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NTRの魅力を、人気漫画・本仁戻『グラン・ギニョール』から探る!

2016/11/03 07:09

ちるちる検索項目に「NTR」追加!その魅力って?


みなさんはNTR、好きですか?
NTRとは、「寝取られ」の隠語で、CPの一人(主に受け)が攻め以外の男とセックスするシチュエーション・設定のことを指します。ひとことでNTRといっても、設定のバリエーションは豊富。

・相思相愛のCPで受けが他人に凌辱される
・攻めが片想いをしている受けを他の男が奪う
・Sの攻めの命令でMの受けを他の男とセックスさせる

といったパターンが代表的です。少し前から男性向け同人を中心に流行していましたが、最近ではBLにもNTR要素を含んだものが増えてきたように思います。

ちるちるでは10月17日に、詳細検索(要ログイン)の項目入れ替えが行われ、「NTR」項目が新しく追加されました。地雷という人も多く、好き嫌いが大きく分かれるシチュエーションですが、そんなNTRのなかでも人気を集めているのが8月に発売された本仁戻先生の漫画『グラン・ギニョール』

レビュー
須蛾とコンラートの関係性のベースにあるのは、アンビバレントな精神的SM。決して触れ合わずキスすら交わさないプラトニックな関係を貫きながら、その一方で主人は愛する執事に第三者(阿木乃男爵)との交わりを強要する。そして忠実な執事は嫌々ながらも愛する主人のためとそれを受け入れる。
(中略)読み始めは【須蛾→→←←コンラート】の相思相愛を信じて疑わなかった物語は気付けばいくつもの矢印が絡み合うダブルのトライアングルラブになり、単なる寝取らせプレイだと思っていた3人(須蛾とコンラートと阿木乃)のベッドシーンは別の意味を含んだものへと変化していることに気付かされます。
「まさかこんなお話だったなんて」というのが読み終わっての感想。―――みみみ。さん

プレイも一筋縄でいかないものが多く、秘書が旦那様の目の前で他の男(男爵)に犯されるなんてのは序の口。秘書→男爵→旦那様で相互フェラしたり、旦那様が秘書の目の前で男爵に犯されたり(過去に関係があった模様)と、とにかくぶっ飛んでます。―――Krovopizzaさん

記者も読んでみましたが、美麗な作画で描かれる耽美で淫靡な世界観は圧巻でした! 表紙の二人(主人×執事)がメインなのですが、最後まで二人が直接交わる場面がないというまさに異色のCP。途中、男爵を混ぜて行われる背徳的な3Pシーンは、真っ直ぐに愛し合う二人が直接結ばれるというBLの典型を覆す展開です。

歪んだ二人の関係性にNTRという要素が加わることで、作品の背徳的で淫靡な雰囲気をさらに際立たせているように感じました。レビューにもあるように、本作の魅力はNTRに加えてそのどんでん返しともいえる驚きのストーリー展開でもあります。耽美でシリアスな世界観が好き、NTRに興味があるという人は、是非作品を読んでみて下さいね。

詳細検索の項目修正直後ということもあり、既刊のNTR作品にまだNTR項目が設定されていないものも多い状態。NTRシチュなのに項目が設定されていない! なんて作品を発見したら、是非作品ページから修正依頼をお願いします♪

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