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04/18
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2017/11/18 15:00
2020/01/12 17:42
同人誌では人気ジャンルのひとつですが、商業BLではあまりみかけない妊娠出産系のBL。
2000年代、男性が妊娠、出産する漫画は、寿たらこ先生の『SEX PISTOLS』などいくつか発売されていました。
ただ当時は男性が妊娠するというのは夢物語…として認識していたのがほとんどだったのではないでしょうか。
それが、科学の発達により人工子宮が実用可能そうだ！というニュースが流れ始めると、状況が変わり始め、BLでも妊娠出産を扱う作品が増えてきました。
最近はオメガバースの設定で妊娠出産BLが一気に増えましたが、オメガバース展開じゃない妊娠出産BLも読みたいという方もいらっしゃるはず。
そこであえて人外設定、オメガバース設定を使わずに妊娠出産するBL漫画、小説を今回ご紹介します。
紹介するジャンルは以下のとおり
このようなテーマの漫画と小説を取り上げます。『SEX PISTOLS』やオメガバースの妊娠出産設定とは違う、SF的な特殊設定にあまり寄らない男性妊娠出産世界を描いたBLを御覧ください。
参考
妊娠・出産BL作品一覧
オメガバース作品一覧
現在主流の妊娠出産BL漫画は、妊娠することへの葛藤、堕胎など過去に負った心の傷が主題となっている傾向です。
人工子宮や代理母などリアル世界の男性の妊娠出産、男同士で子供を産むといった複雑なことは立ち入らず、設定については深くは語りません。
その分、リアルとファンタジーがちょうどよいバランスで楽しめます。
「妊夫」のイラスト、漫画が当然のように投稿される世だから
人口減少対策として一部の男性が妊娠可能な『妊男』になった日本。 郁巳は妊男でありながら、その体質を受け入れることができず、周囲に隠して生活していた。 ――。
この漫画はタイトルを見ただけでどんだけエグいお話なの！と、勝手に妄想してしまうぐらいの破壊力。
男性妊娠というSFのような設定ではありますが、ラブの部分がかなり大きく、幼馴染の智晴と郁巳の関係がめっちゃ気になる展開です。
元カレにレイプされ、子供を堕胎 男性の妊娠出産当たり前の世界
同性婚と男性の出産が当たり前になった時代──元カレにレイプされ、子供を堕胎させた過去を隠して結婚した柚月。柚月命で狂ってしまった元カレにトラウマをもちつつも優しい夫に癒される毎日だったが……! ?
あらすじを読むと、こちらもレディコミチックでかなり強烈な内容になっています。設定は男性が妊娠することができる当たり前の世界で、監禁、強姦ありという内容。ハードなドロドロさで結構人を選ぶかもしれません。執着モノが好きな方には大好物な漫画でしょう。
新組長・心堂 烈。彼には壮絶な運命が待ちうけていた！受け継がれた秘薬を使い、男でありながら後継ぎを身籠らねばならないのだ！
秘薬を使えば妊娠可能な時代、男の組長が赤ちゃんを身篭る！！それが新組長に課せられた使命！！
大物ヤクザの新組長（男）が、跡継ぎを設けるためにキャラの異なる5人の婿候補（全員ヤクザ）とエッチしまくる、BL恋愛シミュレーションゲームみたいな漫画ですが、ストーリーがすばらしい！
この頃、おおむね電子書籍発の作品は、紙発売の作品よりも安易な作り方が多かったのですが、『極道の花婿たち 仁義なきチンチロリン』がヒットする頃から、傾向が変わっていきました。ある意味記念碑的な作品となっています。
ギャグ設定かと思いきや、これは読ませる妊娠漫画
少子化対策として、幼児期に因子接種を受けさせることにより優秀遺伝子を持つ男子を妊娠可能にするという国家プロジェクだった。
しかも、24時間以内に受胎しなければ男の象徴がもげてしまうという！
焦って2人の男を呼びしようとするが・・・。
というトンデモあらすじですが、ギャグだろうと思って読み始めてみると、意外にシリアス展開。読ませます！強引な技かけですが、こうした力勝負に負けない筆力が漫画家さんにあります。
エロ重視の方はコチラ！
男性も妊娠できる、という設定がまずあって、子供作りに奮闘するカップルのお話です。妊娠の話はあまりありませんが、エロ度ではかなり高い線を言っています。この作品は電子書籍発の作品として異例の大ヒットを飛ばし紙書籍化されました。
ヤンキーが兄の子を妊娠!?出産もしちゃう
ヤンキーの猫夜は大好きなアニキを夜這い＆眠ったままのアニキとH→妊娠。嬉しいけれど、本当のHをしないまま出産はやっぱヤダ！ 大きなお腹のオレに「俺の子供を身ごもってると思うと興奮が止まらない」と激しいHに突入して…。
妊娠のうえに近親相姦という、背徳に背徳をまぶしたような作品がこちら。終始ギャグタッチでスピード感があります。エロ中心で楽しみたい方におすすめ。
エロ度は鬼レベル！一冊まるごと孕ませアンソロ
ヤンキーの猫夜は大好きなアニキを夜這い＆眠ったままのアニキとH→妊娠。嬉しいけれど、本当のHをしないまま出産はやっぱヤダ！ 大きなお腹のオレに「俺の子供を身ごもってると思うと興奮が止まらない」と激しいHに突入して…。
妊娠のうえに近親相姦という、背徳に背徳をまぶしたような作品がこちら。終始ギャグタッチでスピード感があります。エロ中心で楽しみたい方におすすめ。
人工子宮設定で妊娠
『ワケあって、受胎したんだ、俺』
という帯に、2010年発売当時、思わず二度見した腐女子も多いと思います。
亡くなった憧れの劇作家の受精卵を人工子宮を埋め込んで、代理母になる決心をする攻め。攻めが妊娠するという、これまでの概念を木っ端微塵に吹き飛ばす設定を小林典雅さんの軽快な筆さばきで読ませていく小説！
代理母、人工といったリアルゲイの出産、子作りの問題に関係する話題が強めになっています。
ファンジーとはいえ、現実世界を踏まえて筋を追っているようにみえます。
2010年当時、この設定は革新的な内容だったわけですが、その後この小説に似た作品は生まれていないので、永久にオンリーワンな作品となりそうです。
現実世界で男が妊娠するとどういう目で見られるか？
非BL作品です。
早10年。エリートサラリーマン、桧山健太郎は、自分が妊娠したことを機に、世間の「男の妊娠・出産」に対する偏見を目の当たりにする。最初は自分の居場所を作るため、出産を決意した桧山だったが、その行動は、すこしずつ、周りの人を、そして自分自身を変えていき……?
という設定ですが、かなり現実に寄っているので、身近なこととして感じられます。
女の妊娠と比較して十分の一で発生する男の妊娠。この比率が微妙にリアルです。LGBTに関して興味がある方はぜひオススメ。
ゲイ漫画家による妊娠出産作品はほぼ見当たりませんでした。唯一の作品は、田亀源五郎先生の短編集におさめられた『クレタの牝牛』。母乳、出産を扱っています。
田亀源五郎で妊娠
擬人化名作の『おでんぐつぐつ』などが納められた短編集。書店で手に入れるのが難しい漫画ですが、田亀源五郎のエッセンスが盛り込まれた作品です。
茶鬼さんレビューによりますと、
「どうして妊娠できるのか？おっぱいはどうして出るのか？作者さんの解説がつくと、すごく納得できちゃうから摩訶不思議。必読の作品です」
作者が田亀源五郎というだけで、どんな不可能も可能と思える説得力！
これまでは妊娠出産というテーマながらも、エロやキャラ同士の関係が重要視される作品でした。
しかしここで取り上げるのは、自分の身に照らすと、あぁ、あるある、そうだよね！と共感できる部分が多い漫画と小説です。『ぼくの可愛い妊夫さま』は特に妊娠出産テーマを正面から描いている数少ない小説です。
妊娠出産しないけど、男子が生理の悩むリアルな描写
隠れた名作！キワモノ系でない、妊娠小説の決定版！
気弱な37歳童貞の産婦人科医、弓削のもとに下腹部からの出血を訴えるガチムチ男がやってきた。屈強な大工の青年、岩本だ。いくら検査しても原因がわからず途方に暮れるが、その症状からある可能性に辿りつく。
「正常に機能する卵巣・子宮を持った男性」という設定で、日常でもあるあると共感するシーンがとても多い。最初はキワモノ系と思い手にとった人もそのハートフルなストーリーに最初の印象もどこえやら…という妊娠BL小説です。
出産までは描かれませんが、生理や妊娠のシーンはけっこうリアル。
同人誌以外、人外、オメガバース以外の妊娠出産BLを紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか？
これから科学の発達とともにこのジャンルの作品は増えると思いますが、自分の求めるテーマの作品に出会えるといいですね！
コメント5
匿名5番さん(1/1)
妊娠ものというと息を吸うように子育てシーンがある
ヤマｖびっこ先生も忘れないでいただきたい＞＜。（おすすめ）
匿名4番さん(1/1)
リアルでも男性が妊娠・出産して子育てしてくれ。
匿名3番さん(1/1)
スゲー...
私は男性を孕ませたがる本能むき出しの攻めに萌えるほうだけど、妊娠そのものには特に萌えないから不思議。子どもができる話は好きだけど、その過程とかあんま興味ない。
自分が生理痛とかつらくて女性の生理現象は生々しく感じるからかも
匿名2番さん(1/1)
ラインナップに偏りがないのがすごい。
一口に男性妊娠がテーマといっても、作品ごとにアプローチの仕方が異なっていて面白いです。いくつか読んでみようかな～(^-^)
匿名1番さん(1/1)
パタリロ！でマライヒが妊娠出産子育てしてたけど、今にして思えば時代の先を行ってたんだな。