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 匂いと共に蘇るつらい過去…儚くも美しい筆致で送るトラウマ救済ラブ

推し作品への愛が溢れる腐女子の皆さん、「この作品がBLアワードにノミネートされなきゃ、死ぬ。」作品紹介のお時間が今年もやってまいりました。
今回は、大人のダウナー感満載な切なく優しい作品をご紹介いたします！ 他にはない”匂い”という特殊なテイストを加えた、マスクをしたままのセックスに新たな性癖が芽吹いてしまうかも……？ デビュー作とは思えないエロも読みごたえも抜群な一冊を是非ご覧ください！

 

『薫-くゆる-』作：ミギノヤギ

 

受けを包み込むようにして、優しくマスクを外す攻め。そのタバコを持つ手と首筋から骨盤までのボディラインにどこかエロさを感じるのは私だけではないはず……。表紙だけでも引き込まれる二人の空気感に中身を見ずにはいられない！
「この作品がBLアワードにノミネートされなきゃ、死ぬ。アンケート」に寄せられた作品の中から今回ご紹介するのは、ミギノヤギ先生の『薫-くゆる-』です！ 早速頂いたコメントをご紹介いたします！

 

 桂さんに会って、トラウマを克服して、今度は桂さんの匂いで欲情してしまう七々瀬が可愛くてエロくて最高です。
私の好きな作風で、今後も追いかけたい作家様になりました。
(ちるちるレビューより抜粋)

 

もぉ~デカくてコワモテな桂の懐のデカさに終始キュンキュンでした！！
だんだん桂に惹かれていくも、心を許した好きな人に裏切られる恐怖がある七々瀬が自分の好きという気持ちに素直になれないのが切なかったです！
後半にはトラウマ元カレ水斗も登場でドキドキしましたが、桂の懐のデカさが災いして水斗サイドの切なさもぎゅんっぎゅんに詰め込まれててもぉ~たまらなく爆萌えでした。
(ちるちるレビューより抜粋)

欲情した七瀬がエロ可愛いという声が多く見受けられましたが、それも納得。美人な淫乱受けのマスク越しに蕩ける様子は、思わずもっとぐちゃぐちゃにしてしまいたいと思ってしまうほどフェティシズムが溢れます。
それでは、おすすめポイントを見ていきましょう！

◇あらすじ
過去のトラウマから、男の匂いがダメになってしまった七々瀬はセックス中でさえマスクを外すことが出来ずセフレに飽きられ逃げられ日々。消化不良の性欲を持て余した先で適当にひっかけたのは、元彼によく似た香りを纏った男。名前も知らないその男との行為中、自身の"内"に踏み込まれ思わず拒絶し逃げ出すも、数日後 良い香に誘われ入ったお香屋にいたのは店のオーナーである先日の男・桂で――…!?
いくら突き放し拒絶しても懲りず傍にあるそのぬくもりに、過去に閉じたままの心が絆され融けていく――。包容力のある掴みどころのない優男×傷を抱えたマスク美人「匂い」の"克服セックス"
"トラウマ"が、"発情"にかわる――
抜群の世界観と圧倒的センスで描く期待の新人ミギノヤギ、待望のデビューコミックス!

ポイント①
少しづつ近づく二人の心の距離

初めはお互いのことを何も知らないまま始まった、カラダだけの関係。それがだんだんと回数を重ねていくうちに思いあっていく2人の関係性は、見ているこちらも心が温かくなります。ひどいトラウマを抱え何度も離れていこうとする受けに対して、懲りずに傍にあるそのぬくもりに絆されていく七瀬。美人で淫乱にもかかわらず、心はピュアでまっすぐ七瀬に読者が絆されてしまいます！ 切ない中にも優しさや萌えが散りばめられた2人の関係性は要注目です♥
 

ポイント②
マスクしたままの濃厚エッチ

この作品のキーアイテムともいえるマスク。匂いに敏感なうえにトラウマのせいで、日常生活やセックスの時でさえもマスクが欠かせなかった七瀬。今まで筆者はマスクをしたままエッチをする作品を見たことがなかったのですが、これを見て新たなフェチに目覚めてしまいました……。ミギノヤギ先生の美しいイラストが相まって、マスクで隠された部分が余計にエロさを醸し出しています！ 筆者的1番のおすすめシーンは、桂が七瀬のマスクを外して自分のマフラーで口を覆うところ！ 若干強引なようにも思えますが、自分の匂いでいっぱいにして混乱する七瀬に優しく呼びかけるシーンは、何度見てももその尊さに心が震えます。優しくそして少し強引な桂だからこそ、七瀬もトラウマを乗り越えることができたまさにベストカップル‼

 

こんな作品のファンにおすすめ！ テイストの似ている作品をピックアップ

 

では、本作は具体的にどんな作品が好きな方におすすめなのでしょうか。ユーザーの皆様からいただいたコメントを参考に、テイストの似ている作品をピックアップしてみました！ 以下の作品が好き、という方は要チェックです！

 

『NIGHTS BEFORE NIGHT』作：ナツメカズキ

 

今年行われた第10回BLアワードコミック部門で4位にランクインした人気作。過去にとらわれている……といったら一番にこの作品が思い浮かびます。空気感も少し似ていて、シリアストーンで進んでいく独特な雰囲気が好きな方は是非『薫-くゆる-』の方も手に取っていただきたいです。

 

『喪服の花嫁』作：芽玖いろは

 

続いては、受けだけでなく攻めもワケありな作品。傷つきながらも、2人で前に進もうともがく様子に七瀬と少し重なる部分があるように思えます。終わりに近づくにつれて明かされていく情報の多さに、すぐにもう一度読み返したくなってしまいます。

 

担当BLソムリエ：ありのす幸 攻めの嫉妬した顔が大好物の黄昏の腐女子。 好きすぎて、常に携帯の検索履歴に攻め嫉妬・溺愛・執着がランクインしている。

BLアワード2020の投票は来年の1月下旬から。例年は、得点が200ポイント以上の作品を中心に各ジャンル40作品前後毎年ノミネートされます。
評価の仕方はこちらをごらんください

作品の評価ボタンが、ページの真ん中ぐらいにありますので、ここで評価をします。


評価すると一石三鳥のお得


１：評価をつけることでAI（BLソムリエ）の精度がアップします。評価がついた作品は次回からAIのおすすめ対象から外れますので、常に新しい作品がAIから紹介されます。


２：誰でもくじびきが引ける！ひと月で作品評価ボタンを　5回以上押してくれたユーザーには誰でも参加できちゃいます。レビューお役立ちボタンを　月に15回以上押していただいた方も参加できます。


３:さらにレビューをつけると作品への注目度が集まりますし作家さんが見てくれることも。

レビューポイントがつくので、一定のポイントが貯まるとギフト券がもらえます。ポイントレースのご説明はこちら

新作ですとレビューで８Pもらえますのでぜひ挑戦してみてください。


ちるちる評価は
神=５
萌萌=４
萌=３
中立=1
趣味じゃない=0

となっています。
評価をつけてボタンを押すだけで評価が入ります。



トップページには直近30日間の得点ランキングが表示されます。
こちらにランキングされると注目度が一気にアップしますよ。
ぜひともおもしろい作品があったら評価をつけてみてくださいね！
先生への応援にもなりますし、毎年4月開催されるBLアワードに選出されますよ。