にロックでアダルトな音楽BL! 別離を経て、やっと甘々な関係に落ち着いたと思いきや……!? 新たな章の幕が開いたシリーズ第3巻です。

普段からライヴに足を運んでいるようなコアな方にオススメ!

もし、努力しても敵わない才能の持ち主が、すぐ隣にいるとしたら?
ありがちな問いについてひとつのアンサーを示してくれるのが、『気まぐれなジャガー』。アラタと年下の幼なじみ・宗純を描いた作品です。

ロック好きなアラタがギターを弾くようになり、アラタの音色にひかれた宗純もギターを始めますが、プロになったのは宗純の方。その素質にいち早く気づいたアラタは、己の力量を悟ってしまいます。無邪気になつく宗純を突き放しきれぬやさしさも、アラタを追い詰めることに

一方、エキセントリックな部分ばかりフォーカスされがちな宗純ですが、なにも考えていないわけではありません。想うが故に悩みもがき苦しむことは誰にでもあるのだと、教えてくれます。

タイトルにある「ジャガー」とは、有名楽器メーカーのギターのモデル名のこと。ふたりの愛器というだけでなく、作品を読めばこの単語の向こうになにかを見出したくなるはず。
普段からライヴに足を運んでいるようなコアな方なら必読。音楽的なことがわからなくても無問題。ウノハナ先生ファンならもちろん要チェック。
アタマのなかで好きな音をかき鳴らしながら、セッションを垣間見ているような気分に浸ってください

 

4年の恋に終止符を打つ、濃密な4泊3日2人旅。

作品名:『終点は東京。』
作家:はやりやまい

作品詳細


BLソムリエ:あさだ2枚

幅広い世代の作品を網羅! 穏やかかつ、ストーリーのしっかりした作品をおすすめしてくれます。

BLソムリエ:きい汰
萌えもストーリーも両立しているような、リアル男子たちの恋を描く作品をおすすめしてくれます!

 
最後の推薦図書は、なんと2人のBLソムリエが熱く推している作品です! タイトル通り東京が終点の2人旅を描くストーリー。3泊4日の中で2人のこれまでの軌跡や人柄をじっくり堪能できて、じんわり心に染みる作品です。

あさだ2枚人の弱さを描く作品が好きな方にオススメ!

はやりやまい先生は作家推しの方が多いと思いますが、自分の基準では『あさはらたそかれ』からは遠く、『ラフラブ』に近いと思います。

ストーリーのオリジナリティも大変好きなのですが、キャラクターが非常に愛しい!
東京駅で終わる3泊4日の旅が、描かれているほぼ全ててです。しかしこの1冊で、4年半付き合った彼らの関係性や人となりがしっかり伝わる。主役以外の登場人物は極端に少ないのに、2人が互いにどう振る舞うかだけでなく、社会の中でどう生きているかまで見えてくる。はやりやまい先生の、人を描くうまさに魅了されます。

読む方によっては、穂村(表紙/主役)も高瀬(穂村の元同級生、現彼氏)も随分と人としてあり得ない行動をするし、モラルハラスメントが目に余ると感じるかもしれません。
美形、お金持ち、料理上手、そんな魅力的な登場人物が商業BLに溢れている中、まざまざと描かれる欠点と弱さ。また、そのみっともなさを晒し合った上で共にあろうとする2人。弱さに抗おうとする様子を自分はとても愛しく感じました。

『喫茶ハレム、恋の乱。』で、はやりやまい先生ご自身も語られてましたが、先生の作品には「本当に"いい人"は存在しない」ことが多いと思っています。だからこそ人間臭くて、長野に、京都に、東京に、穂村と高瀬が本当に存在していそうな気持ちにさせられます。

きい汰いつもとひと味違うBLが読みたいあなたにオススメ!

恋人になって4年経つ高瀬と穂村が旅行に出かけるお話です。東京駅から2人の旅が始まっていきますが、ただの旅じゃないんです! 穂村にとって、高瀬と行く全てを終わらせるための最後の旅だから。タイトル通り、ふたりの終点は東京! ふたりの終わりが見えているこの旅で、果たして東京駅へ帰るまでの間に、穂村は前でも後ろでもない隣にいる高瀬と一緒に答えを見つけ出すことはできるのか!? 短くて、とても濃い(恋)ふたり旅になっています。

そして今回注目したいのが「視線の動き」。過去のシーンも描かれていますが、高瀬は穂村のことを見てくれているのに、穂村は高瀬からの愛を感じながらも全然高瀬のことを見ていないんです! 25歳の冬にともだちをやめたふたりですが、周りが見えていない穂村の独りよがりの恋でした。29歳の旅が終わる瞬間を。肩を並べてこれからを生きていく旅になったふたりを。ぜひ読んでみてください!

いろんな感情が散りばめられているので、何度読んでも楽しい! はやりやまい節にハマる可能性大の作品です! 彼らと同じく、重たい気持ちで行く聖地巡礼も作品の雰囲気を感じることができて、とっても楽しいですよ。

 

まとめ

 

BLソムリエによる「BLアワード推薦図書」、いかがでしたか? あなたのお気に入り作品は入っていたでしょうか。
どの作品も、読むたびに心に余韻を残す名作ばかり。未読の方はもちろんのこと、もう読んだという方もこの記事をきっかけに再読して、作品の世界観にどっぷり浸ってみてはいかがでしょうか!

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