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好みの属性やフェチなどを思い返してみてみよう！

好きなシチュエーションや属性、フェチなど、皆さまは最低1つはお持ちではないでしょうか？

ちなみに筆者は、泣き顔フェチです。悲しかったり傷つけられて泣いている受けを見ると、極度の興奮を覚えるのです…(最低)。
泣き顔フェチは基本受けに対してのみ発動します。

皆さまの好みのシチュやフェチなどは、攻め・受けどちらに発動しますでしょうか？ 今回は、よくBLで見るシチュエーションや属性を例に挙げて考えてみたいと思います！

意見が分かれ、かなり悩む話題だとは思いますが、是非ご自身の"好き"を深堀りして考えてみてください！

「ハジメテ」なのは、攻め？ 受け？

個人的に、BLに限らずキャラクターたちは2次元世界で生きていて、彼らの人生のほんの僅かな部分を切り取ったものを漫画やアニメを通して見ている、と考えています。

人生において"初"はたくさんありますが、"初えっち"は1度きり。そんな大切な機会を見せていただける…ありがたい…という理由で「ハジメテ」シチュエーションが好きなため、チョイスしました。

ちなみに、童貞×童貞のBLは136作品でした！ (2021年10月調べ)

【攻め】がハジメテ

最近は「童貞攻め」というジャンルが確立しつつあり、このワードが帯にあると思わず手に取ってしまう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか？

『ビッチなあの子の言うとおり！』など、童貞攻め×ビッチ受けのCPを良く見かけるようになりました。
最初は受けにリードされて始めるも、途中から形勢逆転、童貞のパッションと突如開花したテクニックで受けがヘトヘトになるまで抱き潰す……。あるある展開ですが、個人的に大好きな流れです！

BLに登場する童貞キャラは、なぜか絶倫であるケースが多い気がするのは筆者だけでしょうか……？ 童貞攻めにおける絶倫の割合が気になります。


〈イチオシ作品〉

『俺のかわいいバズり彼氏』作：桂

あえて今回は、そんな絶倫の波を逆走している作品をおすすめさせてください！ 受けにリードされ、指を突っ込み、ブツを突っ込こもうとした途端、あまりの気持ちよさにバタンキューする童貞攻め。もはやハジメテに至ってもいませんが、テンパっている攻めが可愛すぎるのでぜひ読んでみてください……。

STORY
動画配信は楽しくも厳しい世界── ゲーム実況がメインの楠のチャンネルがついに登録者30万人突破! さらなる人気を得るためにはもっと女性ファンが欲しい。 そこで目にとまったのが女子中高生に絶大な人気を誇る夢太。 これは利用するしかない! 登録者を稼ぐため、楠は夢太にコラボを依頼する。 動画のイメージから優しみあふれるかわいい系かと思いきや、 実際の夢太は背が高くてモデル並みのイケメン、 しかも、ファンに対してと男に対してでは、 態度をガラリと変える不遜なヤツだった!

【受け】がハジメテ

受けにはハジメテが2つあります。そう、前と後ろです。(攻めにも2つあるのですが割愛)

遊び人でずっと昔に童貞を捨てていても、お尻のハジメテが残っている！ どんなに女の子をはべらせていても、お前のお尻は処女なんだぞ！ と内なる暴れん坊腐女子が叫び、遊び人やヤリチンは(基本)受けという方程式を作り上げてしまいました。

さらに、本当にまっさらなハジメテを迎えた場合…「童貞処女」というパワーワードが伴う身体になるわけです。う～んえっちです。

「こんなきもちぃこと知らない……」とめそめそ泣きだす受けの可愛さを、もっと世の中に広めたい……。熱量でバレたかもしれませんが、個人的に「ハジメテは受け派」です。


〈イチオシ作品〉

『俺のアオハルが進まない』作：加藤スス

とってもキュートな童貞処女が爆誕！「まって こんな立て続けに…無茶だよ…」という処女受けのみが発することを許されたセリフが……。童貞受け推しの筆者は、あまりの可愛さに受けと一緒に昇天しました。

STORY
健全な男子高校生のずっと我慢してきた性欲の反動、ナメんなよ!? 初めてのアオハルが実を結び、恋人になった昴と陣内v けれど昴の家で触りっこして以来、陣内がなかなか手を出そうとしない。恋人同士のキスより先は、少女漫画(バイブル)には描かれていないのに――そんな悩みを抱えていたある日、今までにないエッチな雰囲気に!! ところが緊張MAXの昴は「陣内ならスムーズで上手にシてくれるよね! 」と笑顔で言い放ってしまい…!? 高校二年生の夏は一度きり――健全に遠回りした二人の、アオハルの行方は!?

「愛の矢印が大きい」のは、攻め？ 受け？

 

愛の矢印は目に見えないもの。「好き好き～！」と言葉に出すキャラもいれば、内に秘めている人もいて、パッと見はA→→←Bなのに、実はA→←(←←)←Bだった、ということもあります。

(←←)の存在が分かった時、思わず「最高！」と声を上げたくなりますよね！

【攻め】の愛の矢印が大きい

 
王道のBLだと、攻めの愛情が大きいパターンが多い気がします！ スーパー攻め様に愛されて～という内容、よく読んだなぁ……。

ワンコ攻めや少しダークなものだと執着攻めなどもこちらに該当しますね！ 全身で「好き」を表現しているようなワンコや、矢印が大きいゆえに歪んだ愛をぶつけてしまう不器用な攻め…どちらもファンが多そうな属性です！

偶然出会って恋に落ちたかと思いきや、実は全て攻めの仕組んだことでした、というお話が好きな方は、こちらに当てはまりそうです。個人的に「愛の大きさは攻め＞受け派」です。


〈イチオシ作品〉

『ためいきセックスレモネード』作：箱石タミィ

セフレといえば、実は両片思いでした展開がお決まりですよね。
最初は攻め→←受け程度に見えるのですが、徐々に攻め→(→→)←受けへと構図が変化していきます。
やはりこの()内に隠れていた愛が見え隠れする瞬間が堪らない……。

STORY
平凡な大学生・丈琉は、幼なじみでクールな同級生・悠生に恋している。密かに想っているだけで良かったのに、ある日悠生に誘われセックスしてしまう。そのままセフレのような関係になり、『いつかは終わりにしなければいけない…』と思い悩む丈琉。だけど、心と身体は悠生を求めてしまい――。好きだと言えない、両片想いのすれ違いラブ

【受け】の愛の矢印が大きい

 
『新妻くんと新夫くん』『忍べよ！ ストーカー』などのストーカー受けや、『好きでごめん。』『冬知らずの恋』などの一途な片想い受けがこちらに当てはまりますね！

ずっと好きだけど関係が壊れることを恐れて隠し続けている、という健気な受け……個人的に大好きです……。

上でも書きましたが、隠れた(隠した)矢印を抱くのは、受けが多いように感じます。年齢や立場を気にして、気持ちを言葉にできない受けは時々見かけますね。年下×年上、生徒×先生といったCPに多い気がします。


〈イチオシ作品〉

『小木くんのなつやすみ』作：こいかわ

全盲の高校生×可愛いものが好きな大学生のひと夏の恋を描いた作品。1巻は圧倒的に攻め←←←←受けなのですが、2巻に入ると徐々に攻め→→←←←←受けへと、攻めからの愛情もアップ。それでも有り余るほど受けからの愛情が大きくて最高♥

STORY
夏休み初日、大学生の小木春叶がひと目惚れしたのは全盲のイケメン高校生・田子真也。すぐに打ち解けた二人だが、恋心を寄せられているとはまるで気付いていない田子に、小木は振り回されてばかり。指をさわらせてほしいとお願いされたり、「ここの体位どうなってるか教えて」と押し倒されたり―― 絶対カオ真っ赤になってるけど、見えてないからセーフ!?実は強引なノンケ攻めと、とことんピュアな受けが織りなす新感覚のブラインド・ラブストーリー!

「メガネ」なのは、攻め？ 受け？

最後だけ全くの系統違いで申し訳ありません……。個人的にメガネが大好きなんです……(笑)。ちるちるでタグ検索をしたところ、「メガネ攻め」は4,724作品、「メガネ受け」は5,006作品と、BL業界ではわずかにメガネ受けの方が多いようです(2021年10月調べ)。

【攻め】がメガネ

その種族は実に多様なメガネ攻め。暗黒微笑キャラから、バッチリスーツを着こなすチタンフレームのイケメン、童貞もさ男まで。
メガネ攻めが嫌いな方、この世にいないでしょう!? (偏見)

メガネをしているだけで、性的魅力が2割増しぐらいになる現象に、なんと名前を付けたらいいのでしょうか。
個人的には、"いかにも！"なメガネが好きなので、「ようこそ！ BL研究クラブへ」の要のようなキャラが好きですね……。

マジメそ～な黒髪シチサンに細フレームのメガネ、なのにぶっ飛んでいる思考回路……、性癖ズドンってかんじです。


〈イチオシ作品〉

『足りないふたり』作：Kanipan

クール系インテリ眼鏡攻めに該当するであろうこちらの作品。
既に寝る準備を済ませてからエッチを始め、裸眼のため必然的に受けとの距離がバグレベルに近づく……みたいな描写が大好きです。
眼鏡リーマンが仕事中に眼鏡を少し上にあげて目を擦る仕草も好き。どちらもこの作品に入ってます(泣)。

STORY
いつも“いい人"どまり、好きな人の特別になれない八方美人のリーマン・汐海は、既婚女性上司への叶わぬ思いを笑顔の仮面で隠している。同じチームで仕事をする、常に無表情の同期・盤内とは馴染めていない。…と思っていたのに、ある日盤内から上司への片思いを指摘された上、「人を好きになるとはどういう気持ちだ」?と謎の質問をぶつけられ、あげく「俺と付き合ってみてくれ」と唐突に告白までされて!? 誰の代わりでもない、取り繕わない“本当"の君と、恋がしたい。不器用過ぎるロボット男×不憫な八方美人、お試しから始まるリーマン同士の恋の真髄!

【受け】がメガネ

 
最近のメガネ受け作品を見てみると、意外にもマジメ(地味系)メガネが多い！ 恋愛経験がないっぽい地味系メガネは、最近のBL界では攻めに持っていかれがちだと思っていたのですが……。昔から腐女子の好きなものは変わらないのかもしれませんね。

他にも、『落花流水のホシ』など、風が吹いたら消えてしまいそうな儚げメガネ男子も多いようです。引かないで欲しいのですが……メガネに精液がかかる描写めちゃくちゃ好きです。


〈イチオシ作品〉

『CALL』作：朝田ねむい

地味系眼鏡受けの金字塔とでもいうべきでしょうか。この下がり眉が、眼鏡と絶妙にマッチしている……！ やはり眼鏡受けはこうでなくっちゃ‼ という気分になります。残念ながら(？)口でごっくんタイプの受けなので、眼鏡にかかる……という描写はありません。

STORY
バイトが長続きしないハルヒコは金欠状態。高給への興味本位で見ていたウリ専の店の前で偶然出会ったアキヤマに、
なりゆきでウリ専デートサービスの従業員だと偽ってしまう。
金を巻き上げるためにエッチもせず、上手くアキヤマを騙し始めたハルヒコだが、アキヤマのあまりに純粋な対応に気持ちが混乱していき……!?

 
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以上3つのシチュエーションや属性例を挙げてみましたが、皆さまどちらが好きか答えは出ましたでしょうか？

攻めも受けも決めかねる、究極すぎる！ と思われる方も多いとは思います。信号待ちをしている時など、空いた時間に「攻めと受けどっちの属性がいいかな～？」と考えてみてください！ 意外と良い暇潰しになるかもしれません。
「これだけは譲れない攻めの属性」などお持ちの方は、是非教えてくださいね！


※11月1日追記：初出時より記事内容に誤りがございましたので、修正いたしました。ご混乱をお招きし、大変申し訳ございません。