リョナなのに表記がない!という作品があれば、修正依頼をしてくださいね!先月、好みのBLを探すのに便利な、
ちるちるの詳細検索(要ログイン)の項目入れ替えがありました。
新たに加わった項目には、「女装攻め」や「オメガバース」など、好き嫌いが分かれるキーワードを取り入れています。
今回は、新しい項目のひとつである「リョナ」で詳細検索!
「リョナ」とは、もともとは「猟奇的なものをおかずにしたオナニー」を短縮した言葉で、ここから発展してサディズムの一種、痛めつけられる描写を見て興奮することや萌えること、またそういった作品を指すようになりました。
さて、リョナの魅力がたっぷり詰まったBLとは!? 詳細検索でヒットした中から、2作を紹介します!
漫画『ヴィーナスに接吻』定広美香あらすじ
同じ孤児院で育った都とトマ。出会った瞬間から都は、美しい手を持つトマを壊す衝動を抑えきれない。サディスティックにトマを抱くのは、深く甘美な愛の証。傷つけ合い、傷を舐めあう2人を待つものは!? 狂気と純愛のハードエロス! 禁断SM最前線!!
まず、コミックスの表紙が衝撃的。ヤクザやSMが好きな方にはもちろんのこと、濃い内容のBLを読みたい方にもおすすめの作品です。
定広先生があとがきで「究極の愛とSMの世界」と述べているとおり、この作品には強烈な愛の形が描かれています。
この作品の魅力は、とにかく第一印象と違いストーリーに惹き込まれるところ。
実際、私も表紙を見たときはグロテスクさを想像していましたが、読んでみると一切そういうのはなく、二人の愛の形にただただ惹かれてしまいました。ハードなエロも多いなかで二人だけの世界が成立し、彼らにしか分からない愛がしっかりあるところに美しさを感じました。
レビュー
あとがきにて、作者のこの作品に関する解説が実に明確・明瞭に書かれていますので、それを読むとますます納得し、この世界に惹かれます。
まだこの話は続きます。
エロスは満載なのに、全くエロくない!
そんな男臭い、シリアス・ハードな定広ワールドに目が離せません!!―――茶鬼さん
普通の人には理解できないようなぶっ飛んだ関係。愛の形。他人がおいそれと介入できない深い絆でがんじがらめになった二人。こういう純愛もあるんですね。―――イチ。さん
なるほどSMとは、SとMとの真剣勝負の駆け引きなんだなということを認識させてくれる貴重な作品です。―――yoshiakiさん
漫画『あの子の噛み痕』小鳩めばるあらすじ
幼馴染みの慧は、傷ついた藍の姿を見て興奮する。慧の気をひきたくて自分を傷つける行為を繰り返す藍だが……?
こちらもインパクトのある表紙です。肉体的に傷付いた受けを見て、かわいそうと思いながらも興奮してしまうことに初めて気づいた攻めが、戸惑い泣いているところが可愛かったです。
この作品の魅力は、ヘタレだと思っていた攻めが、実はちゃんと受けのことを考えていて最後はしっかり包み込んでくれているところ。
ただ好きになってもらいたいMキャラと、好きだからこそ自分が傷つけてあげたいと思うSキャラは、 高校生同士ということもあって脆く、それでいて繊細さを感じました。二人にはぜひ幸せになってもらいたいです! 短編作品なので、リョナ初挑戦したい方におすすめですよ。
レビュー
シリアスな部分もあるけれど、その過去を攻めが包んでくれる、甘くホッとできるお話でもありました。―――江名さん
あ、あれもリョナだ! と思い浮かんだBLはあったでしょうか?
今回紹介した2作品とも、受けキャラの方が攻めキャラよりも精神的にしっかりしていると感じました。また、どちらの作品も、身体的な痛みを受ける側がセックスでも受けでしたが、Mな攻めの作品もあるのかなと興味が湧いてきました。
リョナ好きの方も今回初めて知ったという方も、ぜひチェックしてみて下さいね。
最後に、もしちるちるの作品ページの「設定」項目に、リョナ作品なのに「リョナ」と記載がないものがあれば、ぜひ修正依頼をお願いします!
コメント5
匿名5番さん(1/1)
いまいち分からず、検索したら怖い世界だった…。
紹介されてるBLだと平気だったのに、BLの世界じゃないと精神が死にそう…。
匿名4番さん(1/1)
SMと暴力愛とリョナの線引きが自分には難しい。SMとの違いはなんとなくわかるけれど、暴力愛との違いってなんなんだろうといつも思いますね…。
匿名3番さん(1/1)
> 「リョナ」とは、もともとは「猟奇的なものをおかずにしたオナニー」
そうだったのか!ジャンルには1mmも興味ないけれど意味が分かってスッキリしました。ありがとうございました。
匿名2番さん(1/1)
リョナって言葉自体初めて知りました...
こんな世界もあるんですね...
匿名1番さん(1/1)
リョナとかマジでいらねー。本当に気持ち悪い。