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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2019/04/28 06:49
木原音瀬にどっぷりハマるきっかけになった作品です。幸せからは程遠いカップルですが、これも間違いなく一つの恋のかたちなんだろうなあ。ある意味ではこの上なくリアルなそれは、BLでしか描けないものだと思う。私の心に燦然と輝く殿堂入りの一冊!──かみやみさとさん
何かただならぬもので縛り付けられている二人。それを愛と呼べるのか甚だ疑問だし、運命と呼べるほど無意識的なものでもない。明確な答えは出ないまま、絶望と希望の両方をちらつかせながら物語は終わります。結論はきっと読者次第です。残念ながら私にはまだ答えが出せません。色々な可能性が想像できます。二人を雁字搦めにする何とも呼びがたいものに、ゾクッとするようなときめきも感じました。──たいあんさん
リーマンとリーマン、上司と部下。木原音瀬さんの書く王道リーマンラブです。アダルトです。アダルトといってもストーリー的にはピュアです。攻めがバカというかヘタレというかニブイというか…、煎じつめるとカワイイwこーゆう普通のお話もいいなァ木原音瀬さんは何を書いても上手いなァと思いながら読みました。──むつこさん
会社の先輩と後輩の間柄で、後輩が6年片思いし、先輩に告白し、最初は受け入れてもらえなかったけれど、やがて先輩と恋人同士になるっというお話。ドロドロしたものもなく、ただとつとつと進んでいくお話。でも、このとつとつと流れていく中の感情が本当にいい。すごく丁寧に書かれていて、ひとつひとつに胸が熱くなりました。──AshNYさん
恋人に捨てられて、後先考えず持ってるお金をパチンコにつぎ込むし、お金がなくなったら誰かに拾われるまで捨て犬の様にしてるし、こんな奴最悪!と思っていたけど、いざ小田と恋人になり、昔の彼女にせまられて鳥人先生のイラストのヒモ男が「ごめん。あいつに捨てられたくないんだ」というところ、ヒモ男が可愛く見えるから木原先生はすごい。本当に木原マジックにかかったようだ。──たまゆままさん
古い作品を読むと、萌えのヴァリエーションはあっても、先生の描く人物の残酷な行動原理は、すべからく愛(恋)情に根ざしているということがうっすら見えてくる。だから木原作品がどんなに痛くても抉られても自分は安心して読んでいるんだな、と思いました。単にわたしが先生のMな読者なだけかもしれないけれど。。──bonnyさん
天才指揮者の桐ノ院圭とバイオリニストの守村悠季の長~~~~い音楽人生の1冊目。圭が勇み足というか、伝説的強姦をしてしまうのですが、それが、2人の大いなるエポックと思うと、感慨にふけることひとしおです。悠季の繊細すぎる内面と、そんな悠季の尊大な圭への嫉妬心など細かく描かれており、貴女も、読めばすぐフジミスト!!!──あむりさん
時を経ても色あせることがない作品というものには、読者を納得させられるだけの真実や現実が織り込まれているように思います。私にとってこの作品は、人間の愚かさ醜さ身勝手さ、そして愛することの素晴らしさが詰まった考えさせられるものです。マイナス思考だけれどプライド高き悠季も、傲岸不遜で唯我独尊な天才指揮者の圭も人間味があって愛おしいです。──chikichikibonbonさん
まだまだBLという言葉がなくて、耽美系とか言われていた頃の作品ですが、まさに耽美系という言葉にふさわしいというか、男子校や男子寮を舞台に美しい世界観が展開されています。おおやさんの絵もとてもきれいで、ギイがとにかく格好いい!!!バックグラウンドといい、見た目といい、性格といい、まさに理想の男性です。──すみれ0401さん
私にとって、BL小説にはまるきっかけとなった作品です。当時は主人公たちと年齢が近く、同じようにドキドキしたり、切なくなったり。このシリーズとともに、一緒に悩んだり成長したりしてきた気がします。本当に思い出深い作品で、何度も読み返し、映画も見ました(笑)。レビューは、一言。これがBL不朽の名作です!──ウサギさん
登場人物が皆素晴らしいです。こんなにも萌えれるのか・・・。衝撃でした。諸葛亮孔明がとてもツンデレ美人受けに書かれてありまして 拙者大興奮でした。美しい偉人は脳内官能に刺激されます。歴史は最高のご馳走ですね。歴史(三国志)が大好きな方にピッタリの本です。私はこの作品に出会えて本当に良かったです。──jimmyさん
最高の作品。これはこれからも変わらないです。孔明の色気がやっぱりたまらない。年を重ねても増して行く脳のきれと美しさに終始惹かれっぱなし。素敵な情交のシーンもたまらない。エロさと芸術を兼ね備えてる。ああもう!!江守三国志とにかく大好きです!──なぺっぺさん
今が孤独・将来が孤独、自分の恋心や居場所が叶えられない孤独。それらが見えてしまった登場人物達が、暴力・策略・請願・妥協を術として使い、どうにかあがなっているのを、AパターンBパターンとして見せてくれた3作品だと思います。誰もが考えたくないから蓋をしている問題なんですよね。この暗さ、癖になりそうです♪──橘盾さん
表題作「帰宅」と「一枚の遺書」には読了寸前に味わう、ある共通の感覚がある。最後の文章まで辿り着くと与えられる、するりとしのび寄ってくるような悲しみの感覚。それぞれのタイトルにもなっている「帰宅」と「一枚の遺書」というキィワードが、あざやかな真実を見せてくれる、巧緻に仕掛けられた鋭さがある。──秋月さん
コレはBLじゃない、正に王道のJUNE作品です。耽美・金髪×黒髪・回りみんなHOMO!・そしてラストは号泣必至の鬱エンド。とにかく、リキもイアソンも素直じゃない。しかしそこがいい、簡単に絆されない強さがこの作品にはあった。──裏しろさん
25年以上前、中学生だった私の心を撃ち抜き世界を変えた一冊。その後BLに限らず様々なジャンルの小説を読んできましたが、おそらく最も再読した作品であり、読んでいる途中で「終わってほしくない!もっと読んでいたい!」と初めて切望した作品でもあります。BLではなく、正しく「JUNE」の作品でもはや古典の域だと思います。──木春菊さん
情念・執着をハードに書かせたら天下一品な作者には少し珍しく、儚げで抒情的、少女マンガ的な作品です。相手を思うあまりに起こる悲劇が、静かに美しく描かれていて。ふと気がつくと、ラストで涙がボロボロ。愛というのは愚かで悲しく、なんと美しいものかと。感動しました。──藤棚さん
本を読んでいるというよりは、良質の舞台のお芝居でも観てるみたいな錯覚を起こします。愛と憎しみは紙一重と使い古された言葉のようによく言われますが、まさにその紙一重を体現しております。それも徹底的に容赦なく。ここまで容赦ない攻って、BL界広しといえどそういないかと……。読み返すには勇気がいりますが、なかなか手放せない本のひとつです。──薄雲さん
任侠の世界の「孤独」がテーマなのでしょうか。救いがない展開が、すごく新鮮でした。それぞれ解釈は違うのでしょうが、私は登場人物のベクトルは、全て一方通行と感じました。双方向はナシ。それが、ガツンと心に響いて良かった。──さぼさん
下巻全体の感想としては、意外な展開の連続で、「そうくるか~」と何度もうなってしまいました。恋愛感情、家族愛、尊敬、憧れなど様々な感情で絡みあい葛藤する人間達の生き方が裏社会という舞台の上で描かれていて重いけどすごい作品でした。読んでよかったです。──muccuさん
主人公のアイシスは優秀で美しくクールで、誰もが劣等感を抱いてしまう存在。アイスドールアイシスと、熱い男カルロスの運命、すったり、もんだり、大団円を迎えるまでを描く。まーーーっ熱い!!苦しい程の執着がたまらない。──光姉さん
心は完全な男なのに、女性に改造されてしまいどんどん淫欲の虜になってしまうアイシス。美しいが、鉄の壁をもつ氷の女王アイシスが肉体だけは抵抗できず瓦解していく様が本当に美しく読み手の嗜虐心もギュンギュン虜になってしまいました。こんなにハラハラドキドキして、幸せになれるなんて、しかもアイシスの美しいこと・・・カルロスのかっこいいこと・・・山藍 紫姫子先生!本当に有難うございました!!──のこのこ52987さん
このシリーズ、この作品を読んで、ノブやシドニーを嫌いになる人はいないんじゃないでしょうか? ノブやシドニーだけではなく、硝子の街シリーズに出てくる全てのキャラクターを、きっと好きだと感じるはずです。恋愛だけのBLでは感じられない人の、温かさ、辛さ、過去や悩み、強さを感じられます。ノブと共に成長していけます。シドニーと共に強さを持てます。二人と共に喜びを感じていけます。そんな、BLです。──ひつじさん
こんなに可愛くて、こんなにつらいカップルがいるのか、と思います。とても苦しくて辛くてせつなくてでも幸せで純粋で友情も愛情もあって、「苦しみも喜びもともにする」というゲイカップルとして苦難を乗り越えていく様子がじっくり味わえて、ものすごく感動をくれる愛しいシリーズです。──こにしそるさん
当時購読してたJUNEに掲載されていました。その号は今でも保存してあります。永遠の命を終わらせたい死にたがりの宇宙人との交流と、別れ。突飛な設定ではありますが切なさは最強です。──ゴミ蔵さん
BL(あるいはそれに準ずるもの)とは言えないような、ちょっと特殊な純文学として出版できそうな感じの本です。辛いし暗いし、救いもないけど、でも面白かったです。文章も読みやすいですし、極端な行動をしがちな登場人物たちにも不思議と感情移入できてしまうような、説得力のある心理描写も良かったです。──ひろびろさん
メインストーリーは、凶暴かつ傲慢な俺様刑事・神蔵響と美人なのに天然でトラブルメイカーなグラフィックデザイナー・シンゴの再会ラブです。美人でトラブルメイカーなくせにその自覚が皆無で無鉄砲なシンゴは、響じゃなくても放っておけませんし、葬り去りたい過去の自分と向き合う覚悟でシンゴとの距離を強引に詰めてくる響は、最高にタフマンだと思います。──てるてるせぶんさん
高校時代の『事件』から響に対して複雑な想いを抱えるシンゴ。ゆえにケンカもするのだけれど、様々な事件を通して少しづつ距離を縮めていく二人に萌えました。二人の軽快なやり取りも面白かったし、文章も読みやすかった。──ポッチさん
いかがでしたか? 平成元年~平成10年の人気作とともに、記者のオススメとして同じく90年代にデビューを果たした岩本薫先生をご紹介しました! 「タフ」シリーズは岩本先生の雑誌デビュー作『TOUGH!』を全面改稿して2016年に発刊したもので、疾走感とエンタテインメント性に溢れた平成らしい作品。あの頃読んだ皆さんにも、若い世代の皆さんにもオススメです!
90年代はいわゆる『小説JUNE』世代の先生方が数々の名作を送り込んでいた時代。昭和~平成にかけて刊行された「私説三国志」シリーズはじめ、当時は今よりも長編シリーズが人気を博す傾向にあったのも特徴で、なかには全20巻を越える作品、20年以上続いたロングヒット作品も! BLの土台を積み上げてきた名作たち、ぜひ皆さんも手に取ってみては♪
本企画は、ちるちるの詳細検索結果「評価の高い順」と、記者の平成年代オススメ作から紹介作品を選定しています。
この記事の担当BLソムリエ:神谷浩未 |
コメント2
匿名2番さん(1/1)
タフの新装版は本当に印象変わりましたね
私は小説で挿絵をそれほど重視していなかったのですが
タフの旧版と新装版では挿絵によるキャラクター解釈への影響を無視出来ません
匿名1番さん(1/1)
懐かしいです。
木原音瀬さんと岩本薫さん以外は上記に挙がっているだいたいの作品を読んでました。
出版点数もそんなに多くなくて、リアル本屋でこっそり買ってましたね。
ここに挙がっていないのですが、BANANA FISHの吉田秋生がイラストを入れた、栗本薫の「終わりのないラブソング」は昭和なのかと思うと時代を感じます。
古くてもいい作品は時代を越えて読み継がれて欲しいと思いますね。