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女装男娼美少年作家は存在しなかった!?文芸界を賑わせた騒動が映画化

2017/02/19 04:34

ドキュメンタリー映画『作家、本当のJ.T.リロイ』 4月8日公開


アメリカ文学界で話題となったある騒動を追いかけたドキュメンタリー映画『作家、本当のJ.T.リロイ』が、4月8日から日本で公開されます。

今作のテーマとなった騒動の発端は、1996年にさかのぼります。同年、女装の男娼となった過去を綴った自伝『サラ、神に背いた少年』が突如発売され、その衝撃的な内容から大ヒットに。本作の著者であるJ.T.リロイも時の人となり、リロイの二作目の著書『サラ、いつわりの祈り』は映画化、謎の天才美少年作家として大注目されました。
しかし2006年、アメリカの大手新聞「ニューヨーク・タイムス」に掲載されることになったのは、J.T.リロイを名乗っているのはサンフランシスコ在住の40歳女性ローラ・アルバートであり、天才少年J.T.リロイは存在しないというものでした。驚きのスクープは瞬く間に世界を巡り、アメリカのみならず世界の文学界を揺るがす大騒動となったのです。

映画『作家、本当のJ.T.リロイ』では、ローラ・アルバート本人の言葉や通話記録、留守電メッセージなどから、本騒動を解剖していく内容のドキュメンタリー映画となるそう。美少年女装男娼「J.T.リロイ」という人物すらをも作品として作り上げ話題をさらったローラとは、一体どんな人物で、どんな目的があったのでしょうか。騒動の真相は是非劇場で確かめてみて下さいね!


映画『作家、本当のJ.T.リロイ』
2017年4月8日(土)より、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開

原題・英題 Author: The JT Leroy Story

監督:ジェフ・フォイヤージーク(『悪魔とダニエル・ジョンストン』)
撮影監督:リチャード・ヘンケルズ
音楽:ウォルター・ワーゾワ
出演:ローラ・アルバート、ブルース・ベンダーソン、デニス・クーパー、ウィノナ・ライダー、アイラ・シルバーバーグ ほか
(2016年/アメリカ/111分/カラー、一部モノクロ/1.85:1/DCP/原題: Author: The JT Leroy Story)

作品紹介
なぜ、“作家”ローラ・アルバートは10年もの間、J.T.リロイに物語を語らせたのか。
世界を驚かせた事件の真実を、彼女自身の言葉とセレブたちの通話音声によって解剖する。
1996年に突如文壇に現れ、女装の男娼となった過去を綴った自伝『サラ、神に背いた少年』で時代の寵児となった謎の天才美少年作家、J.T.リロイ。その才能にほれ込み、映画監督のガス・ヴァン・サントは『エレファント』の脚本を依頼。二作目の著作『サラ、いつわりの祈り』はアーシア・アルジェントによって2004年に映画化された。しかし、2006年ニューヨーク・タイムスの暴露記事によって事態は一変する。天才少年J.T.リロイという人物は実在すらしない、その正体はサンフランシスコ在住の40歳女性、ローラ・アルバートだったというのだ。世界を驚かせたこの事件を、彼女自身の言葉と、記録されたガス・ヴァン・サント、トム・ウェイツ、コートニー・ラブ、ビリー・コーガンらとの通話音声や留守電メッセージによって解剖していく。
“作家”である彼女に宿る抑えきれない創作のエネルギー、それによって紡がれる壮大で複雑なJ.T.リロイの世界。その真実は今も多くの人を困惑させるが、自分以外の人間になりきって語ることは、ローラ・アルバートにとって自己を表現する唯一の方法だった。
本作で語られる一見、風変わりなこの事件の奥にある“さらなる真実”は、あなたの中にも“アバター”が存在しているということを、きっと気付かせてくれるだろう。

詳細は公式サイトにてご確認ください。

(C) 2016 A&E Television Networks and RatPac Documentary Films, LLC. All Rights Reserved.

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