アジア各国の研究者集まる 7月1日・2日横浜で

昨今、世界各地でBLの盛り上がりが研究者たちに注目されています。
7月1日(土)・2日(日)、神奈川大学横浜キャンパスでBLに関する国際シンポジウム「クィアな変容・変貌・変化(トランスフィギュレーション):アジアにおけるボーイズラブ(BL)メディア」が開催されます。
神奈川大学のHPによると、「アジアや日本のボーイズラブ(BL)の研究者が一堂に会し、1970年代の日本で発生したBLメディアが、アジア各地でどのように普及し、またその間にどのように変容していったかについて、日本のBLと比較し、議論することを目的としている」とのこと。
シンポジウムは2日間にわたって行われ、5つのパネルディスカッションと座談会が行われる予定です。
クィアとは、ゲイやレズビアンと言った個人のアイデンティティにとらわれず、男女の恋愛が当たり前という価値観に異議をとなえる概念として提唱された言葉です。
シンポジウムでは、アジア各国のBL状況についての報告がたくさん予定されている模様で、BLの学術研究の国際的な広がりと関心の高まりを感じますね!
使用言語は英語で、通訳はなしとのことなので、かなりハードルは高いですが、研究者を目指すアカデミックな腐女子の方は足を運んでみてはいかがでしょうか。参加費無料、事前登録制(当日も可)。
コメント1
KHSさん
二日目に行ってきました!80人くらいが参加、アジアの学者12か国22人が集まった、世界発の試みらしい。歴史に立ち会った?各国の演者、多岐にわたるテーマでそれぞれ興味深かった。
物心ついたときからBLに囲まれているゲイの人たちにとっての外の世界とBL世界、そして自分たちのコミュニティとのそれぞれの関係があることを知った。BLがLGBTについての認知度をあげ、普遍性を得るための大いなる助けになり得たとともに、現実とはかけ離れた女性の手によるファンタジー世界であることのジレンマもある。今後当事者からの発信がBL世界にも何らかの形で影響するのだろうな。楽しみだ。