原作は中村明日美子!クラウドファンディング支援者にはファン垂涎のリターン実写映画化が発表となってから話題で持ちきりの
『ダブルミンツ』。
その公開拡大と映画祭出品のための一般からの支援を募る
クラウドファンディングが開催されています。
原作となる中村明日美子先生の漫画は、壱河光夫と市川光央、同じ「イチカワミツオ」という名前を持つ2人の男が繰り広げる、犯罪と暴力の中で愛憎入り交じる物語。
中村先生独特の繊細な筆致で描き出される暗く美しい異色作です。
その世界観は、原作者自ら「
正直実現は無理だろうと思っていた」と
語るほど。
そんな原作の独特の雰囲気を再現するために、制作陣は並々ならぬ情熱を今作に注ぎ込んでいます。
今回メガホンを取るのは、映画
『グレイトフルデッド』などの作品で知られる
内田英治監督。これまでも社会に適合できない大人たちの荒々しい愛を描いてきました。
複数の作品の掛け持ちが当たり前となり、ひとつの作品に時間を割くことができない現在の日本映画の状況に疑問を感じ、あえて役作りに重点を置くことで、役者たちのポテンシャルを最大限に引き出しているのだとか。
そんな監督の想いに応え、二人の「ミツオ」を演じるのは、個性派俳優・
淵上泰史さんと男性グループ「BOYS AND MEN」の
田中俊介さん。
天才肌の俳優とアイドルという一見意外な組み合わせが、特殊な世界観を体現しています。生々しいシーンもある難しい役に全てをかけて挑んだ、二人の演技も見どころとのことです。
そのほか、高校生時代の高圧的な光央役を『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや舞台『ハイキュー!!』など数々の人気作に名を連ねてきた須賀健太さんが、二人の「ミツオ」を繋ぐ女・麻美役を園子温監督の『アンチポルノ』主演で話題を集める冨手麻妙さんが演じるなど、映画界で注目を集める俳優たちからも目が離せません。
今回のクラウドファンディングでは、
全国主要都市へ上映拡大するため、そして
国内・海外の映画祭に出品するための費用を募るとのことで、今作の制作に賭ける本気度が伺えますね。
クラウドファンディングに参加して得られるリターンは
、台本、オフショット写真、メイキング映像、サウンドトラック、パンフレット・エンドロールなどへの名前掲載、中村明日美子先生の描き下ろし複製原画などなど、多岐に渡ります。
豪華なリターンがあるとのことなので、原作・キャストファンの方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
映画『ダブルミンツ』はすでに撮影は終了し、2017年初夏からシネ・リーブル池袋ほかで公開予定です。