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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2019/10/13 16:48
なんかもう、言葉にならないです。優しさとか切なさとか悲しさとか、痛さとか、汚さとか、暴力とか、笑いやユーモアさえも、とにかくいろんなものが怖いほどに詰まっているんですよ。これほどごちゃ混ぜにいろんなものが詰まっているのに、ひたすら美しく感じるって何…
もう泣けて仕方ないです。正直に言うと、読み終えた瞬間、読んだことを後悔しました。
読まなければこんな感情知らずに済んだのにって。でも長く続く余韻と、脳裏に焼き付く天使の笑顔に「読まなきゃこの愛しさを感じることは出来なかったな」と、今ではこの出会いに感謝しかありません
ぜひたくさんの方に読んでいただきたい作品です。
ゆーちん24(ちるちるレビューより)
仕事もない、金もない、生きる価値もない。そんな自身の人生をクソと言い放つ幸紀は深夜のコンビニバイトで細々と暮らしている。そんな幸紀がある日トラブルで、刺されてしまう。意識を失いかけたその時、その目に映ったのは美しい――天使だった。
記憶を失っている天使は幸紀のところに居候することに。周囲の人の感情にとても影響を受けてしまう天使。見た目に反して優しさを沢山持っている幸紀。孤独を抱えた1人と1人…どこか似ている2人はお互いに側にいることがだんだんと心地の良い関係になってきます。
過去の話で煽られ、チンピラに暴力をふるってしまった幸紀。その感情を受け、天使の羽は美しくも無惨に抜け落ちてしまいます。ごめん、ごめんとつぶやきながら羽を集める幸紀とそれを見つめる天使。この感情の行く先はどこに向ければいいのだろう。
一念発起して仕事を探し始めた幸紀。天使は一人暇を持て余し、ふと"あの"事件を調べてみることに。天使はなにをその目にどんな真実をを写したのでしょう…。天使が何者なのか、事件の真相とは、そしてこの2人が出会うべくして出会ったその理由とは――。この瞬間から、運命の歯車が回り始めます。
最後にユーザーさんのコメントを一部抜粋してご紹介します。
天使が主人公に最後にする質問の答えが書かれないのは、読んだ各々がその次の天使のセリフとちゃんと繋がるような自分なりの答えをここに入れられる人生を歩んでいけますように、というはらださんからのメッセージかな?と勝手に解釈しています。
「俺みたいのが生きてて価値がありそうに見えるか?」
「さあ?価値を見出すのは貴方じゃないですか」
主人公と天使の会話に何か感じるものがあるなら、ぜひ読んでみてください。
再読必須です。いろんなところに細かく細かく丁寧に伏線が張ってあります。画力も、キャラの表情から背景の細かさに至るまで、つくづく神。今作が全体的にトーン濃いめに描かれているのも伏線の一部になっている気がします。
読後感はとても温かく優しいです。さすがはらだ先生、世の理不尽やドロドロの心理描写をまざまざと描く手腕は見事。読んでいて心をえぐられます。痛いです。それでも最後はじんわり温かく、読んでよかったなあと思える。
きっと後悔しないので、読んでください。
読む手が止まらないテンポの良い会話の中に散りばめられた、世の中にたくさんある痛み。それらを丁寧に描き上げた本当に美しい物語であると自信を持って言える、そんな1冊です。2人の過去、そして2人の人生を最後まで見届けて欲しいです。かく言う私も泣きました……。
気になるな…まだ読んでない…という方は特に是非!
お得にお求めいただけるこの機会に、読んでみてくださいね。