BLニュース

遅漏？早漏？挿入からフィニッシュまで追ってみた

BLの世界でも、たまに攻め受けの早漏や遅漏が話題に上がりますよね。
筆者が思いつくBL界の早漏というと、はらだ先生の『恋愛』収録作の「俺の同級生が敏感過ぎてやばい」の受けでしょうか。
逆に遅漏というと高久尚子先生の『僕はすべてを知っている』の加賀さんが思い浮かびます。

そんな「射精までの時間」をテーマに、海外で興味深い調査が行われたそうです。
それは、世界各国の500組のカップルを対象に、四週間にわたりストップウォッチを使ってセックスの時間を計測させるというなんとも大変なもの。
挿入の際にストップウォッチのスタートボタンを押し、射精に合わせてストップボタンを押すというコミカルな方法で計測が行われました。
結果、最短が33秒で最長は44分。実に80倍の違いがあり、とっても幅が広いことがわかりました！！
それぞれのカップルにそれぞれのペースがあるよ、といったところなのでしょうか。

ここで、腐女子として気になってしまうのはBLの世界だとどうなのか？という疑問。
というわけで、今回はBLアワード2018のエロ部門ランクイン作品から数作品抜粋して調べてみました！

今回は、原則として最初の濡れ場の、挿入から終了までのコマ数を数えてみました。結果はコマ数・イったタイミングで表記してあります。

 もちろん作家さんの作風やストーリー上の都合などで濡れ場の尺は前後するものなので、データをとるのは変なのでは…とか言ってはいけません！！！
編集部の純粋な興味です。

それでは、結果をどうぞ！

ゲイのエグゼクティブチャラ眼鏡×超ドピュアな健気苦学生

『アワーハウスラブトラブル』作：おわる

結果：19コマ・受けが先にイく。

シェアハウスの新入り入居者のはずがデリヘルと間違われる大変なシチュエーション！ゲイ×ノンケなので、攻めが導くような長めの濡れ場。

ヤクザの若頭ほだされ攻め×健気な部下の襲い受け

『媚の凶刃 ～X side´～』作：池玲文

結果：14コマ・受けがイくセリフで暗転。
濡れ場のなかにも挟まれる心情描写が印象的です。大人気「媚シリーズ」番外編なので、本編からこぼれた濃密なエロが見どころです！

片想いを拗らせた不器用なドクター×崖っぷちサッカー選手

『ミスター・フィクション』作：碧本さり

結果：20コマ・受け攻めほぼ同時(一コマ違い)
前戯も含めれば9ページのボリュームたっぷりのエロ！長年の片想いが長い濡れ場につながるのでしょうか？

寡黙な絶倫むっつりイケメン×鈍感関西弁EDボーイ

『ネコにはいぬを』作：ぴい

結果：5コマ・ホワイトアウト。
受けの根古くんのED治療が本題なので、挿入後の濡れ場は控えめでした。攻めの犬飼は絶倫キャラですが、前戯が丁寧なようです！

執着系ドS彼氏×おどおど系の"仮面くん"

『仮面越しに、キス』作：峰島なわこ

結果：16コマ・わけあって中断
ゲイバーで一夜の相手として知り合って…というシチュエーションなので、中断されてはしまいますが体目当てらしいねっとりえっちが長めの尺で楽しめます！仮面受け、斬新です。

ミステリアスなイケメン×八方美人なチャラい大学生

『とろける噛み痕』作：羽純ハナ

結果：16コマ・受けが先にイく。

展開上、挿入のある濡れ場がかなり後半になる本作。噛みプレイに特化した作品ですが、純情なふたりの想いが形になったようなエロでした！

いかがでしたでしょうか？
傾向としては、攻めが手馴れている・攻めの想いが強いなどの特徴があると長めの濡れ場になりやすいのかな？と感じました。
とはいえ、漫画というフィクション上で現実の時間を考えるのは難しかったようです…。
ただ、このカップルはこういう流れのHをするんだな～と再確認して萌えることが出来たのは楽しかったです！
みなさまも是非お気に入りの一冊を開いて、この二人は実際どれくらいの時間をかけるのかな～と妄想してみてください♥