見えない「棒」を持った私が欲情するのは、感じやすい「穴」を持った「受け」の男性でした――
2015年の発売直後、Amazonでも品薄状態が続いた話題の本、
『オトコのカラダはキモチいい』の
文庫版が12月21日に発売されました!
本著はAV監督の二村ヒトシ氏、BL・腐女子研究家の金田淳子氏、文筆家で腐女子の岡田育氏が
「男のカラダが持つ性的な価値」を対談形式で追求した入門書。
表紙や挿絵を雲田はるこ先生が手がけたことに加え、そのあけすけな内容も話題をさらう一因となりました。「チンコ」「アナル」「前立腺」なんてワードは序の口、ピー音だらけの対談内容に思わず背後を気にしてしまうほど……! 手軽にどこでも読めるはずの文庫本なのに外で読むには勇気を要するというぶっ飛んだ一冊となっております(笑)
以下、ざっくりと本著の構成をご紹介! 見出しの付け方がこれまた凝っていて、目次を見るだけでクスリと笑ってしまいます。
第一章:これからの*(アナル)の話をしようやおい穴・前立腺に関する考察、アナル開発の女王様による体験談など
第二章:20歳のときに知っておきたかった雄っぱいのこと乳首の必要性、BLにおける乳首描写の違い、乳首開発の実態など
第三章:新宿二丁目で考える――タチはどこへ消えた?ゲイ男性をゲストに迎えての対談(ゲイコミュニティにおける「タチ不足」「S不足」の真相など)
今回発売された文庫版は、上記内容に加えて最新のBL事情を振り返る新たな巻末座談会を収録! 新興ジャンルとして頭角を現すオメガバース、攻めのアナル事情などについて触れています。また「テストに出る!」と称した、BL修正パターンや乳首の形に関するミニ講座(イラスト:雲田はるこ先生)も必見ですよ!
さて、この記事を書くにあたって遅ればせながら本著を拝読した筆者ですが、とにかく全体的にテンションが高く終始笑いっぱなし&ニヤニヤしっぱなしでした。因みに個人的に興味を持ったのは中イキの実態に関するお話です♥ 経験したことのない快感が繰り返し訪れると男性の身体は痙攣し始め、手足が変な方向に曲がるそうなのですが、それを「ジ●ジ●勃ち」と表現する秀逸さには脱帽しました(笑)
乳首やアナルに並々ならぬ情熱をお持ちの皆さん、是非この冬のお供に『オトコのカラダはキモチいい』はいかがでしょうか。ホットな年末年始になること間違いなし!