色褪せないゲイ映画の傑作「ブエノスアイレス」は、今年で上映20周年を迎えました!
台湾で毎年行われている、中華圏の代表的な映画賞“金馬奨”もそれをリスペクトして、「ブエノスアイレス」をモチーブにしたビジュアルが先日公開されました。
「ブエノスアイレス」をモチーブにした二つの映画賞メインビジュアル
今回のビジュアルディレクターが二つのビジュアルにそれぞれ名前を付けました。
1つ目は“映画愛”。
映画の中にある滝のシーンを布のスクリーンに投影し、夢のような光景を作り出したそうです。
ディレクターによりますと、「映画は夢のようだと思っています。映画の中では、この滝がまさに夢の象徴である。創作者である“私”と滝が象徴する夢の世界で、この一枚で“映画”という世界観を作った」
とのこと。
2つ目は“ファンに捧げる”。
レスリー・チャンとトニー・レオンがブエノスアイレスの天台に立っているシーンを使ったこのビジュアルは、お二人の演技やこのシーンにこもられた複雑な感情を切り取られた一枚です。
映画を映したスクリーンは、魔法の絨毯のように世界の果てまで一緒に連れてくれるし、愛と別れをもたらしてくれる、近くて遠いものであると。
英題“Happy Together”を通して伝えたい事
「映画とは、一緒に楽しむこと」
映画の創作者たちのみならず、スクリーンの前で映画を楽しむ観客も映画の世界に浸かって同じ楽しさを分け合う。映画に関わる全ての人が一緒に“Happy Together”になるのも、今回の“金馬奨”のテーマでもあります。
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筆者がこのニュースを読んだ時に懐かしさが一気にこみ上げました。
これだけ腐女子かどうかにかかわらず、人に愛されている作品だと、是非もっとたくさんの人に知っていただきたいと思います。
記者:首長鹿