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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2017/11/26 16:01
なおかつ、まだ読んでもいないのに『囀る鳥は羽ばたかない』のストーリー展開をあれこれ勝手に予測してました。
どうせ、「美しく淫乱な若頭に硬派なED用心棒が誘惑され、
主従関係のため断り切れず、実際にセックスしてみるとEDのはずなのに、うかっり欲情してしまい、ラブラブに。」というような流れなんだろうなぁーと。
しかし、読んでみると『囀る鳥は羽ばたかない』は驚くほど私の予想を、裏切ってくれました。
『囀る鳥は羽ばたかない』ではすごく丁寧に、矢代と百目鬼がお互いに惹かれあっていく姿が描かれています。
一巻から四巻まで、巻を追って見ていきましょう。
まず1巻では、矢代と百目鬼の関係は「若頭」と「若頭の付き人兼用心棒」という立場からはじまります。
1巻の中盤から、矢代と百目鬼はお互いのことを少しずつ知っていくうちに、一人の人間として相手に惹かれていきます。
1巻は、二人の出会いから恋のはじまりまでを描いています。
恋のはじまりはどんなものでもほのかな甘酸っぱさがあるものですよね?
首の後ろがソワソワすような感覚を味わえました。
たしかにハードなヤクザBLなんだけど、それ以上に恋のさざなみが私の首筋を駆け抜けていきます。
2巻では惹かれ合いながらも、様々な理由から一筋縄ではいかない矢代と百目鬼の関係のもどかしさにキュンキュンです。
組や家族など矢代と百目鬼には、自分自身を縛り付けている様々な要因があります。そのためか、矢代と百目鬼は惹かれあっているにも関わらず、百目鬼も矢代も自分自身の気持ちになかなか素直になれません。
そんな状況の中、2巻中盤で、矢代と百目鬼の関係性が大きく変わっていくきっかけになる、大きな事件が起こります。
この事件をきっかけに、百目鬼はある行動をします。
この行動は、百目鬼の矢代への想いが伝わってきて、私の心がポンピングされぎゅっと締め付けられます。
数えきれないほどの男とカラダを重ねた淫乱の矢代ですが、高校時代から一人の男にずっと片想いをしていたため、恋愛経験があまりありません。
そんな矢代は、自分の想いに素直に向きあい始めた百目鬼に翻弄されます。
自分のペースを百目鬼に崩され矢代は、とことん可愛いです!
特に3巻終盤の矢代と百目鬼のベッドシーンは、予想以上に甘々で背中がぞわぞわ泡立ちます。
4巻は徐々に変化していく矢代と百目鬼の関係に、怒涛の展開が訪れます。
巻の終盤で、矢代は何度も百目鬼に自分自身の性的な奉仕を任せている内に、百目鬼のある「変化」に気が付きます。この変化は二人の関係を根底から覆しかねない重要な変化になります。
百目鬼の「変化」から、矢代は自分自身に科していた約束を反故にし、二人の関係が壊れてしまうような一言を百目鬼に投げかけます。
やっと正面からお互いの気持ちに向き合い始めた矢代と百目鬼の関係性はどこに辿り着くのでしょうか?
気になることに、4巻はここで終わってしまいます。
私は続きが気になって、気になって、もう…
実際に、胃腸の調子を本当に悪くして数日寝込んでしまったくらいです。
『囀る鳥は羽ばたかない』五巻は、11/30に発売されます。
ヤクザという世界で、矢代と百目鬼の愛の行方は、
これからどうなっていくのでしょか?
気になった方は、ぜひ『囀る鳥は羽ばたかない』チェックしてみてください!