桑原水菜『炎の蜃気楼』をバイブルとし、丸木戸マキ、ダヨオに癒され中の画家が個展
9月も後半に突入した今日この頃、そろそろ本格的に秋の気配を感じられるようになってきました。
さて、秋と言えば芸術の秋! 各地の美術館・博物館でも様々な展覧会が開催されているようですが、今日は腐女子の皆さんにピッタリな個展をご紹介します。
皆さん、
成瀬ノンノウさんという方をご存知でしょうか。成瀬さんは和紙やアクリル、日本画材を用いて制作活動をおこなっているアーティストで、国内外で数々の企画展への参加や、個展を実施しています。
今回、そんな
成瀬さんの個展が10月に東京・東神田で開催されるのですが、
注目すべきは成瀬さん自身が腐女子であるということです! 百聞は一見にしかず。まずはホームページにて公開されている成瀬さんの作品をいくつかご覧頂きたいと思います。
「SUIT M.O.E」「瓜専男子図 悲しき籠の鳥」「瓜専男子図 どん兵衛」
「美男銀行 ピーチボーイズ」いかがでしょうか。あっちもこっちもそっちも美男子だらけ! 作品名も非常に特徴的で、このままBL漫画や小説のタイトルになってしまいそうなものばかり! 親しみやすいモチーフを取り扱いつつ、日本画材も用いた風流さが感じられて非常に興味深いですね!
成瀬さんは2015年頃から
腐女子が描く男子像作品を「美生物」シリーズとして発表中。男性を美しいものとしてとらえ、「腐女子が描いた作品が、男性像の固定観念を崩しつつ美術の多様性の幅を広げるというところ」に意義を感じていらっしゃるそう。
そんな成瀬さんに好きなBL作品やジャンルをうかがってみました! まずバイブルとして
挙げられたのが桑原水菜先生の
『炎の蜃気楼』。ちるちるユーザーのみならず多くの腐女子に影響を与えた不朽の名作ですね!! そして最近の作品ですと、丸木戸マキ先生の『ポルノグラファー』や、ダヨオ先生の『YOUNG GOOD BOYFRIEND』がお気に入りとのこと。ジャンルとしては年下×年上モノがお好きだそうで、ビビッと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の個展のタイトルは「雅俗」。日本の風俗史と美術作品について学び、作品に取り入れる中で、「俗」から「雅」に転換したものの存在を再認識したそうです。風流なものと俗っぽいものが同居する世界の面白さを実感できる展示作品に是非ご期待ください♪
■成瀬ノンノウ展開催日時10月18日(水)~10月29日(日) ※10/22(日)は休館
午前11時~午後6時(最終日は午後4時まで)
入場無料
開催場所 gallery UG
東京都千代田区東神田1-14-11 ヤマダビル1F
地図は
コチラ個展に関する詳しい情報は
ホームページや
Twitterをご確認ください。また、成瀬ノンノウさんの作品は
こちらで公開されていますので、気になった方はチェックしてみてくださいね。
美男子だらけの現代アート展で眼福過ぎる秋を体感しましょう!
コメント1
匿名1番さん(1/1)
素敵ですね、すごく好みです~♡ぜひ原画でも見てみたいです!