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【BLで振り返る平成・第6弾】平成21~30年の人気小説

2019/04/30 07:18

お仕事BLは強かった!サスペンス、学園、SNS… あの名作たちを紹介

 

 

平成振り返り企画について


ついに「平成」が幕を下ろします。世間では「平成最後の○○」ブームが到来していますが、少し真面目にこの時代を振り返ると、平成はBL業界が飛躍的な進化を遂げた時代でした。

ちるちるでは、BL業界の発展に貢献した平成という時代をBL作品(コミックス・小説)とともに振り返っていきたいと思います! 平成30年間を10年ごとに区切り、各年代の上位作品や作家をご紹していく本企画、世代ドンピシャの方は懐かしい気持ちで、そうでない方はレジェンド作に触れる良い機会としてお楽しみください♪

平成振り返り企画・第6弾は平成21年~30年発売(西暦2009年~2018年)の小説!! いよいよ本企画もラストです! 直近10年間のBL小説は振り返るまでもなく大人気作揃い! 普段コミックス派の方でも知っているという作品が多いのではないでしょうか。
そんな名作の数々を改めてじっくりと見ていくことにしましょう!

 

凪良ゆう

 

平成トップの神評価!!一途攻めのスクールカーストLOVE
美しい彼

 

 

(あとがきについて)凪良先生の「気持ち悪い攻めが好き。スーパーネガティブだけどピュアピュアで受けが好きすぎて、ごめんねごめんねと土下座し、俺はダメだダメだと自らを責めながらも止められず、明後日の方向へ暴走する攻めが大好き」という趣味に激しく共感出来た!受けも強気で美人で性格悪かったりするのが好き、とのこと。ME TOOーーー!!!――なおたろーさん

 

心理描写がほんとに絶妙で、受け攻め共に感情移入できて二度美味しかったです。ふたりの想いがようやく通じたときのカタルシスといったらそりゃもう、これが読みたくてBL読んでたよ!と声を大にして言いたいくらいでありました。
――こぐーまんさん


読後しばらく放心しちゃう…記憶障害の青年と作家の恋!!
おやすみなさい、また明日

 


ストーリーを考えると、けして珍しい話ではないと思うんです。むしろ、王道だし、先もよめる。けれどそれを上回る二人のお互いを思う気持ちに引き込まれました。とにかく文句なく神評価です。
――ポッチさん

 

読み終わった現在、猛烈な切なさに涙が止まらないままですが、是非レビューをかかなければ!と思いつつ書かせていただきます。一言で感想を表すことのできない作品に初めて出会いました。凪良先生の作品に遅ればせながらハマり、なんとなくの気持ちで手にとった新刊ですが、こんなにも素敵な作品に巡り会えて本当に自分はついているなと思わずに居られません
――恋雫さん

 

一穂ミチ

 

もちろん1位も!BLアワード 小説部門5年連続TOP3入りのお仕事もの
イエスかノーか半分か


 

一穂先生の作品は、わんわん泣ける描写やぐわわっと胸を突き刺すように萌え悶えるエピソードよりも、どこかほっとする展開と思わず付箋をつけたくなるような小さな掛け合いが光るので大好きです。
――おきたさん

 

裏表のある、まさに腹黒!な受ですが、そのどちらの計も本当に可愛くて、攻の都築が裏表どちらの計にも惚れる気持ちが解ります! これが一粒で二度美味しいなんだなぁ。――まゆなさん


メールの誤送信から始まる切実な人間ドラマ!!
ふったらどしゃぶり When it rains, it pours

 

 

詩情豊かな文章で、セックスと人間関係という生々しいテーマに切り込んだ意欲作だと思います。多くのBL作品で見られる"末永く幸せに暮らしました"では終わらないリアルな人間関係にとても共感でき、刹那的に求め合うが故に美しい人間の営みに、しみじみとした気持ちになりました。――Krovopizzaさん

 

物語全体に流れる 静けさというか孤独感というか シンプルで整えられた部屋にいるみたいな寂しさというか。たまらないですね。や、ほんと、雨の夜に読むのがオススメです――肉太郎さん

 

樋口美沙緒

 

英国パブリックスクールの世界観が半端なくクル!!
パブリックスクール-檻の中の王-

 

 

先生のおっしゃるとおりです。英国に魅力を感じない、興味が1ミリもない女子なんていないとおもいます。はっきり言って、想像以上のお話でした・・・!!個人的に大好きな設定が夢のように詰め込まれた世界観でした。エド・・・!気高く、傲慢な、パブリックスクールの王。なのにどこか寂しげな美しい貴族・・・最高です!!!!!!――香紅夜さん

 

何いや、いい…!!い、いいですよね!イギリスとか寮監とか、しきたりとか、家族のしがらみとか。そういう設定があって、それでいて健気な礼くん。不器用なエドワード。…ほんと、そこまでやる?!と突っ込みたくなるほど!――ぴてぃさん

 

著者のムシ好き、ムシへの愛が生んだ擬人化ファンタジー
愛の巣へ落ちろ!

 

 

虫の擬人化なので、あらすじだけ聞くとええっって感じかもしれませんが読んでみると違和感無くスッと読めます。虫の種類によってクラスの差別があり、翼は下級にあたるシジミチョウで学校で虐められたり差別されたりしますが、良い友人や先輩も居るので読んでいて虐め部分はそう辛くありません。翼の良さをちゃんと分かってくれる人が居て、健気に頑張る翼はやっぱり良い。――クレタコさん

 

虫シリーズはありとあらゆる「差」がキーとなるのですが、そこが浮き彫りになりどうしようもないように感じながらもCP二人で乗りこえていく過程がすばらしく、本当に泣けて泣けてしょうがありません。次の日は目がむくんで大変です!――zwwさん

 

月村奎


丁寧な日常描写…人生でこの本に出会えてよかったの声多数!!
眠り王子にキスを


 

先に発売になっているコミックス「いつも王子様が」のスピンオフコラボ作品。コミックスはコミカルなイメージの作品で面白かったのですが、スピンオフは切なくシリアスな中に暖かさや優しさを感じさせるハートフルな恋を感じさせて、とても引き込まれる心にしみる作品になっていました。――marunさん

 

泣きました。篤史の想いというかネガティブ思考に共感してしまって、もう何度も目頭が熱くなりました。漸く読んだのですが、こういう心温まる日常系の小説と最近縁遠くなっていたせいもあってか、すごく心に響きました。迷うことなく神評価です。――かん衛門さん

 

初恋の人と運命の再会!脇キャラにも愛着が沸く名作
すみれびより


 

設定としたらそれほど新鮮ではないかもしれないと感じましたが、とても透明感があって引き込まれます。とても静かで純粋な恋愛物語。再会までの語りが絶妙です。……はぁなんだこの感動は。ちょっと泣きすぎて疲れましたぁ(T_T)でも心地良い疲れです。
――ふゆきさん

 

月村奎さんの作品はどれも好きですが、これは今まで読んだ中で一番好きかもしれません。今までだと、主人公を大人な攻が慈しんで愛して、自信のない主人公が自分でいいんだって思えるようになっていく、二人を中心とした世界だったと思うんですが、その愛情の範囲が祖母であったり住人であったり元クラスメイトであったりと、二人の外からも主人公の芙蓉に向かっていて、なんだか今までの作品よりも大きなものに包まれているような優しい気持ちになりました。――弥七さん


榎田尤利


シリアスとコメディーのバランス感がたまらない大人気作
交渉人は休めない 榎田尤利100冊記念特別版


 

本当にこの交渉人シリーズの「人の心」を抉る様々な描写や展開は、いつもグイグイと引き込んで心を掴む。その中に、今までに積み上げてきた主人公達の関係がいい具合に挿入されているのです。――茶鬼さん

 

全ての登場人物がこの世に生きているような錯覚さえしてしまう、榎田さんのお書きになる物語は昔も今もリアルでありつつ紆余曲折あるからこその幸せなんだろうと噛みしめてしまいます。それぞれの個性もブレないので、更にそう思わせてくれるのです。これからもずっと愛させて下さい、榎田さん!!!!!!
――東雲月虹さん

 

BL×推理!!「におい」が題材の名コンビシリーズ
nez[ネ]


 

コミカルな筆致、無駄のない展開、軽妙な会話などさすがの文章力。そして、この展開だけで終わらないところがよい。タイトルにもなっている、臭い聞き、のところがテーマになっていて、もうとにかくどうしようもなくメロメロになってしまう、そのエロスの描きっぷりがとてもよかった。――まぎぃさん

 

神経質な鷹目とだらしない千里という、二人の正反対の性格がすごくよかった。それに加えて、千里のあの驚異的な嗅覚が二人の距離を遠ざけたり縮めたりする。鷹目が実は結構エロくて素敵だった。アタマがよくてスペックの高い男は、セックスもうまい!!――ななこあさん

 

犬飼のの

 

この学園モノがやばい…ダークな世界にどっぷり浸かれる!
ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄


 

ミステリ的な要素が強く、そのセンはないと一度思わせた“結果”が、一回転してもう一度、真実としてやって来るのが面白かった!最初にそれはないと分かった時点で、主人公目線で他の可能性を色々考えさせられた上での、意表を突く展開で、寝た子を起こす(?)勢いのある結末でした。――ねこぷーさん

 

作者様ご自身が、自分の萌えを詰め込んだらこんな感じになりました、と仰っておりますが。まさに萌えが凝縮されておりました!あらすじに釣られてよかったっ。閉鎖的空間に幼少より閉じ込められた少年たち。同性愛は禁忌、けれども義兄弟の絆を結ぶことは暗黙の了解という慣習。少年たちを守り、厳しく見守る大人。馬に跨る軍服っ!制帽っっ!!肝心のシーンでは和装っ!絹の布団に朱襦袢っっ!!………妄想が暴走でたまりません。――ちろ。さん

 

最強の恐竜の遺伝子を告ぐ暴君×特異体質の青年の異色BL!
暴君竜を飼いならせ


 

やはり、犬飼先生の世界に入り込むまでの扉を開けるまで時間が必要です!しかし入り出すと(いつもなのですが)止まらなく、時間の全てを使いたくなります!熱く深く涙する場面もあり、潤と可畏の恋愛を読んでいて見ていて、こんな心地いいなんて♡と読み終えた時思いました。――奄美立花さん

 

前々から好きな作家様ではあったんですが、この強烈な陵辱モノの匂いに完全に嗅覚ヤられました。こういう陵辱モノの一番大事なとこは・・純愛だって事なんですよ・・!腐ってもBL!やっぱり一途が一番!そこをさらりとマークしつつ、最強且つ最恐Tレックス様のネガな部分を感じ取って、それを叶えてあげようとする受けが、涙ぐましい
――ミルクオオメさん


安西リカ


“同級生モノ”は折り紙付き!!激甘×切ない恋愛模様の代表作
好きで、好きで


 

初読み作家さんなんですが、大当たりでした。久しぶりに新規開拓で当たりを引き当てた気がします。砂を吐きそうなほどに甘い話なんですが、これがもう癖になるような甘さで、一途で健気で一生懸命な受がツボに嵌りました。そして不器用で無口で無表情な攻なのに、本当は凄く優しい攻という王道なんですが、なんてことない日常でこの王道って以外と難しいと思うんですよ。ドラマチックな展開も特にないのに、もうぐいぐい読まされてしまう。――薄雲さん

 

ひっかかりなく素直に気持ちよく読める文章がいい。好きで、好きで、というタイトルだし、甘い、甘い、と聞いていたので、どれほど甘いんだろう……と期待半分戦き半分で読んだが、確かに甘いんだけれど、コテコテの生クリームのような甘さじゃなく疲れた心を溶かすような、気持ちのいい甘さだった。――snowblackさん

 

とにかく読んで!ジャンルの幅の広さで魅了したサスペンス
バースデー



圧巻でした。そして非常に重い。非常に重いテーマを扱った作品なのです。これまでの安西作品を期待して読んだ読者にとっては、衝撃を受ける事になるとも思います。私もこれまでとあまりにガラリと違う作風に最初は戸惑いました。でも、最初は静かに、また読み進めるうちに加速度的に引き込まれるその深いストーリー性。痛くて切なくて仕方ないのに、心の深い部分を揺さぶられ、読み終えた後は強い感動を得られると思うのです。――ぴれーねさん


安西先生の最新作。「好きで好きで」や「人魚姫のハイヒール」とは全然違く作風で驚きました。こういうのも書かれるんですね。重く切ない話ではあるけれども、この二人の幸せな生活は続いていくと思うと読後は爽やか。個人的2017年度ベスト5には入れたい、読み応えのある一冊です。――kanacoさん


朝丘戻

 

甘いだけじゃない!30代講師×ピュア高校生のリリカルBL
あめの帰るところ



冒頭は、あめちゃんのメッセージから始まります。そのメッセージは、あめちゃんの純粋で愛らしい人格を物語っています。本当にピュアで可愛いあめちゃんに癒されます。そんなあめちゃんが先生に出会って、甘過ぎる日常から、切なすぎる展開!!…涙無しでは読めませんでした。号泣でした。――蘭子ちゃんさん

 

読んでいる途中は甘々すぎでは...と思うところもありましたが、その甘さ加減は後半の悲劇と釣り合いがホントに良く取れていて、前半の幸せと後半の悲しみが相乗効果を生んで素敵です。一度読んでしまうと後半辛すぎて読めない、先生の気持ちを思うと涙が止まらない真っ白で純粋な泣ける作品を探している方にはおすすめです――さくたろさん


SNSを主軸に展開する大人気シリーズ
坂道のソラ



大好きな作家さんです。今回もいつも通り、というより、いつも以上に切なくて、読後は温かい気持ちになりました。考え系の受だけどイラっと来ることはなく、むしろ、相手の性別問わず、片想いの切なさがぎゅっと詰まっている気がします。気持ちを丁寧に表現してあるので、読み進むうちに受に気持ちがシンクロしていきました。――龍子さん


何だろう?読んでいてblと言う感覚がない 空気感がとてもキレイな恋愛小説? 言葉…もそうですが、語間や行間に切なさ、狡さ、そして優しさ… ドキドキするような初恋の頃を思い出すような気持ちで読み終わった気がします。――宇宙(そら)さん

 

木原音瀬

 

十亀の壮絶な過去が…名作『キャッスルマンゴー』の前後
リバーズエンド



cabの創刊号付録で途中まで読んでいたけど、もしかしてこの話はこれっきりなんだろうかと思っていました。『キャッスルマンゴー』の付属的なお話として華を添えたのかなあと。なのでノベルズになり、しかも『キャッスルマンゴー』のその後の話をたっぷり読むことができて、嬉しい驚きでした。――イサヲさん

 

木原作品は初読みでしたが、この人は視点となっている人物の気持ちのトーンをさりげなく表現するのがうまいなぁと思いました。風景の明るさや空気感を通じて、それを眺めている人物の文字通りの視点を伝えてきてくれました。高評価の理由がわかった気がします。これまで重いのかなぁ、と敬遠していましたが、これからほかの作品も読んでみようと思います。――crystさん


尾上与一


戦時がテーマの1945シリーズ2作目、操縦士と偵察員の物語
碧のかたみ



この本を読んだのは2年くらい前ですがティッシュ箱片手にガチ泣した記憶が...( ;∀;)読後はどうしたらいいかわからずとりあえずウロウロ....。そしてまた開いて泣く。2年経った今でも、青い大きな花火を見るとこの作品を思い出して泣く始末...。いい意味でトラウマ!!!――みやこさん

 

今巻では特攻隊の戦地での日常や青春に焦点を合わせ、陽の面と陰の面も合わせてリアルに現状が描かれています。その時代のラバウル基地での生活や戦闘機の事など、調べ尽くされている感があるので、安心して話に没頭できます。その反面、飛行機命の無邪気な恒少年が余りにも愛すべきキャラクターなので、六郎と一緒になって終始ハラハラさせられる心境になりました。二人にのしかかってくる戦争の余りにも過酷な現実に、心が苦しかったです。――カラフルさん

 

宮緒葵


ワンコとか甘いもんじゃない…これはガチめ発情期の雄犬!
渇仰



大型ワンコ攻めなんてよくある設定だが、この作品はワンコなんて易しいものではなく、リアル犬だった。擬人化とかでもなくファンタジー作品じゃないのにリアル・い・ぬ!ご主人様の気配に敏感というかどこにその第六感があるのだという程にあーちゃんの危機に敏感で、あーちゃんの足元で丸くなって眠り、あと普通の犬じゃなくて発情期のオス犬というか、発情中のオス犬がそこにいるのである。――たまゆままさん

 

ものすごく面白かったです。想像以上に犬、そしてヤンデレでした。
「受け以外どうでもいい」と思っていて受けに近付く者には容赦ないタイプのヤンデレ攻めはとても好きなので満足です。――Riisipeippoさん


いかがでしたでしょうか。BL小説界を代表する先生の作品から、金字塔ともなる感動の名作まで。ちるちるの詳細検索で割り出した2009年~2018年の人気小説に加え、記者オススメの平成を代表するBL小説として、 宮緒葵先生『渇仰』をご紹介しました! 他にもあまたの素敵なBL小説がありますよね。読んだことのある方はもう一度、初めましてだった方は新たに、是非とも作品を手に取り平成のBL小説史に思いを馳せてください♪

この記事の担当BLソムリエ:饅頭
・カバー属性 ノンケ×ゲイ 夜明けの腐女子‬
‪・カバージャンルはノンケに恋しちゃって切ないけど一喜一憂しちゃう健気ゲイのBLです。‬

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コメント4

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えーーーー!!ホリーノベルズが廃刊?!!ほぼホリーノベルズしか買ってない、未だにリバーズエンド読んで泣くし好きな作品多いのに!!ちょっと受け入れられない…

匿名3番さん(1/1)

ホリーノベルズが廃刊の予定なんですね。
かなりショックです。
ここに挙がっている木原先生、尾上先生の本も読めなくなるかもしれません。
いいお話がいっぱいあるのに残念です。
今のうちに読みたい本をチェックして手に入れておこうと思います。

匿名2番さん(1/1)

平成の振り返り企画面白いです。今まで出てきた作家さん以外で私が割と作家買いするのは、水原とほるさん、中原一也さん、久我有加さん、などなど他にもたくさん。令和でも小説・コミック共にBLが流行りますように!

匿名1番さん(1/1)

納得のラインナップだけど前の十年と作家がかぶりまくってるね

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