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カースト転落して腐女子の気持ちがワカッターー！( ﾟдﾟ)

巷でこんなコラムが流行ってるようです。

東京女子図鑑
秋田から上京したOL・綾の東京生活物語、そして人生の話。優越感ゲームから降りられなかったオトナ女子「40歳OL」の話。

その名は、サエコ。 ＃東京悪女伝説　
絶世の美女ではない。だけどなぜかあの子には男が途切れない。あなたの周りにもきっといる、そんな女の話。

生きてく上で避けては通れないカースト制度。学生時代にあった、スクールカーストなるものを経験した方も多いと思います。
東京悪女伝説Vol.2では、今までは自称カースト上位者だったアンが、サークル内での“1女格付け”(2年生の男子部員が新入生の女の子をランク付けしたもの)で自分よりかわいくない娘に負けてしまう場面がありました。その中に見逃せない一文が。

「今までは、常に姫だったので、こんな屈辱を味わったことがありません。高校時代、こうして辛酸を舐めていた、常に圏外だったアニメ大好きな腐女子たちの気持ちが少しわかった気がしました。 」

エッ! 突然の飛び火! ? と、びっくり。
まず、アニメ大好きな女の子＝全員腐女子じゃないよ。それに腐女子は男子の格付けにランクインされなくても辛酸を舐めないよ！ むしろそのサークル内ツートップの先輩同士をどうやってくっつけるかを妄想してる可能性の方が高いよ! !
このコラムの主人公、アンさんがなぜ“アニメ大好きな腐女子”をピンポイントで見下しているのかはわかりませんが、そんなキリキリしてないで、BLにハマったら今より毎日が楽しくなると思います！ …なんてとても言えないけれど。

このコラムを読んで、さらに筆者のコミュ障具合が加速した気がします。生きていくって難しいですね…。

腐女子に生まれて、ヨカッターーー! ! ＼(^o^)／

しかし！ 世間では怖いカースト制度もBLマジックにかかればあら不思議！ 萌え設定に大変身☆

『カーストヘヴン』著：緒川千世
あらすじ
カーストゲーム…手にした札によって、クラス内での自分の階級が決まる。 これは教師は絶対知らない、生徒だけの秘密のゲームだ。

梓はカーストゲームで最上級の札「キング」を手にし、クラスの頂点に君臨していた。
だが懐柔していたつもりの取り巻きの刈野に欺かれ、最底辺の「ターゲット」(いじめの標的)に落ち、プライドは粉々に。しかも刈野は、新キングの座を手にしたのだ。
クラス全員にいたぶられる梓を前に刈野は「俺に犯されるか皆にマワされるか 選べ」と究極の選択を迫り……。


今まで絶対王者だった受けを、下剋上した攻めが美味しくいただいちゃう…。
なんて興奮するシチュエーションなんでしょう。しかもその攻めは、今まで受けに一番服従していた人物。「俺はずっと、お前がその顔を苦痛に歪めるのが見たかったんだよ」と言い放ちます。これぞ歪んだ愛…。

この作品の良いところは、受けに歯ごたえがある所だと思います。何度か抱かれたくらいじゃ“攻めのオンナ”には決して成り下がらない。逆に、陥落し「搾取される側」の気分を味わったことで「絶対に復讐してやる」と決意し、常に逆転の機会を伺っています。
このように頂点を求める二人が、争いながらもだんだんと互いが特別な存在になっていく様に、とてつもない萌えを感じます。そして要所要所見られる、攻めの「好きな子こそいじめたい」感もたまりません。小学生の男の子かな？ (⌒∇⌒)

いくつになっても、どこにいっても必ずといっていいほど存在するカースト。あからさまなものから水面下でひっそり行われているものまで…。とほほ。
その様なしがらみに疲れた時は、ぜひ萌えのあるカーストBLを読んで一息ついてみてはいかがでしょうか。

記者　真島ノ畔