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どんな沼にも底がある!?とあるオタクの”沼抜け”ダイアリー

2018/09/17 11:39

2021/11/04 20:00

底なし沼もいつかは干上がる、のか?そのときあなたならどうする


 

冒頭から不穏なタイトルですみません。

「男子家を出れば七人の敵あり」とは言ったものですが、「オタク女子は家を出れば七つの「沼」が待ち受けている」といっても過言ではないこの昨今です。
あるジャンルやキャラ・人物などにハマってしまって抜け出せない様子を言う「沼落ち」という言葉も、ずいぶんと定着したように思います。

沼に落ちるのはしんどい、でも楽しい。

では、沼から上がるときは?

沼は抜け出せないから沼と言う、しかし、どんなに底なしに思える沼にも必ず底はあるはずです。
底なし沼の底をついてしまったら? 沼が一瞬にして干上がってしまったら?
この情熱が尽きる日が、この愛が冷める日が来るのか? と思っていたころが懐かしい……。
今回はそんな、沼落ちに必ずつきまとう、「沼抜け」とでもいうべき現象についてお話ししたいと思います。

これからお話しするのは、とある一人のオタク女が沼に落ち、そして沼から抜けるまでの記録である。
※実際の人物・団体とは一切関係ありません 

 

2017年の年の瀬に迫ったころ、私は一人の推しに出会った。

生まれて初めて、10年以上のオタク人生の中、初めての三次元の推しである(厳密にいうと初めてではないのだが、説明が面倒くさいので省く)。

私はあっという間に沼に落ち、つらいしんどいというつぶやきでTwitterのTLを埋め尽くした。そして最後には尊いと涙を流して推しを推していくことを決意した。

それからは、東に推しのイベントあればおもむき、西に推しが載っている雑誌が発売されれば買いに走り、貢ぎに貢いだ。ラジオはリアタイ実況したし、接近戦(推しと直接接触できるイベント)にも行った。財布にお金はないが幸せなひと時だった。

 

しかし突然そのときはやってくる。

推しのカノバレである。

私は愕然とした。沼だと思っていたところが、突如として干上がってしまった。乾燥した大地で私は途方にくれた。

さて、これからどうしよう?



では、ここからは僭越ながら私が沼に落ちて、そして沼から上がった経験からわかったことをお話していきます(三次元よりの記述であることはご了承ください)。

 

大人になってからかかるはしかは重い

 


絶対にハマらない! と思っていたジャンルだからこそ、こじらせると大変なことに……。
私は10年以上ほぼほぼ二次元専門のオタクをやっていて、一時期三次元にハマったときもありましたが、時間的にも距離的にも離れた相手だったので、「今この東京という街で同じ空の下推しが生きているんだな……」とかそういうことを考えたことはありませんでした。

 

今までハマったことのない未知のジャンルへとまどい、私は深夜に友人に電話をかけ、語り倒しました。オタク活動には心の広い同士が不可欠。

 

三次元はしんどい

 



二次元には二次元のしんどさがある(推しが現実ではないとか)とはいえ、生きている人間の圧ってすごい。今も推しは普通に暮らし、普通に仕事をし、同じ空の下に生きています。

 

そんなことってある?? 二次元が生きる道だったオタクは推しが現実に生きているという圧倒的な現実の前で膝をつかざるを得ませんでした。

あんなこともこんなことも全部現実……? どういうことだよ……。

 

推しに会いに行けてしまう、なんなら接触すらできてしまう。それはある意味恐怖です。
私は初めての推しの接触イベントで、推しとハイタッチをしたあと、現実に耐え切れず駅のトイレで号泣しました。
怖いですね。


財布のひもの緩み方が尋常ではない

 



新しいジャンルにハマった瞬間の財布のひもの緩み具合と言ったらなんなんでしょうか?
あっというまに消えていく諭吉、どんどん減っていく口座残高に危機感を覚えつつ、それでも円盤やグッズをポチる手が止まらない……。
絶対にやばい脳内麻薬が出ている気がする。

 

これはお布施だから! 今貢がないと何が起こるかわからないから! の言葉がさらに浪費を加速させ、クレジット請求の明細を見て冷汗が止まらない……なんてこともありました。
沼落ちの瞬間だからこそ、ご利用は計画的に、無理のない浪費生活を!


ウチの推しだけは大丈夫だと思っていた

 



なんででしょうね……数々の炎上、さまざまなスキャンダルを見てきたはずなのに、推しのひいき目からかウチの推しだけは大丈夫だと思ってしまう。その思い込みを裏切られたときの、呆然とした気持ちを今でも思い出せます。
間抜けにも「ウチの推しは〇〇だから大丈夫~」と言っていた自分を過去に戻って殴ってやりたい
「〇〇だから大丈夫」はないのです、残念ながら。そのときは急にやってきます。


ガチ恋じゃなくてもカノバレにショックを受ける

 


▲若手舞台俳優オタクの平凡な主人公が推しのカノバレからガチ恋へ、そして狂気に陥っていく様子を描いた小説。若手舞台俳優界隈のリアルな描写が話題を呼んだ

推しの数だけ、いやオタクの数だけカノバレはある。

 

その日が来るまで、ガチ恋でもなんでもない、なんならフジョシの自分が、まさかこんなにショックを受けるなんて思ってもいませんでした。しかし、その事実を知ったとき、私の世界は一変してしまいました。手は震え、動悸息切れがし、涙に暮れながらヤケ酒をあおり夜を明かしました(次の日はイベントでした)。


二次元のオタクだったときは、正直カノバレで「彼女がいることが問題ではない」と怒る人の気持ちが全く理解できませんでした。
「彼女がいてもいいなら、何をそんなに怒っているのだろう……?」と。

 

しかし経験した今だからわかります。

 

カノバレで試されるのは、推しとファンの間の信頼関係です。信じていた人に裏切られたかもしれないと思ったとき、良く知っているはずの人の姿が全く違うものに見えてしまうのです。

 

いや、そもそも私は彼のことを何も知らない。だとしたら今まで私が見ていたものは一体何……? と一気に魔法が解けてしまい、疑心暗鬼に陥ってしまいました。

 

人を疑うのはとてもつらい。楽しかった時間はあっというまに消え去り、もう戻ってこないのです。
どうか世界にもうこんな悲しいことが起こりませんように……。

 

余談ですが、推しでBL妄想をしたことがあるかはお察しください。


集めたオタ活の結果の扱いに困る

 


グッズ、雑誌、円盤……集めに集め、あんなにも輝いていた推し活の勲章が、沼から抜けた瞬間に急に色あせて見えて、えっ…これ…どうしよう…と途方にくれました。

 

このまま持っていてもしょうがないけど、だからといって手放すのも未練があって踏ん切りがつかない。私はまだ部屋の中に雑誌の山が鎮座しています…! 手放すべきか? 持っておくべきか? 誰か助けてくれ!


オタク人生にも保険を

 


つらい日常も推しや推しCPがいるから乗り切れる。そんな人も多いと思います。私もそうでした。

 

しかし、ワンジャンルに依存するとそれがなくなったとき心が完全に折れてしまうことも。
人生には保険が必要、そしてオタク人生にも……。いざというときに帰れるホームジャンルや頼れるサブジャンルがあると何があっても安心です。大真面目に言っています。

 

 

それでも推しが好き

 


不思議なことに、沼を抜けても、まだ推しが好きです。
一度は本気で好きだった、推しだった人をそんなに簡単に嫌いにはなれませんでした。
ショックで顔すら見れなかったのに、推しの言葉をふと耳にして、ああ、こういうところ好きだったなあと思うことがあります。失恋したのか?
いやオタクにとって、推しや推しCPを失うとはそれに等しいことだと思います。

 

たとえ沼を抜けても、推していた時間が消えるわけじゃない。大切なオタク人生の一ページとして、いつまでも心に残り続けます。
推しのおかげで新しい世界に出会えて、推しと一緒に本当に楽しい時間を過ごしました。
推し、本当にありがとう。


楽しいことだけじゃない、それでも私たちはオタクだ

 


オタク活動は晴れの日だけじゃない、雨の日も風の日もある。そんなときも私たちは生きていかなければならない。なぜなら社会生活というものがあるから……。

 

推しユニットの素晴らしいステージを見て「私にできることはもう何もない」と言って沼を抜けていった人、原作の展開が解釈違いになってしまい、悩みながらもジャンルを去ることを決めた人、推しが亡くなってしまった人、それぞれのオタクにそれぞれの沼抜けがあると思います。
大好きだったものを嫌いになってしまうこともあるでしょう。

 

でも、人生のある瞬間、何かを本気で愛して情熱を注いだことは確かです。そして私たちはオタクだから、また本気でハマれるものにきっと出会えるはず。
願わくばいつか、楽しかった時間を懐かしく思い出せる日が来たらいいなと思います。


推しに愛を込めて、
全てのオタクに幸あれ!

 

 

担当記者:川野夏橙
三度の飯よりリバが好き。男同士の痴情のもつれを探して今日も邪道を爆走中。

コメント11

投稿順 | 最新順

匿名1番さん(1/1)

最初は笑いながら読んでたのに、最後はじ~んと胸が熱くなりました。
記者さんにも幸あれ!!

匿名2番さん(1/1)

アイドルという言葉自体、偶像という意味がありますからね。二次元キャラであれば、キャラが意思を持って動く事がないので、ファンに見せる姿が全て真実。そういう面では何よりも誠実な存在ですが、存在自体が虚構という。。三次元であれば、実在するけれども、ファンに見せる姿が虚構な部分も多い。

私は憧れの存在には、ずっと夢を見続けていたい方なので、昔から二次元派です。三次元は同じ生きている人間である事が大きな強みですよねwただ清廉潔白とはいかないのが、人間の本質的な部分ですから難しい〜。二次元キャラも人間くさいキャラに人気出たりするしー。

オタク人生にも保険を・・という意見に共感です!最近はBLコンテンツの投入も充実しているので、困る事は無いですが。個人的にはBLに限らず、いつも複数のコンテンツを同時に少しずつ進めています。日によっては進行度合いで、こちらはイマイチだったけれど、こっちが激萌えで救われたという日や、全て最高の盛り上がりのある日もあったり・・と楽しいです。

匿名3番さん(1/1)

記事にとても共感しました。長くオタク人生をしているといろんなジャンルのオタに出会います。3次元の方のその瞬間の感情の発動は物凄く、灰のようになっているのを見ていました。
いろんな方向に萌えはあります。その一つ一つに日々感動をいただいて生きております。
唯一は財布が軽く、通帳が意味をなさない人生にはなっているのですが・・・ 心のアルバムはいつも充実してます。

匿名4番さん(1/1)

自分がはまるのはほとんどハリウッド俳優ですが、
三次の推しに嫁が発覚したときもショックですけど、
まだ別れる可能性(希望)がありますよねw
私の場合、二次の推しに嫁が発覚したときの方がショックだったらしく、
一気に冷めてしまったことがありまする。
“二次は裏切らない”という思い込みがどこかにあったのかもしれませぬ。

匿名5番さん(1/1)

二次元でも三次元でもその好きになった人が幸せになったら良いので恋人できたりしても気にならないかな。
三次元ではその人が演じてる役だったり演技が好きなのでプライベートは知りたくないです。

匿名6番さん(1/1)

ここまで熱意のある文章久しぶりに見た。
共感できるところが多くて、オタク活動はまだまだ続くなと感じた。

匿名7番さん(1/1)

現在三次元の推しから抜けはじめてるオタです。
カノバレ、顔面の劣化。
夢中だった頃の熱は冷め始め、今はまた二次元沼にもどりつつあります。
萌えの保険大切!
二次元は劣化しないから良い…美しいままだもん。

この記事かいた人は若いのかな?40代以上の世代にとってはのび太くんにしずかちゃんがいるように
鬼太郎にネコ娘がいるように「公式で彼女いて当たり前」の作品が二次同人界で普通に流行ってたから。

三次については、ようするに既婚者や彼女いても人気のある俳優さんは凄いということですね。

匿名8番さん(1/1)

公式のやらかしが続いたのが原因で、長年愛してきた作品を推すのに疲れ、離れる決意をした者です。首がもげるほど頷きながら読ませていただきました。
失恋と同じ、その通りだと思います。失恋より悲しくて苦しかったかもしれません。
今はまだその作品のことを考えるだけで辛いですが、時間と共に辛さが薄らいで、その作品や推しのことを懐かしく思い出せる日が来るといいな、と思っています。

匿名9番さん(1/1)

私はメディア関係の仕事やってる家族に聞かされる
芸能人の悪い意味でのギャップある愚痴を聞かされ慣れてて
ドラマやステージやバラエティ観てもうへえ…ってなるので
内面もちゃんと知れて心から素の姿を愛することができる二次元こそ至高派です!!!!

匿名10番さん(1/1)

わかるなぁ・・・
年を取ってからBLにハマったので

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